現在会員2名
FX手法研究会のApajiです。     そして写真はM君です。さんの画像
FX手法研究会のApajiです。     そして写真はM君です。
プロフィール
 右矢印1 何でも食べるな!
   このブログの広告です
 右矢印1 イエティはいるのか
   このブログの内容です
 右矢印1 モストアンラッキー
   このブログの謝罪です

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ
にほんブログ村


FX・オリジナル手法ランキング

1. FXは上達するのか

小さなコツをいくつか覚えたって駄目です。勝てない原因をきちんと突き止めてからやり直しましょう。FXを楽しむためには「投資期間」が必要です。すぐに始めたって勝てないことは、FXに限らず、何事であれ同じなのです。だからこそ、その期間を短縮するための「方法論」が大切なのです。

 右矢印1 1-1. FXを楽しむために
   アマチュアらしく…
 右矢印1 1-2. いつか負けないはずがない!
   上手くなるまでは短期取引です
 右矢印1 1-3. 難しさの正体って何だ
   利確と損切の理解は大切です
 右矢印1 1-4. FXは上達するのか
   取引機会を絞り込むべきです
 右矢印1 1-5. 数字で掴もう
   その機会にどう臨むかです
2. 経済指標の楽しみ方

このブログで扱う取引の理想は、経済指標発表前後の反応を着実に刈り取り、ポジション保有時間を最短化してリスクを避けることです。でも、効率良く取引するにはそれなりに予備知識が必要です。大した話は紹介できませんが、基本だけは押さえておきましょう。

 右矢印1 2-1. 大きなゾウの隠れ方
   指標取引のための予備知識です
 右矢印1 2-2. ウソは嫌いだ!
   短期取引をやるときの指針です
 右矢印1 2-3. イグアナを見分ける前に
   このブログの指標取引での成績です
 右矢印1 2-4. 小ズルくいきましょう
   いわばジンクスで勝つ方法です

3. 指標取引分析手法

このブログでは経済指標への調査・分析を定型書式で行っています。定型書式を用いることで、反省を踏まえてやり方を進歩させたり、相場環境が変わったことを見つけやすくするため、です。

 右矢印1 3-1. 指標取引の予備知識
   指標発表前後の他の時間と違い
 右矢印1 3-2. ローソク足各部の名称
   全幅・値幅・跳幅とは?
 右矢印1 3-3. 4本足チャート
   このブログで使うチャート表記
 右矢印1 3-4. 反応方向の予備知識
   指標分類と反応方向の基本
 右矢印1 3-5. 取引通貨ペアの選択
   通貨ペアによる有利不利
 右矢印1 3-6. 指標分析の方法
   定量指標分析とは?
 右矢印1 3-7. 反応分析の方法
   定量反応分析とは?
 右矢印1 3-8. 分析の成績
   事前分析的中率
 右矢印1 3-9. ブレイク対応準備
   ついでに…
4. 経済指標DB

経済指標発表前後の短時間に分析期間を絞ることによって、指標への反応に一定の再現性(傾向)があることはわかりました。各国「政策決定指標」・「経済実態指標」の項に、主要な指標についての分析結果と分析事例を纏めてあります。

 右矢印1 4-0. 各国経済・通貨の特徴
 右矢印1 4-1. 日本経済
    4-1-1. 政策決定指標
    4-1-2. 経済実態指標
     (a) GDP速報値
     (e) 国際収支
 右矢印1 4-2. 米国経済
    4-2-1. 政策決定指標
     (a1) FOMC政策変更時
     (a2) FOMC政策変更直前
     (b1) UM消信指数速報
     (b2) CB消信指数
     (b3) ISM非製景指数
     (c1) NY連銀製景指数
     (c2) Phil連銀製景指数
     (c3) ISM製景指数
     (d1) 輸入物価指数
     (d2) 生産者物価指数
     (d3) 消費者物価指数
     (d4) PCEコアデフレータ
     (e1) ADP雇用統計
     (e2) 雇用統計
    4-2-2. 経済実態指標
     (a1) GDP速報値
     (a2) GDP改定値
     (a3) GDP確定値
     (b1) 小売売上高
     (b2) 個人消費・所得
     (c1) 設備稼働率
     (c2) 耐久財受注
     (d1) 中古住宅販売件数
     (d2) 新築住宅販売件数
    4-2-3. 収支関連指標
     (a) 貿易収支
 右矢印1 4-3. 欧州経済
    4-3-1. 政策決定指標
     (a) ECB金融政策
     (c1) 独国ZEW景況感調査
     (c2) 独国Ifo業況指数
     (c3) 独国PMI速報値
     (d) 欧州HICP速報値
    4-3-2. 経済実態指標
     (a1) 独国GDP速報値
 右矢印1 4-4. 英国経済
    4-4-0. 英国経済指標反応要点
    4-4-1. 政策決定指標
     (a) BOE金融政策
     (c1) 製造業PMI
     (c2) サービス業PMI
     (d) 物価統計
     (e) 雇用統計
    4-4-2. 経済実態指標
     (a1) GDP速報値
     (a2) GDP改定値
     (a3) GDP確定値
     (b) 小売売上高指数
     (c) 鉱工業生産指数
 右矢印1 4-5. 豪州・NZ経済
    4-5-1. 政策決定指標
     (a) RBA金融政策
     (b) RBNZ金融政策
     (c) WP消費者信頼感指数
     (d1) 四半期住宅価格指数
     (d2) 四半期消費者物価指数
     (e1) ANZ広告求人件数
     (e2) 雇用統計
    4-5-2. 経済実態指標
     (a) 四半期GDP
     (b) 貿易統計
     (c) 小売売上高
     (d) 住宅ローン件数

ーーーーーーーー
【FX会社】
各社特徴があります。最初は資金にも限りがあるでしょうから1つの口座で、慣れたらいくつか口座を開いて自分が使いやすい会社を選ぶと良いでしょう。
ーーーーーーーー

DMM.com証券

FX口座数国内第1位はTVCMで有名。主要通貨のスワップポイントが高く、ドル円スプレッドも原則0.3銭と安い。2万円のキャッシュバック条件は、10万円入金+PC・スマホで3か月各500枚(週毎に各約40枚)の取引と意外に簡単!


外為ジャパン

キャッシュバック条件はDMM.comと同じ。0.1枚単位から取引可能で、ドル円中心の取引ならばスプレッドも原則0.3銭と安い。最初に口座開設したり自分で手法研究するために良いと思います。


ヒロセ通商

他社乗換ほか、キャッシュバックプログラム多数。スプレッドは、クロス円でUSD・EUR・NZDが有利、ドルストレートでEUR・GBP・AUDが有利。最小取引は1000通貨単位で初心者に優しい。スワップが良い会社です。


マトリックストレーダー

キャッシュバック条件はヒロセ通商と同じようです。特長は、スキャルピングOK公言・1日の取引上限なし・1000通貨単位取引可、といった点。


OANDA Japan

MT4業者はスプレッドが狭くても約定力が低い業者が多いなか、約定拒否なしが魅力。またHPの各種分析図表が美しく、あちこちのブログで引用されています。本ブログでは他人の著作物転載はしていないので、お見せできません。一度ご覧ください。


ライブスター証券

特徴は、スワップポイントが業界最高水準、証券口座とFX口座との間でリアルタイム資金連携。株とFXと両方やる方にお薦めです。



外為ファイネスト証券

特徴は、MT4最狭水準のスプレッド、EA利用可、指値制限なし、MT4サーバ国内設定、1000通貨取引可、です。

ファン


ランキングサイトに登録すると、やっぱりランキングは気になります。でもせっかくだから、他の人の記事もご覧ください。



2017年04月30日

生保の2017年度投資方針

生保各社の2017年度投資方針が発表されています。

日本生命は、2017年度に円金利以外の資産を増加させる方針を示しています。
超長期債は利回り1%以上を目安に投資対象として検討し、米債以外にヘッジコストが安い欧州債への投資を見込んでいるそうです。2017年度の新規資金配分は、前年度実績とほぼ同じ1.61兆円だそうです。
2016年度末の資産構成比は、一般貸付・国内債・ヘッジ外債の円金利資産が約71%、内外株式・オープン外債・不動産など円金利以外の運用資産が約28%でした。

第一生命保険も、2017年度の一般勘定資産運用計画について、国債投資は引き続き慎重姿勢を維持し、外債投資は為替・金利水準を踏まえて機動的に対応する方針を示しました。但し、ヘッジ付き外債は3年連続で積み増してきたものの、ヘッジコスト考慮後の利回りや米利上げ動向などを慎重に見極めて投資時期を探っていくとのことです。

明治安田生命は、2017年度の運用計画を発表し、外債残高を増やす方針を示しました。オープン外債は金利水準に留意しつつ、円高局面で重点的に積み増すそうです。ヘッジ付き外債は円債とのトータルリターンの比較で優位なら積み上げる考えです。一方で、円債残高は減少させる計画で、市場環境を考慮しつつ、慎重に対応していくとのことです。

朝日生命保険の2017年度の運用計画では、為替ヘッジ付き外債を中心に外貨建て債券を1000億円積み増す方針が報道されました。
外債はヘッジ付き外債が中心となる見通しで、昨年末時点のヘッジ比率は88%とかなり高い水準です。同社は、為替のレベルがある程度まで落ち付いてくるようになれば5%ぐらいはヘッジをはずす、との見解も示しています。米国債金利は年後半の上昇を見込んでいるそうです。

ふむふむ。
当然ながらヘッジ付き外債中心の運用だったものが、利益増のためヘッジを外した運用比率を高める自信が得られた、ということでしょうか。

もしいま海外資産を買って、これから外貨レートが高くなったらなら、円に戻す際に利益が増えます。もし、今の円レートが高くて将来は安くなるなら、将来に円に戻した際に円での利益が増えます。

基本は長期の為替レートで捉えているハズですが、年度であってもその逆に為替が動くなら、外債運用比率を増やしたりヘッジを外そうという動きを強める理由になりません。

以上




2017年04月29日

2017年4月第4週までの成績と、5月第1週主要指標の過去反応pips

【1. 今週成績及び所感】

2017年年初からの成績と、今週(4月第4週)の成績を一覧集計しておきます。

201704第4週成績.png

今週は5指標で取引を行い、取引時間は30分40秒、損益は+4,702円でした。
シナリオ単位では10勝5敗で、シナリオの実施見送り3、シナリオ外取引2(2勝)で、指標単位は5勝0敗でした。
4月の成績は、取引時間170分26秒、損益+33,041円でした。これで、今年年初からの運用益は+20%を超えました。少し調子が良すぎるので、油断しないように気を付けます。

さて、今週市場のポイントは、

  • 先週末の仏大統領選第1回投票の結果、懸念されていた極右候補が2位となり、5月本選での苦戦見通しが強まったこと(EUR買材料)
  • 未だ朝鮮半島を巡る地政学的リスクを残すものの、中国の圧力によって25日の核実験・ミサイル発射実験が行われなったことで、リスク一服感が根付いたこと(JPY売材料)
  • 豪州四半期CPIが市場予想を下回ったものの、2.1%に達したこと(本来AUD売材料だが、AUD買で反応した)
  • ECB金融政策が緩和スタンス継続と判明したこと(本来EUR売材料だが、EUR買材料として反応した)
  • 英GDP速報値が市場予想を下回ったものの年率2.1%に達していること(本来GBP売材料だが、GBP買で反応した)
  • 米四半期GDP速報値・四半期PCEDが、かなり大きく市場予想を下回ったこと(本来USD売材料だが、USD買で反応した)

でした。
詳細は週末に分析しますが、発表直後の初期反応が本来とは異なる方向の指標が多い週でした。きっと、それには意味があるのでしょう。

【2. 次週主要指標の過去反応】

次週、5月第1週で注目すべき点は、

  • 中東・朝鮮半島を巡る地政学的リスクが継続し、先延ばしされた米連邦債務上限の引き上げ法案の採決期限が5月5日、仏選挙が5月7日に行われること
  • 日本はGW中で、市場にはJPY絡みのポジションがかなり少なくなっていること
  • 引き続き次週も反応が比較的大きい指標が多く発表されること

です。

関心を持っている指標を下表に纏めておきます。

20170428翌週予定.png

この表の右3列の数字は、過去の直後1分足跳幅・値幅・直後11分足値幅の平均pipsです。データはまだ、各指標の前回記事で用いた値ですから、最新の値にはなっていません(誤差が1-3pips程度あると思われます)。そのつもりでご覧ください。
以上






2017年04月28日

2017年4月28日21:30発表予定ー米国経済指標「四半期GDP速報値」・実態指標「四半期PCE速報値」発表前後のUSDJPY反応分析

速報です。失敗です。

1704米国GDP速報値530.png

1704米国GDP速報値520.png

1704米国GDP速報値510.png


ーー以下、事前投稿ですーー
以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。

2017年4月28日21:30に米国経済指標「四半期GDP速報値」・実態指標「四半期PCE速報値」が発表されます。今回発表は2017年1-3月期分の集計結果です。
本指標の要点は下表に整理しておきました。

1704米国GDP速報値100.png

直後1分足と直後11分足の過去の反応平均値をご覧ください。跳幅・値幅ともに、初期反応後はあまり伸びない指標のようです。

次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。

  • まず、本指標で取引する上での注意点です。
    直前10-1分足は、上ヒゲが目立ちます。そのことを念頭に置いた上で、直前1分足は最近大きく反応しがちなので注意が必要です(前回発表時には下ヒゲ先端が39pipsにも達しました)。何より着目すべき点は、直近の直前1分足が4回続けて直後1分足の反応方向と一致している点です。
    そして、直後11分足は、直後1分足との方向一致率が75%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが58%です。方向一致率こそ高いものの、反応伸長確率が高いとは言えません。追撃ポジションを取るなら、高値(安値)掴みをしないように気を付けましょう。

  • 本指標は、指標一致性分析の結果、次の特徴が明らかになっています。
    事前差異は、各時間足との方向一致率に有益な相関を見出せません。つまり、市場予想がどうあれ、どちらに反応するかは予想できません。
    一方、事後差異は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ71%・71%です。これは、指標発表前のローソク足の方向が、市場予想を発表結果が上回るか下回るかを、ほぼ正しく予見できているということです。
    そして、直後1分足・直後11分足は、事後差異との方向一致率がそれぞれ100%・73%です。発表結果の良し悪しに応じて素直に反応しています。
    なお、100%という数字は誤解を招きがちなので補足していきます。ここに挙げた確率は、過去のデータから算出した確率であって、今回の反応そのものの確率ではない点、予めご了承ください。

  • シナリオは次の通りです。
    (1) 直前10-1分足は、参加者が市場予想を上回る・下回るを正しく捉えて、トレンドを形成する可能性があります。その方向が掴みやすそうなら便乗します。
    (2) 直前1分足は、最近、大きく反応しがちで、反応方向が直後1分足の方向と一致しがちです。直前10-1分足の反応方向に追撃して、そのまま指標発表を跨いで、直後1分足跳幅狙いでの利確を狙います。但し、直前10-1分足と直前1分足の方向が異なる場合、損切です。
    (3) 直後1分足は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ79%・79%です。指標発表直前に、直前10-1分足と直前1分足の方向が一致している場合はポジションを取得し、両者方向が不一致の場合はポジション取得を諦めます。
    (4) 直後11分足は、直前10-1分足・直後1分足との方向一致率がそれぞれ71%・75%です。但し、直後1分足終値よりも直後11分足終値の反応が同じ方向に伸びたことは58%しかありません。追撃ポジション取得は慎重に行って、チャンスがなければ諦めます。




T.調査

公開情報や既出情報に基づく調査を行っています。

【1. 指標概要】

省略します。




【2. 既出情報

以下の調査分析範囲は、2013年1-3月分以降前回までの16回分のデータに基づいています。

(2-1. 過去情報)

下図に過去の市場予想と発表結果を示します。

1704米国GDP速報値210.png

1704米国GDP速報値220.png

今回の市場予想は、GDPが1.2%(前回差異△0.9%)、PCEが1.1%(前回差異△2.4%)となっています。

今回は、後述する定量分析の結果が明確で、それを定性分析の結論で覆せるとも思えません。関連指標も含めた定性分析は割愛します。

(2-2. 過去反応)

過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。

直前10-1分足は、上ヒゲが目立ちます。
直前1分足は、最近大きく反応しがちです。前回発表時には下ヒゲ先端が39pipsにも達しました。それよりも着目すべき点は、直近の直前1分足が4回続けて直後1分足の方向と一致している点です。

1704米国GDP速報値310.png

1704米国GDP速報値320.png

1704米国GDP速報値330.png

1704米国GDP速報値340.png




U. 分析

過去の指標と反応の関係を比較分析しています。方向に関する的中率に比べ、程度に関する的中率は残念ながら低いというのが実情です。


反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。

1704米国GDP速報値410.png

直後11分足は、直後1分足との方向一致率が75%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが58%です。方向一致率こそ高いものの、反応伸長確率が高いとは言えません。追撃ポジションを取るなら、高値(安値)掴みをしないように気を付けましょう。


反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。

1704米国GDP速報値420.png

直後1分足は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ79%・79%です。
直後11分足は、直前10-1分足・直後1分足との方向一致率がそれぞれ71%・75%です。


指標一致性分析は、指標の前回結果と市場予想の差(事前差異)と、発表結果と市場予想の差(事後差異)を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。

1704米国GDP速報値430.png

事前差異は、各時間足との方向一致率に有益な相関を見出せません。つまり、市場予想がどうあれ反応がどちらになるかは予想できません。
一方、事後差異は、直前10-1分足・直前1分足との方向一致率がそれぞれ71%・71%です。これは、指標発表前のローソク足の方向が、市場予想を発表結果が上回るか下回るかを予見している、ということです。
そして、直後1分足・直後11分足は、事後差異との方向一致率がそれぞれ100%・73%です。発表結果の良し悪しに応じて素直に反応しています。

【6. シナリオ作成】

巻頭箇条書きのシナリオの項をご参照ください。

以上

もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。

ーーー以下は広告ですーーー







ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

ーーー注記ーーー

本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

2017年04月27日

英国経済指標「四半期GDP速報値」発表前後のGBPJPY反応分析(2017年4月28日17:30発表結果検証済)

以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。

2017年4月28日17:30に英国経済指標「四半期GDP速報値」が発表されます。今回発表は2017年1-3月期分の集計結果です。
本指標の要点は下表に整理しておきました。

1704英国GDP速報値100.png

次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。

  • まず、本指標で取引する上での注意点です。
    (1) 指標発表前にも動きが荒いので注意が必要です。直前10-1分足には上下にヒゲが目立ちます。ヒゲや値幅が10pips以上だったことが、過去15回のうち8回もあります。直前1分足も、他の指標と違って10pips以上にヒゲや値幅が達したことが7回もあります。
    (2) そして、事前差異(市場予想ー前確報値結果)と各ローソク足との間に強い相関(期待的中率70%以上)は見られません。本指標の市場予想は過去データを見る限り、反応方向を考察する上ではアテになりません。
    (3) 下記シナリオ(2)項の直後1分足は陰線と予想しています。がしかし、過去の指標一致性分析の結果は、陽線の可能性を示唆しています。すなわち、直前1分足の事後差異との方向一致率が29%(不一致率71%)で、事後差異は直後1分足との方向一致率が75%です。そして、反応一致性分析では、直前1分足の陰線率が高く、直後1分足の陽線率が高くなっています。今回の直後1分足での取引は、過去の定量分析結果よりも、現状の定性分析結果を優先しているので、ここで異論がある読者は、直後1分足を陽線と見立てた方が良いでしょう。

  • 指標については次の通りです。
    今回の市場予想は、前年比が+2.2%(前期確報値+1.9%、差異+0.3%)、前期比が+0.4%(前期確報値+0.7%、差異△0.3%)、となっています。
    そして今回は、前年比・前期比ともに市場予想を下回ると予想しています。根拠は、GDPで最も大きな比率を占める1-3月の個人消費(小売売上高で代用算出)が、市場予想を裏付けるほどには良くないためです。

  • シナリオは次の通りです。
    (1) 直前1分足は、反応一致性分析の結果、陰線率が79%です。
    (2) 直後1分足は、上記の指標定性分析結論に依り、陰線と見込みます。
    (3) 直後11分足は、反応性分析の結果、直後1分足との方向一致率が93%です。そして、方向一致時に直後11分足値幅が直後1分足値幅よりも大きかったことが69%です。指標発表直後に高値(安値)掴みさえ気を付ければ、追撃ポジションが取れますね。




T.調査

公開情報や既出情報に基づく調査を行っています。

【1. 指標概要】

GDPは国内経済活動を総合的に表すので、その国の経済状況が良くなっているのか悪くなっているのかが一目瞭然です。どの国についてもそうですが、政策金利改定に次いで大きな反応が起きるのがGDP発表です。
英国四半期GDPは「速報値」「改定値」「確報値」と3回発表されます。最も反応が大きいのが速報値ですから、ポジションを持つつもりの方はご注意ください。
但し、最近の傾向は少し異なるようです。以下のデータを用いた調査・分析結果をご覧ください。

GDP速報値は、英国国家統計局が 1月・4月・7月・10月の下旬に前四半期分を発表しています。




【2. 既出情報

以下の調査分析範囲は、2013年4-6月期分以降前回までの15回分のデータに基づいています。

(2-1. 過去情報)

下図に過去の市場予想と発表結果を示します。


1704英国GDP速報値210.png

今回の市場予想は、前年比が+2.2%(前期確報値+1.9%、差異+0.3%)、前期比が+0.4%(前期確報値+0.7%、差異△0.3%)、となっています。

さて、IMFが4月18日に2017年の世界経済見通しを発表しており、英国は1月の1.5%から2.0%に引き上げています。引上げ理由は、EU離脱による悪影響が顕在化するのに(1月発表時に想定していたよりも)時間がかかるため、です。今回の前年比市場予想は、このIMF想定を超えています。
4月11日に、BRC(英小売協会)は、1-3月期の小売売上高が前年比+0.1%増だったことを発表しています。また4月13日に、BCC(英商工会議所)は、製造業の1-3月期の輸出が約2年ぶりの大幅な伸びとなったことを発表しています。サービス部門でも回復がみられ、売上高の伸びは昨年6月以降で最大となっていたそうです。
つまり、前年比が前期確報値を上回りそうなことは、消費(小売)と貿易から裏付けられている訳です。がしかし、GDPの最大要因である1-3月消費(小売)が僅かに+0.1%というのに、市場予想の+2.2%(前確報値+1.9%)はやや高すぎます。
よって、この期間の前年比+0.3%という市場予想は高すぎます。

次に、英シンクタンクNISERは、4月13日に、1-3月期成長率が0.5%との見通しを示しています。NISERは、前四半期の+0.7%よりも今四半期の見通しを引き下げた理由として、1・2月の小売売上高が悪かった点を挙げています。それならば、3月の小売売上高指数はその1・2月よりも悪かったのだから、NISERが示した+0.5%は更に下方修正して理解しないといけません。
例えば、小売売上高指数をみれば、12月を1として、1-3月の各単月の前月比を積算すると、△0.7%となります。この△0.7%は、GDPの40%を占める消費と直結していると仮定すると、△0.28%となります。がしかし、この期間は鉱工業生産指数や製造業生産指数も低下しています。
よって、前期比が前確報値に対し△0.3%という数字は甘く、もっと低下する可能性が高いと考えられます。

今回は、前年比・前期比ともに市場予想を下回る、と予想します。

(2-2. 過去反応)

過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。

指標発表前にも動きが荒いので注意が必要です。
直前10-1分足には上下にヒゲが目立ちます。ヒゲや値幅が10pips以上だったことが、過去15回のうち8回もあります。直前1分足も、他の指標と違って10pips以上にヒゲや値幅が達したことが7回もあります。

1704英国GDP速報値310.png

1704英国GDP速報値320.png

1704英国GDP速報値330.png

1704英国GDP速報値340.png




U. 分析

過去の指標と反応の関係を比較分析しています。方向に関する的中率に比べ、程度に関する的中率は残念ながら低いというのが実情です。


反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。

1704英国GDP速報値410.png

直後11分足は、直後1分足との方向一致率が93%です。そして、方向一致時に直後11分足値幅が直後1分足値幅よりも大きかったことが69%です。指標発表直後に高値掴みさえ気を付ければ、追撃ポジションが取れますね。


反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。

1704英国GDP速報値420.png

直前1分足の陰線率が79%、直後1分足の陽線率が71%です。


指標一致性分析は、指標の前回結果と市場予想の差(事前差異)と、発表結果と市場予想の差(事後差異)を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。

1704英国GDP速報値430.png

事前差異と各ローソク足との間に強い相関(期待的中率70%以上)は見られません。
直前1分足の事後差異との方向一致率が29%(不一致率71%)で、事後差異は直後1分足との方向一致率が75%です。つまり、直前1分足が陰線ならば、発表結果が市場予想を上回って直後1分足が陽線で反応しがちだったし、直前1分足が陽線ならば、発表結果が市場予想を下回って直後1分足が陰線で反応しがちだった、ということです。

【6. シナリオ作成】

巻頭箇条書きのシナリオの項をご参照ください。

以上




2017年4月28日17:30発表

以下は2017年4月28日20:00頃に追記しています。
V. 結果

【7. 発表結果】

(7-1. 指標結果)

本指標発表結果及び反応は次の通りでした。

1704英国GDP速報値610.png

(7-2. 取引結果)

取引結果は次の通りでした。

1704英国GDP速報値620.png

【8. 調査分析検証】

事前調査分析内容を、以下に検証します

  • 今回の市場予想は、前年比が+2.2%(前期確報値+1.9%、差異+0.3%)、前期比が+0.4%(前期確報値+0.7%、差異△0.3%)、となっています。
    そして今回は、前年比・前期比ともに市場予想を下回ると予想しています。根拠は、GDPで最も大きな比率を占める1-3月の個人消費(小売売上高で代用算出)が、市場予想を裏付けるほどには良くないためです。

分析通り、前年比・前期比ともに市場予想を下回りました。

【9. シナリオ検証】

事前準備していたシナリオは次の通りです。

  • (1) 直前1分足は、反応一致性分析の結果、陰線率が79%です。
    (2) 直後1分足は、上記の指標定性分析結論に依り、陰線と見込みます。
    (3) 直後11分足は、反応性分析の結果、直後1分足との方向一致率が93%です。そして、方向一致時に直後11分足値幅が直後1分足値幅よりも大きかったことが69%です。指標発表直後に高値(安値)掴みさえ気を付ければ、追撃ポジションが取れますね。

直後1分足は、前年比・前期比ともに市場予想を下回ったにも関わらず、最初、陽線で反応しました。そういうときには損切も仕方ありません。その後、陰線に転じて、更にそれから最終的に陽線へと転じました。市場予想を下回ったものの悪い数字ではないときのパターンでした。

下表に、本ブログを始めてからの本指標シナリオでの取引成績を纏めておきます。

1704英国GDP速報値630.png

以上

もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。

ーーー以下は広告ですーーー







ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

ーーー注記ーーー

本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

2017年04月26日

欧州金融政策「ECB政策金利」発表前後のEURJPY反応分析(2017年4月27日20:45発表結果検証済)

以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。

2017年4月27日20:45に欧州金融政策「ECB政策金利」が発表されます。
本指標の要点は下表に整理しておきました。

1704ECB政策金利100.png

次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。

  • 本発表時取引の注意点は2点あります。
    (1) 発表直前には、驚くほど大きく動くことも多いので、事前にポジションを持つには注意が必要です。直前1分足が30pipsを超えたことが過去18回で4回もあります(その間、金利改訂が1回しかなかったのに)。
    (2) 反応性分析の結果、直後11分足は、直後1分足との方向一致率が82%もあるものの、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが41%しかありません。初期反応が大きくて、発表直後の拙速な追撃ポジション取得に向いていません。追撃ポジションを取るなら、いつもより少し待ってからの方が良いでしょう。直後1分足の方向と直後11分足の方向が逆転したことは18%(5回に1回)しかない、ということは覚えておきましょう。

  • 指標については次の通りです。
    政策金利の市場予想は現状維持です。がしかし、今回の市場の関心は別な点にあります。つまり、現在の市場はECBに対して「金融緩和縮小をいつどう始めるのか」を求めています。一般的には金融緩和縮小はEUR高に繋がります。
    既に先日「6月理事会(今回ではない)で金融緩和策の解除に向け(声明の)文言の変更を検討していること」が関係筋の話として報道されています。よって、今回の発表では「金利だけでなく量的緩和も含め、従来と何も変更なし」が市場予想です。
    但し、この報道があった以上、本発表後のECB総裁記者会見では、関連質問があるでしょう。そこで報道された関係筋の話をECB総裁が認めるか否かがポイントになるでしょう。
    政策金利とECB声明文の発表でもし失望があっても、すぐにその後のECB総裁記者会見に向けて関心が高まるので、うまくその流れに流れに乗りましょう。

  • シナリオは次の通りですが、上記指標定性分析結論に依り、今回はシナリオよりもトレンドに乗ることを重視します。
    取引のポイントが、金利のような定量値でなく、声明文や記者会見のような定性的解釈が必要なときには仕方がありません。

    もし初心者の読者が居られれば、こういうときにはポジションを極端に少な目にして、トレンドにうまく乗る練習と割り切ってご参加ください。短期売買中心でFXをやる以上、分析上手になれば勝てる訳じゃなく、ポジションをうまく取れるようになる練習が必要です(レートがスリップしてポジションが取れないときに慌てずに諦めるための場慣れ、狙い通りにポジションが取れるようになるためのタイミングを掴めるようになるための場慣れ、など)。但し、少額ポジションでの練習とは言え、例えば5回しかポジションを取らないとか、自分で回数制限をして練習してください。その方が上達が早くなります。

    (1) 直前10-1分足は、指標定性分析結論に依り、トレンド追撃を目指します。
    (2) 直前1分足が陰線率100%です。こんな数字なので注記しておきますが、この確率は2015年1月以降の発表時の実績確率です。今回の予想で陰線となる確率が100%ということではありません。ご注意ください。直前1分足にしては損切目安をいつもより大きく10pips程度としておきます。
    (3) 直後1分足は陽線率82%で、直前1分足との方向一致率が13%(不一致率87%)となっています。もし直前1分足が陽線となった場合、取引を控えます。
    (4) 直後11分足は、反応方向の確認をやや慎重に行い、追撃ポジションを取ります。状況次第ですが、いつもより追撃ポジション取得を遅らせて、3-5分後ぐらい見てからでも構わないと考えています。




T.調査

公開情報や既出情報に基づく調査を行っています。

【1. 指標概要】

外務省HPの「ユーロ圏の金融政策と欧州中央銀行制度」(平成28年6月16日)に依れば、ユーロ圏の金融政策は「単一通貨EURが誕生して以降、欧州中央銀行(ECB)及び各国中央銀行からなる欧州中央銀行制度(ESCB)を通じて単一の金融政策として行われており、各国中央銀行は定められた金融政策方針に従って各国内で金融政策を実施することを任務」と解説されています。

そして「金融政策の第一義的な目的は物価の安定を維持することであり、ECBは物価安定の目的に反しない限りにおいて、欧州共同体の全般的な経済政策(経済成長や雇用の増大等)を支持すること」を使命としています。その使命を果たすため、ECBは政策金利変更・量的緩和の内容/規模の変更・為替市場介入を行います。
なお、物価の安定とは「2%未満であるがその近辺(below but close to 2%)」と定義されています。

ドイツのように輸出競争力のある国と、ポルトガル(P)、イタリア(I)、アイルランド(I)、ギリシャ(G)、スペイン(S)といったPIIGS諸国のような財政難で失業率も高い国と、単一の金融政策で纏められるのかという点で、最近は多くの問題点が噴出している状況だと言えます。PIIGS諸国に不満が高まるのは当然のこととしても、ドイツ側にも金融支援などでドイツの税金が投入されることに不満が高まっています。
グリグジット・ブリグジットだけでなく、今後も暫くごたごたが続くという見方が一般的でしょう。




【2. 既出情報

以下の調査分析範囲は、2015年1月分以降前回までの18回分のデータに基づいています。

(2-1. 過去情報)

下図に過去の市場予想と発表結果を示します。

1704ECB政策金利210.png

今回、政策金利は現状維持と予想されています。

過日報道によれば、ECB幹部が仏大統領選が終わるまで政策変更しないと発言した旨、報道されています。がしかし、先週末の仏大統領選第1回投票では、懸念されていた極右候補が2位となり、5月の決選投票の支持率も世論調査で良くありません。ですから、ECBが以前に考慮していた懸案は既に解決しつつある、と見なせます。

既にロイター記事では「ECBは6月理事会で金融緩和策の解除に向け(声明の)文言の変更を検討していること」を関係筋の話として紹介しています。「緩和バイアスの一部取り除くことが話し合われている」そうです。

一般論としては、金融緩和縮小は、金利上昇・EUR高に繋がります。

背景を見てみましょう。
ECBの第一義的役割は、インフレ率2%弱における物価安定です。
HICP(消費者物価指数の欧州版)は、2月改定値が2.0%に達し、3月は再び1.5%に低下したものの、近日発表予定の4月速報値の市場予想は1.8%となっています。
つまり、直近最悪だった2015年1月の△0.6%を脱し、見事に役割を果たしたと言えるでしょう。

次に「物価安定の目的に反しない限り支持する」経済成長と雇用はどうでしょう。
2016年10-12月GDP改定値は1.7%で、この数字は悪くありません。失業率は2013年4-5月の12.2%から、単調に減少していき、直近2月は9.5%まで改善しています。
つまり、できるならやるべき事も、着実にやっているのです。

すごい。

こうした背景状況と先のロイター報道を見る限り、「もしや今回も」という期待感から発表前にEUR高が進み、発表直後は今回変化なしで失望売り、そして21:30に予定されているECB総裁記者会見に期待してまたEUR高、というストーリーを抱いています。
一方その逆に、関係筋リークによって緩和解除は既に周知されたので、今回の緩和バイアス縮小がないため、発表前にはEUR売り、発表後数分経過して動きが安定し始めたらECB総裁記者会見を期待してEUR高、というストーリーを用意しておきます。

(2-2. 過去反応)

過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。
直前10-1分足にはヒゲが目立ち、直前1分足に陰線が目立ちます。
あと、今回の取引には関係ない話ですが、2016年3月のローソク足をご覧ください。このとき、ECBは政策金利を0.05%から0%へと変更しています。

1704ECB政策金利310.png

1704ECB政策金利320.png

1704ECB政策金利330.png

1704ECB政策金利340.png




U. 分析

過去の指標と反応の関係を比較分析しています。方向に関する的中率に比べ、程度に関する的中率は残念ながら低いというのが実情です。


反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。

1704ECB政策金利410.png

直後11分足は、直後1分足との方向一致率が82%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが41%です。初期反応が大きくて、発表直後の追撃には向いていません。


反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。

1704ECB政策金利420.png

直前1分足が陰線率100%です。
直後1分足は陽線率82%で、直前1分足との方向一致率が13%(不一致率87%)となっています。


政策金利の指標一致性分析は、市場予想が金利改訂となっているときや、利上げ報道が増えたときにのみ行います。

【6. シナリオ作成】

巻頭箇条書きのシナリオの項をご参照ください。
以上




2017年4月27日20:45発表

以下は2017年4月28日
に追記しています。
V. 結果

【7. 発表結果】

ECBは主要政策金利と政策スタンスを予想通り据え置きました。
発表後に行われたドラギECB総裁の記者会見での説明を、以下に整理しておきます。いつものように、正しい翻訳は他をご参照ください。以下は質疑応答の順序も入れ替えています。

今回の発表結果についてドラギECB総裁は「現時点で政策変更を討議する必要はない」と述べました。
インフレ見通しに関するECBのアセスメントを変更するに十分な証拠はなく、インフレが持続的・自立的にECBのインフレ目標に沿う水準に収束していくとの十分な確信は得られていないことが理由です。

今後の見通しについては「基調的なインフレ圧力は引き続き抑制されており、納得できる上向きトレンドはなお見られていない」という見解を示しました。
物価安定に対する中期見通しに影響を及ぼさないHICPのブレを看過する必要があることを指摘し、基調インフレを押し上げて総合インフレを中期的に支援するために、非常に大きな規模の金融緩和がなお必要となっている、との考えを示しました。

そして、市場の関心が高かった金利の緩和バイアス解除については「討議しておらず、討議内容はインフレでなく成長を巡るリスクバランスに集約された」と述べました。
緩和バイアスは成長に直接的に対応しておらず、成長見通しが改善するのに追従して、インフレ率の低下リスクが低下する可能性があるものの、まだそうした時点に達していない、との見解を示しました。

では、その成長がどうなのかという点について「前回会合以降に入手したデータからは、景気の循環的回復は底堅さを増し、下振れリスクの低下を確認できた」が、「経済成長見通しは、均衡の取れた構成に向かいつつあるものの、なお下向きのリスクを残している」と述べました。
具体的には、継続中の景気拡大が引き続き堅調に裾野を広げていくことと、世界経済の回復ペースが堅調さを増して貿易拡大し、景気拡大の回復が外需によって高まっていくことが窺える、という根拠を挙げました。一方で、リスクについて「銀行セクターのレバレッジや不良債権等の多くの脆弱性を抱え、多数の国で不良債権がなければ信用がもっと伸びていたはずだ」と述べました。

つまり、現在の緩和スタンス縮小のためには、経済成長に裏付けられたインフレ率安定が必要な点と、景気回復が外需中心による限り心もとなくて、多くの国や銀行の不良債権を問題視している、ということでしょうか。

(7-1. 指標結果)

本指標発表結果及び反応は次の通りでした。

1704ECB政策金利510.png

(7-2. 取引結果)

取引結果は次の通りでした。

1704ECB政策金利520.png

【8. 調査分析検証】

事前調査分析内容を、以下に検証します

  • 政策金利の市場予想は現状維持です。がしかし、今回の市場の関心は別な点にあります。つまり、現在の市場はECBに対して「金融緩和縮小をいつどう始めるのか」を求めています。一般的には金融緩和縮小はEUR高に繋がります。
    既に先日「6月理事会(今回ではない)で金融緩和策の解除に向け(声明の)文言の変更を検討していること」が関係筋の話として報道されています。よって、今回の発表では「金利だけでなく量的緩和も含め、従来と何も変更なし」が市場予想です。
    但し、この報道があった以上、本発表後のECB総裁記者会見では、関連質問があるでしょう。そこで報道された関係筋の話をECB総裁が認めるか否かがポイントになるでしょう。
    政策金利とECB声明文の発表でもし失望があっても、すぐにその後のECB総裁記者会見に向けて関心が高まるので、うまくその流れに流れに乗りましょう。

結果は現状維持で変更なしです。
変更なしとの予想が主流だったのか、発表前後は陰線側への勢いが強く続きました。
そして、発表後1-2分後には、次のドラギ総裁記者会見を睨んでの動きと推察されますが、陽線側へと転じようという勢いが強まりました。直後11分足は何とか同値終了でしたが、121.9付近で高値を付けると、その後は22:00過ぎには安値121円を下回るまで下げました。

【9. シナリオ検証】

事前準備していたシナリオは次の通りです。

  • シナリオは次の通りですが、上記指標定性分析結論に依り、今回はシナリオよりもトレンドに乗ることを重視します。
    取引のポイントが、金利のような定量値でなく、声明文や記者会見のような定性的解釈が必要なときには仕方がありません。
    (1) 直前10-1分足は、指標定性分析結論に依り、トレンド追撃を目指します。
    (2) 直前1分足が陰線率100%です。こんな数字なので注記しておきますが、この確率は2015年1月以降の発表時の実績確率です。今回の予想で陰線となる確率が100%ということではありません。ご注意ください。直前1分足にしては損切目安をいつもより大きく10pips程度としておきます。
    (3) 直後1分足は陽線率82%で、直前1分足との方向一致率が13%(不一致率87%)となっています。もし直前1分足が陽線となった場合、取引を控えます。
    (4) 直後11分足は、反応方向の確認をやや慎重に行い、追撃ポジションを取ります。状況次第ですが、いつもより追撃ポジション取得を遅らせて、3-5分後ぐらい見てからでも構わないと考えています。

結果は、直前10-1分足・直前1分足・直後1分足が陰線で、直後11分足が同値終了です。上下の動きが比較的はっきりしており、指標を跨いだ直後1分足以外は、うまく利確できました。

下表に、本ブログを始めてからの本指標シナリオでの取引成績を纏めておきます。

1704ECB政策金利530.png

以上

もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。

ーーー以下は広告ですーーー







ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

ーーー注記ーーー

本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

2017年04月25日

豪州物価指標「四半期CPI」発表前後のAUDJPY反応分析(2017年4月26日10:30発表結果検証済)

以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。

2017年4月26日10:30に豪州物価指標「四半期CPI」が発表されます。今回発表は2017年1-3月期分の集計結果です。
本指標の要点は下表に整理しておきました。

1704豪州CPI100.png

上表において過去の反応分布「平均の2倍」の項が間違っていました。平均の2倍は92pipsで、過去に92pipsを超えて反応したことはありません。
ともあれ、かなり大きく反応する指標だと言えるでしょう。

次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。

  • まず、本指標で取引する上での注意点です。
    (1) 事前差異は、どのローソク足との相関も高くありません。本指標の市場予想はアテになりません。また、事後差異は、直後1分足・直後11分足との方向一致率がそれぞれ67%・80%です。発表結果に対しては、だいたい素直に反応する指標です。
    (2) 直前10-1分足は、長い上ヒゲが目立ちます。だから、もし陽線側に振れてもあわてて連られて追いかけない方が無難です。
    (3) 直後11分足にはヒゲがあまり目立ちません。発表後11分を過ぎても、同じ方向に反応が伸びているため、と考えられます。追撃ポジションを取ったら、場合によっては十分注意した上で、ポジション解消を遅らせた方が良いかも知れません。

  • 指標については次の通りです。
    今回の発表では、前期比が市場予想以上、前年比は市場予想未満で前回結果より改善、といったところではないでしょうか。予想は陽線ですが、前年比が市場予想を上回らないと考えるので、過去平均よりも小さな反応を予想しています。

  • シナリオは次の通りです。
    (1) 直前1分足は、反応一致性分析の結果、陰線率が86%となっています。
    (2) 直後1分足は、反応一致性分析の結果、直前10-1分足との方向一致率が25%(不一致率75%)となっています。大きく反応する指標なので、早くから指標発表前にそれまでのポジション解消が行われがちなのでしょう。
    (3) 直後11分足は、反応性分析の結果、直後1分足との方向一致率が88%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが75%です。反応方向がわかったら追撃ポジションを取りましょう。




T.調査

公開情報や既出情報に基づく調査を行っています。

【1. 指標概要】

本指標の意義は、RBA(豪中銀)の金融政策に影響を与える点です。RBAが目標とする消費者物価指数は2〜3%ということが公表されています。
本指標は豪州統計局から四半期ごとの翌月下旬に発表されます。




【2. 既出情報

以下の調査分析範囲は、2013年1-3月期分以降前回までの16回分のデータに基づいています。

(2-1. 過去情報)

下図に過去の市場予想と発表結果を示します。

1704豪州CPI210.png

今回の市場予想は、前期比が0.6%、前年比が2.2%で、いずれも前回結果を上回っています。前期比が小幅改善、前年比が大幅改善と予想されています。

関連指標を見ておきましょう。

まず先に、AUDUSDは、昨年1-3月期が始値0.73・高値0.77・安値0.68・終値0.77、前期10-12月期は始値0.77・高値0.78・安値0.72・終値0.72で、1-3月期の始値0.72・高値0.77・安値0.72・終値0.76です。平均的には、僅かに今期間の方が高いようです。
面倒な為替レートの影響を、今回発表ではあまり考慮しなくて済みそうです。

次に、NAB企業景況感を見ると、今年の1-3月>前年1-3月>昨年10-12月となっています。この順位は、今回の市場予想と一致しています。
RBAは、先週発表された金融政策決定理事会議事録で「CPIの伸び率は2017年に2%を上回り、コアインフレはそれより緩やかになる」と見通しを述べています。今回の市場予想がいきなり2%を超えるのは拙速な気もします。

つまり、今回の発表では、前期比が市場予想以上、前年比は市場予想未満で前回結果より改善、といったところではないでしょうか。予想は陽線ですが、前年比が市場予想を上回らないと考えるので、過去平均よりも小さな反応を予想しています。

(2-2. 過去反応)

過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。
直前10-1分足は、長い上ヒゲが目立ちます。陽線側に振れても追いかけない方が無難です。
逆に、直後11分足にはヒゲがあまり目立ちません。発表後11分を過ぎても、同じ方向に反応が伸びているため、と考えられます。

1704豪州CPI310.png

1704豪州CPI320.png

1704豪州CPI330.png

1704豪州CPI340.png




U. 分析

過去の指標と反応の関係を比較分析しています。方向に関する的中率に比べ、程度に関する的中率は残念ながら低いというのが実情です。


反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。

1704豪州CPI410.png

直後11分足は、直後1分足との方向一致率が88%で、方向一致時に終値が直後1分足終値を超えて伸びていたことが75%です。反応方向がわかったら追撃ポジションを取りましょう。


反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。

1704豪州CPI420.png

直前1分足は、陰線率が86%となっています。
また、直後1分足は、直前10-1分足との方向一致率が25%(不一致率75%)となっています。


指標一致性分析は、指標の前回結果と市場予想の差(事前差異)と、発表結果と市場予想の差(事後差異)を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。

1704豪州CPI430.png

事前差異は、どの時間足との相関も高くありません。市場予想はアテになりません。
事後差異は、直後1分足・直後11分足との方向一致率がそれぞれ67%・80%です。だいたい素直に反応する指標です。

【6. シナリオ作成】

巻頭箇条書きのシナリオの項をご参照願います。
以上




2017年4月26日10:30発表

以下は2017年4月28日12:30頃に追記しています。
V. 結果

【7. 発表結果】

(7-1. 指標結果)

本指標発表結果及び反応は次の通りでした。

1704豪州CPI510.png

(7-2. 取引結果)

取引結果は次の通りでした。

1704豪州CPI520.png

【8. 調査分析検証】

指標結果と反応との関係は、こちらの「2-3. 悪い奴らは居なかった」に纏めています。

【9. シナリオ検証】

直後1分足の上ヒゲにやられました。こんなこともあります。

下表に、本ブログを始めてからの本指標シナリオでの取引成績を纏めておきます。

1704豪州CPI530.png

以上

もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。

ーーー以下は広告ですーーー







ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

ーーー注記ーーー

本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

米国実態指標「新築住宅販売件数」・景気指標「CB消費者信頼感指数」発表前後のUSDJPY反応分析(2017年4月25日23:00発表結果検証済)

以下、「T.調査・分析」を事前投稿し、「V.結果・検証」を事後投稿しています。ブログの日付は事前投稿日となっています。指標発表後に事後投稿し、その日時は「V.結果・検証」のタイトル行付近に記載しています。

T.調査・分析

2017年4月25日23:00に米国実態指標「新築住宅販売件数」・景気指標「CB消費者信頼感指数」が発表されます。今回発表は新築住宅販売件数が同3月分、消費者信頼感指数が2017年4月分の集計結果です。

この2つの指標が直近で同時発表されたのは2016年7月26日です。
このとき、新築住宅販売件数は市場予想56.0万件に対し発表結果59.2万件(差異+3.2万件)、CB消費者信頼感指数は市場予想96.0に対し発表結果97.3(差異+1.3)で、ともに市場予想を上回り、どちらの指標優勢という判別がつきません。
あまり古いデータをあたっても参考にならないので、「過去の同時発表のデータからは有益な情報が得られない」が結論です。無理にこじつけても仕方ないので、以下、両者併記のような形式で話を進めます。

ーーー$€¥ーーー

両指標の要点は下表に整理しておきました。上表が新築住宅販売件数、下表がCB消費者信頼感指数です。

1703米国新築100.png

1704米国CB消費者100.png

両者を見比べてみましょう。
直後1分足跳幅・値幅は新築住宅販売件数の方が大きく、直後11分足跳幅・値幅はCB消費者信頼感指数の方が大きいようです。但し、いずれも大して反応する指標ではありません。例えば、昨夜(4月24日)23:00には(有名な)指標発表が何ひとつなかったにも関わらず、23:00〜23:11の11分足は7pipsの陰線でした。このことから、あまり凝った分析をしても仕方がありません。

念のため、指標発表の影響が最も素直に現れやすい始値基準直後1分足を見比べておきましょう。
上図が新築住宅販売件数、下図がCB消費者信頼感指数です。やはり大したことありません。

1703米国新築330.png

1704米国CB消費者330.png

ーーー$€¥ーーー

では次に、新築住宅販売件数の過去推移を下図に示します。

1703米国新築210.png

前回結果59.2万件に対し市場予想58.4万件で、差異△0.8万件となっています。

指標一致性分析の結果、直前10-1分足と事前差異との方向一致率が73%なので、市場予想が前回結果より少ない今回は直前10-1分足が陰線と見込まれます。
そして、直後1分足の事前差異との方向一致率も72%あるので、本指標は事前差異がマイナスのときに市場予想よりも低い発表結果となりがちです。直後1分足は陰線ということです。
市場予想と発表結果との大小関係に応じて素直に反応するか否かは、直後1分足と事後差異との方向一致率が72%なので、ほぼ素直に反応する傾向を示しています。本指標の事後差異は、市場予想ー発表結果で求めています。
指標一致性分析の結果を、下表に示しておきます。なお、この集計は2015年1月分から前回2017年2月分までの26回分のデータに基づいています。

1703米国新築430.png

その他、集計表は割愛しますが、他の分析で次のような結果が現れています。

反応一致性分析では、直前1分足の陰線率が74%です。但し、本指標の直前1分足跳幅・値幅はそれぞれ4pips・3pipsです。直前1分足始値がつく頃、ポジションを取得し、陰線側に振れたらすぐに利確しないと間に合いません。

反応性分析では、直後11分足と直後1分足との方向一致率が60%で、方向一致時に直後11分足終値が直後1分足終値方向に反応を伸ばしたことが47%です。これでは発表後に反応方向を見極めてから、追いかけてポジションを取るのは難しそうです。もし追撃するなら、短期利確か短期損切を覚悟しておかないと、10分後には40%が反転し、もし反転しなくても2回に1回は値幅が小さくなってしまっています。

ーーー$€¥ーーー

そして、CB消費者信頼感指数の推移を下図に示します。

1704米国CB消費者210.png

現在の状況は、前回結果125.6に対し市場予想123.0で、差異△2.6となっています。
グラフの特徴は、典型的な市場予想後追い形状となっています。つまり、実際には市場予想の方が先に行われているのに、市場予想は発表結果をサポートする移動平均線のように、発表結果の上昇基調を追いかけています。確率的には、市場予想以上の発表結果と予想すれば良い訳です。但し、ここで注意すべき点は、市場予想が後追いのように見える以上、発表結果の上昇基調や下降基調がトレンド転換するときには、市場予想がまるでアテにならない、ということです。
その点をチェックするため、関連指標を確認しておきましょう。

4月の製造業景況感は、軒並み前月より低下しており、非製造業でも3月はISMが大幅に低下しています。但し、消費者関連では4月のUM消費者態度指数速報値が僅かに改善しています。
株価は、3月20 -23日、4月11-13日・18-19日と、以前の右上がりから停滞・下落を心配させることが3度起きています。
全般的には、これまで上昇基調だった指数が、そろそろ下降転換しても不思議ではありません。市場予想を下回るという根拠の方が目立ちます。

指標一致性分析の結果を下表に示します。なお、この集計は2016年1月分から前回2017年3月分までの15回分のデータに基づいています。

1704米国CB消費者430.png

まず、市場予想ー前回結果を示す事前差異は、反応に対してまるでアテにならないことがわかります。
そして、発表結果ー市場予想を示す事後差異は、直後1分足との方向一致率が87%と高くなっています。
つまり、市場予想がまるでアテにならないのに、市場予想よりも発表結果が大きいか小さいかで、素直に反応しがちです。

その他、集計表は割愛しますが、他の分析で次のような結果が現れています。

反応一致性分析では、直後1分足の陽線率が80%です。この確率の高さは先に挙げた指標発表結果と市場予想の過去推移のグラフから簡単に説明できます。ここ最近は(いつも)市場予想を発表結果が上回っていたから、です。
だから、今回のように指標発表結果の上昇基調に「?」がついている場合、この分析結果はアテになりません。

反応性分析では、直後11分足と直後1分足との方向一致率が67%で、方向一致時に直後11分足終値が直後1分足終値方向に反応を伸ばしたことが80%です。3回に2回は反応が続き、5回に4回は反応を伸ばしています。これなら、追撃ポジションを安心して取れます。
但し、この結論は、新築住宅販売件数の結論と真逆です。先述の通り、新築住宅販売件数の過去の傾向では、直後11分足と直後1分足との方向一致率が60%で、方向一致時に直後11分足終値が直後1分足終値方向に反応を伸ばしたことが47%です。10分後には40%が反転し、もし反転しなくても2回に1回は値幅が小さくなってしまっています。

追撃ポジションを取るべきか取らないべきか、どちらの結論を採用すべきでしょう。そんなの決まってます。
両指標ともに市場予想を上回ったり下回ったり、事後差異が同じ方向なら追撃です。両指標の事後差異が食い違ったら、過去の反応が大きな新築住宅販売件数の結果優先です。

ーーー$€¥ーーー

纏めます。

  • まず、本指標で取引する上での注意点です。
    ふたつの指標ともに大して反応する指標ではありません。23:00という発表時刻を考えると、下手をすればその日の株式市場のテーマによって指標の影響なんか関係なくなります。ダウの値動きをインターネットで見ておいた方が良いでしょう(米株式市場は22:30から)。株価が大きく動いて為替に強いトレンドが形成されているようならば、これら指標への反応なんてほんの一瞬で終わります。

  • 指標については次の通りです。
    両指標ともに、市場予想は前回結果を下回っています。特に、新築住宅販売件数は、事前差異と直前10-1分足の反応方向との相関が強いので、陰線側に振れるかを確認しておきましょう。陰線側への振れが強すぎたり、逆に陽線側に動くようなら、上述のダウの影響が大きいと思われます。
    株価の影響が大きく、指標の影響が見込めないのなら、無理をして取引するような指標ではありません。今回は、発表結果の良し悪しが割れる可能性があるので、取引が難しいと思います。

  • シナリオは次の通りです。
    (1) 直前10-1分足は、新築住宅販売件数の指標一致性分析の結果、陰線率73%です。
    (2) 直前1分足は、新築住宅販売件数の結果、陰線率74%です。
    (3) 直後1分足は、新築住宅販売件数の指標一致性分析結果が陰線率72%で、CB消費者信頼感指数の反応一致性分析の結果が陽線率80%と、矛盾した結果になっています。大して反応しない指標ですから、もしどうしてもポジションを持ちたいなら、新築住宅販売件数での分析結果を推します。
    (4) 直後11分足も、追撃可否について新築住宅販売件数は不可、CB消費者信頼感指数は可、と矛盾しています。両指標ともに市場予想を上回ったり下回ったり、事後差異が2つの指標で同じ方向なら追撃で、両指標の事後差異が食い違ったら、過去の反応が大きな新築住宅販売件数の結果優先です(追撃しない)。




2017年4月25日23:00発表

以下は2017年4月26日09:00頃に追記しています。
V. 結果・検証

【7. 発表結果】

指標結果は、新築住宅販売件数が62.1万件(市場予想58.4万件、差異+3.7万件)、CB消費者信頼感指数が120.3(市場予想122.5、差異△2.2)、でした。
反応は、直前10-1分足が陰線、直前1分足が陰線、直後1分足が陽線、直後11分足が陽線で、直後11分足は直後1分足よりも反応を伸ばしました。

新築住宅販売件数は8か月ぶりの高水準、CB消費者信頼感指数は前月が2001年12月以来の高水準だったため、今回低下しても非常に高い水準が維持されています。

新築住宅販売件数の結果は、住宅ローン金利が歴史的低水準なこと(30年固定ローン金利平均は約3.97%)と、中古住宅の在庫不足が原因と解説されています。
在庫が1.1%増となり2009年7月以来の高水準に達しているものの、この在庫量は2006年住宅バブル時ピークの半分以下ですから、市場が活況なうちは問題にならないレベルと考えられます。3月単月販売量から求めた在庫回転期間は5.2か月で、2月の5.4か月を下回ったことも、その裏付けとなります。なお、適正在庫回転期間は6か月とされているため、3月は需給均衡期間から供給不足側へと動いたことになります。
こうした在庫不足から住宅価格は上昇中で、2月のCS住宅価格指数は主要20都市圏の住宅価格動向を示す指数が前年比5.9%上昇しています。

CB消費者信頼感指数は、米政権の政策遂行力への懸念が金融市場で高まっていることが背景、と解説されています。

(7-1. 指標結果)

本指標発表結果及び反応は次の通りでした。

1703米国新築510.png

(7-2. 取引結果)

取引結果は次の通りでした。

1703米国新築520.png

【8. 調査分析検証】

事前投稿における指標結果の予想は次の通りでした。

  • 両指標ともに、市場予想は前回結果を下回っています。特に、新築住宅販売件数は、事前差異と直前10-1分足の反応方向との相関が強いので、陰線側に振れるかを確認しておきましょう。陰線側への振れが強すぎたり、逆に陽線側に動くようなら、上述のダウの影響が大きいと思われます。
    株価の影響が大きく、指標の影響が見込めないのなら、無理をして取引するような指標ではありません。今回は、発表結果の良し悪しが割れる可能性があるので、取引が難しいと思います。

ほぼ上記の通りだったように思います。

但し、22:30にダウ取引開始とともに株価上昇があり、USDJPYが高値を模索したものの、数分後にはUSDJPYは下げ始めていました。この動きを両指標市場予想が低かったため、と解釈し、株価・金利の影響は限定的と見なしました。

そして、23:00に指標発表結果が判明すると、指標毎に良し悪しが分かれたためか、10数秒程度は上下の動きに迷いがあり、僅かずつ陽線側に動きました。直後1分足形成が終わる前には、陽線側優勢となって、これら指標発表時には珍しく20pips超の動きとなった訳です。

おそらく、直後1分足形成前に陽線側に大きく動きだしたのは、新築住宅販売件数結果>CB消費者信頼感指数の力関係よりも、この日のダウ・金利が上昇基調だったため、その影響だと思われます。よって、指標の影響時間は僅か20-30秒しかなかった、というのが実情でしょう。

【9. シナリオ検証】

事前準備していたシナリオは次の通りです。

  • シナリオは次の通りです。
    (1) 直前10-1分足は、新築住宅販売件数の指標一致性分析の結果、陰線率73%です。
    (2) 直前1分足は、新築住宅販売件数の結果、陰線率74%です。
    (3) 直後1分足は、新築住宅販売件数の指標一致性分析結果が陰線率72%で、CB消費者信頼感指数の反応一致性分析の結果が陽線率80%と、矛盾した結果になっています。大して反応しない指標ですから、もしどうしてもポジションを持ちたいなら、新築住宅販売件数での分析結果を推します。
    (4) 直後11分足も、追撃可否について新築住宅販売件数は不可、CB消費者信頼感指数は可、と矛盾しています。両指標ともに市場予想を上回ったり下回ったり、事後差異が2つの指標で同じ方向なら追撃で、両指標の事後差異が食い違ったら、過去の反応が大きな新築住宅販売件数の結果優先です(追撃しない)。

発表直後10秒程度は、まちまちの発表結果に対し動きに迷いがあって大きな損切とならずにすみました。
直後11分足での追撃は、指標の結果というより、この日の株価・金利を見ていたので、そちらを根拠をしたポジションでした。

下表に、本ブログを始めてからの新築住宅販売件数発表前後のシナリオで取引の成績を纏めておきます。

1703米国新築530.png

以上


以上

もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。

ーーー以下は広告ですーーー







ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。

ーーー注記ーーー

本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

2017年04月24日

2017年4月24日07:00のリスク回避反動と、リスク回避反動の反動

今朝のEURJPYの窓はすごかったですね。何と、先週末終値から300pips強の窓開けです。

原因は、昨日23日に行われた仏大統領選第1回投票の速報です。
欧州離脱国民投票実施を公約に掲げる極右政党候補が、先々週までの世論調査で支持率トップとなっていました。リスク回避のため、EURは他通貨に対し下げていましたが、先週に同候補が2位に順位を下げると、EUR持ち直しの動きがちょくちょく見られました。先週末時点の主要報道記事は、同候補2位以下の予想記事一色となっていました(当会所感)。
本日未明からの速報では、同候補の2位(未確定の速報)と、5月7日本選における同候補の負けを予想する解説が増え、オセアニア市場でのEUR急騰が始まった訳です。

主要通貨ペアの今朝7時の窓開け状況を下図に示します。以下、参考にしたのは月曜07:00に取引開始となるFX会社のチャートです。

170424リスク回避1.png

最大の窓を開けたのは、
  EURJPYで328pips
は理解できます。もともとEURでのリスク回避でした。そして、意外にも
  USDJPYが110pips
と、主要通貨で最も小さな窓となっています。

EURクロスでは、
  EURUSDは190pips
で、グラフには示していませんが、ご参考までに
  EURGBPが130pips、
  EURAUDが189pips、
です。まぁ、EURGBPやEURAUDで取引する人は、かなり少数派でしょうから、我々には関係ありません。

さて次に、いくらなんでもEURJPY328pipsは大きく開き過ぎているので、窓閉めの動きです。この窓が開いた理由を踏まえると、すぐに窓閉めということにはならないでしょう。回避していたリスクは起こらなかったのですから。窓を閉めるには、何か別の理由が必要です。
下図に、主要通貨ペアにおける07:00から08:00の始値基準1時間足を示します。

170424リスク回避2.png

最速は
  GBPJPYで45pips、
以下、
  EURJPYの38pips、
  AUDJPYの29pips、
  USDJPYの21pips、
と続きます。
あまり大きく戻していませんね。
でも、指標で稼ぐよりはずっと安全に追撃できた時間帯だったと思います。

本日は、欧州時間・英国時間・米国時間の初期に、主に債券・株価を中心に調整が行われ、その結果、為替も動くでしょう。
ご参考までに、EURJPYの07:00〜11:00の動きを下図に示しておきます。下図横軸は均等でなく、高値・安値のポイントとなる時刻毎に記録しています。グラフ下部の時刻がそのローソク足の終値時刻となっています。

170424リスク回避3.png

では、夕方ないしは今夜に、皆さまがうまくタイミングを捉えられますように。
以上

2017年04月23日

6-3. GBPJPY週次分析(2017年4月23日更新)

先週4月17日週の英国関係の主要な出来事は以下の通りです。

(1) 週足は3週ぶりに陽線で、全幅5円弱・値幅3.5円の久しぶりのGBPらしい動きでした。

(2) この動きは、英首相がハードブリグジット交渉に備えた結束を図るため前倒し総選挙を表明したことに依るものです。先行して、英首相から重大発表の一報が18日17:00頃に流れると、GBPJPYは100pips近く下降したものの、この発表を受けて22:00頃には一報前よりも300pips以上も上昇しました。総選挙は6月8日が予定されています。

(3) BOEは2月に、経済成長率は今年が2.0%で来年が1.6%、インフレ率は3%未満でピークアウトする、との見通しを示していました。MPC委員のひとりは、この見通しを上回るとの考えを示し、金利引上げ余地があると話しました。懸念される経済失速に対しては、現在が明らかに緩和的スタンスゆえ、利上げを少し実施してもまだ緩和的な余地が残っている、との見解です。

(4) 先週の経済指標は、四半期小売売上高指数は前期比△1.4%で、2010年以来7年ぶりの大幅なマイナスでした。原因は、物価上昇に伴って家計支出が失速しているため、と見られています。この小売売上高指数低下によって、第1四半期の経済成長率は0.1ポイント押し下げられる、とのことです。

(5) この項は先週のままです。4月3日週に英中銀総裁が英国内に拠点を持つ金融機関に対し、ブリグジット後の方針を報告するように求めた旨、発言しました。そして4月10日週に、ロイターは「EU諸国が、英国離脱後に(金融サービスを英国に)外注せずに、EU子会社に人員と事業を移転させ続けるように圧力を掛けそうだ」という民間の声について、記事を載せていました。こうした動きには、注視しています。


【6-3-1. 現状チャート】

直近のGBPJPYの週足チャートを下図に示します。

170422GBPJPY C.png

先週末終値は139.7円付近です。
上図週足チャートでは、赤線が2016年12月16日週からの下降トレンド線で、その間隔は3.5円です。上赤線の上側チャネルは先週135.5-139円付近まで下がり、実際は安値135.5円付近を付けた後、英総選挙の報を受けて一時140円を上抜けました。結果的に終値139.7円となり、上側赤線をやや突き抜けた状態です。
今週は上側赤線が138円付近まで下がり、安値か終値がこれ以上に留まれば、来週は更に上側に赤線を1本増やすことになります。上昇チャネルを示す右上がり線を引くのは、もう1週待ってから考えます。

次に、手元のツールで一目均衡表を表示してみてください。
月足では、転換線が135円付近にあり、先週と変化ありません。
週足には見るべきポイントが多く注視しています。雲の下端が136.5円付近にあり、先週は一旦下抜けしたものの、18日の英首相発表で跳ね返された形となっています。一時的とは言え、一旦は雲を下抜けした点を重視しています。今週は先週に上抜けた転換線が138.8円付近、基準線が137.5円付近にあるので、サポートが多く一気に下抜けるような事態を想定できません。今週下げれば遅行線が実体ローソク足に来週当たり、上がれば再来週に当たります。上昇中の実体ローソク足を遅行線が突き抜ければ下降トレンドサイン、実態ローソク足に沿って遅行線が上昇すれば数週間の上昇となりがちです。遅行線の位置から今週の横這いは考えられても、来週以降の横這いは想定しづらくなっています。結論はあと1-2週ということになります。
日足は、先週上昇を止めた140円付近に雲の下端があります。現在は小さく跳ね返された状態ですが、まだ雲入りを諦める段階ではありません。但し、雲入りに成功しても雲の上端は140.6付近まで下がってきてるので、先週高値を大きく超えて値を伸ばすことが難しいと考えています。もし今週、雲上端に達したら売りが自然だと思います。

以上、チャート分析の結論は、もし値を伸ばしても上値は140.6円付近まで、下値を追う展開になるとサポート138.8円・138円・137.5円と階段状に抜けていく展開を想定しています。今週はやや小さい範囲で138円-140.6円と予想します。

【6-3-2. 現状テクニカル】

直近の移動平均線(SMA)とRSI(14日)を示します。
SMA(1日)は単に週足終値を、SMA(5日)は先週5日間の終値の平均値を表しています。週次分析ですから主役は5日線です。現在、1日線は139.7円、5日線は139円、21日線は138.2円に位置しています。
RSI(14日)は、過去14本の日足における陽線幅の比率を表しています。世界で最も多くの人が参考にしていると思われる14日を採用しています。現在は57%に位置しており、50%超え付近でよく見られる加速は先週に終えています。

170422GBPJPY T.png

先週までのSMAはどっからどう見ても下降トレンド配置でした。現在は、素直に解釈すれば上昇転換のサインが出ています。
但し、2月27日週(終値140.2円、RSI55%)と3月13日週(終値140.3円、RSI73%)とを比べると、先々週までの下降トレンドから上昇トレンドに転換するために、かなり連続した陽線日が必要なことがわかります。素直にトレンド転換のサインと見ても良いのですが、まだまだ騙しの可能性が高いように見受けられます。
手元のツールで、日足の2016年11月頃のチャートでRSIを表示させてみてください。長く続いた下降トレンドから上昇トレンドへの転換を意識するには、RSI70%以上が少し続く必要があるのです。

テクニカル分析結論は、上昇トレンド転換サインが出ました。がしかし、まだ初期で騙しの可能性も高く、もう暫く様子を見る必要があります。

【6-3-3. 現状ファンダメンタル】

直近の両国10年債金利と株価の動きを示します。それぞれの動きはご自身でご確認ください。
以下、日英の金利差の前週との差を「Δ金利差」と表記します。また、日英の主要株価指標の比の前週との差を「Δ株価比差」と表記します。
通常時の金利と株価の動きは、方向が反対になりがちなことが知られています。通常時には、為替が金利>株価の影響を受けることも知られています。何が原因で何が結果かはよくわかりませんが、これらの関係が成り立たないときは通常時でないことがわかります。
下図は、上から「週足方向とボラティリティ」「Δ金利差」「Δ株価比差」を表しています。
Δ金利差とΔ株価比差は、年明け第1週のデータがありません。取引日数が各国揃わず、日数も少ないため、年明け第1週を除外しています。

170422GBPJPY F.png

Δ金利差は、年明けから15週のうち10週が週足と方向一致しています。Δ株価比差も、15週のうち10週が週足と方向不一致となっています。Δ金利差とΔ株価比差は15週のうち9週が方向不一致です。
何より、3者関係が自然だったことは年明けから7週しかありません。これは他の通貨ペアと比べて明らかに変で、GBPの先行き予想の難しさが現れているのだと思います。

先週は、株価が大きく下落しました。今週若干の戻しがあるなら、金利と週足の方向は陰線となります。

【6-3-4. 今週以降の定性分析】

先週の陽線の原因は、英首相がハードブリグジット交渉に備えた結束を図るため前倒し総選挙を表明したことに依るものです。英報道では、世論調査支持率で与党優勢を伝えています。

そして、MPC委員の利上げ意見が報道されたことも、GBPには追い風となりました。がしかし、総選挙は6月8日で、次のMPCは5月11日です。選挙前に金融政策変更など、そう簡単に行えるものではありません。先々週の3月製造業PMI低下に加え、先週は小売売上高の悪化やハリファックス住宅価格の停滞が示されています。物価上昇を抑えるためとは言え、利上げは難しい局面です。
現在の物価高はGBP下落に依る輸入物価高が原因と考えられます。4月の公共料金値上げも、詰まるところ、それに起因すると考えられます。
これからハードブリグジット交渉でEU側との対立が始まり、ロンドンの金融センターとしての地位も脅かされる訳です。そのとき、GBPは更に下落する可能性があり、拙速な利上げ判断が近々にMPCで主流になるとも思えません。

仏大統領選の本選が5月に予定されており、独選挙も確か今夏か秋に予定されていたと記憶しています。英国の結束が選挙で強まっても(弱まったらなおさら)、EU側の結束も強まることを踏まえると、GBP上昇に転じるには早すぎる、と考えます。

通貨安で輸出有利となって国内経済が潤うことと、物価上昇が国内消費を低迷させることの均衡点がどこかを見るため、当分は株価と為替がともに下がる場面の共通項を観察していこうと思います。

【6-3-5. まとめ】

チャート分析とテクニカル分析で上昇トレンド示唆するサインがありました。がしかし、ファンダメンタル分析と定性分析で、その結果を疑っています。

以上

ところで、FXを始めても暫くは練習期間です。新たな方法論を試す場合にも同じです。練習期間でFXに慣れたり、いろいろなやり方を試してみるためにも、キャッシュバックはとても魅力的です。せっかくのキャッシュバックは、そういうことのために使ってくださいね。
通常、キャッシュバックを受けるためには条件があるので、詳しくは下のリンク先でご確認ください。
また、色々な取引手法を並行して試してみるためにも、複数のFX会社に口座を開設しておくと便利です。
外為ジャパンは0.1枚単位での取引が可能なので、初心者や色々な取引手法を研究したい方にお勧めです。ドル円ならばスプレッドも0.3円と安いのも魅力です(※ 2017年1月23日確認)。



━━━━━━━━━━━━━
世界とつながる、未来にひろがる。
『外為ジャパン新規会員獲得プロモーション』
━━━━━━━━━━━━━

口座開設キャンペーン実施中!!
最大で20,000円キャッシュバック!

▽▼詳しくはこちら▼▽

外┃ 為┃ ジ┃ ャ┃ パ┃ ン┃ の┃ 強┃ み┃
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛

☆─┐
│1│1000通貨取引可能!!初心者も安心!
└─┘───────────────
☆─┐
│2│業界最狭クラスのスプレッド!!
└─┘───────────────
☆─┐
│3│モバイルでも充実の取引環境!!
└─┘───────────────
☆─┐
│4│取引手数料0円!!
└─┘───────────────
その他にも魅力的なキャンペーンが目白押し!!
今すぐサイトをチェック!!
▽▼口座開設はこちら▼▽
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NX81R+46MOTU+1NB0+6UHGJ
ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
以上

2017年04月22日

6-2. EURJPY週次分析(2017年4月22日更新)

先週4月17日週の欧州の主要な動きを次の通り捉えています。

(1) 週足は6週ぶりに陽線となりました。やや上ヒゲの方が下ヒゲより長いものの、全幅3円弱・値幅2円弱は小さくありません。結果的にEUR高となったことから、以下は、EUR高要因>EUR安要因の力関係だったと考えられます。
(2) 仏大統領選第1回投票を23日に控え、EU離脱国民投票実施を公約に掲げる極右政党候補が世論調査で1位から2位に落ちたとの報道がありました。また、欧独仏PMIや消費者信頼感の改善基調が確認できたことは、EUR高要因でした。そして、米側政策遂行力への疑念が払拭されないことはUSD安要因でした。
(3) シリア・ウクライナ問題での対露対立的な報道と、仏大統領選での世論調査支持率が各候補均衡して不透明感が増した点と、ECBの仏大統領選終了までの緩和政策継続報道は、EUR安要因でした。一方、英国側の交渉力強化に向けた総選挙報道はGBP高要因で、米大統領の減税法案公表が今週と発表されたことはUSD高要因、中東・極東での地政学的リスク回避が続いていることはJPY高要因でした。 EUR安要因には、他の通貨高要因が多いようですね。
(4) やはり、先々週と先週との大きな違いは、仏大統領選極右候補の支持率順位後退です。


【6-2-1. 現状チャート】

直近のEURJPYの週足チャートを下図に示します。

170422EURJPY C.png

先週末終値は116.9円付近です。
先週の予想では、仏極右政党候補が第2位以下に転落した場合、118円もあり得るようなことを書きました。そこまではいきませんでしたね。予備選だからでしょうか。

上図週足チャートでは、3月27日週に引いた平行線が赤線で、間隔が3円です。4月3日週に青い水平線を新たに引き直して、上から123円・120.5円・118円・115.5円で2.5円間隔です。
4月23日の仏大統領選第1回投票までは赤い平行線の間を通って、次週は113.5円〜116.5円という予想が基本でした。先週は上ヒゲがこのチャネルから飛び出しましたが、結局、終値がチャネル内に戻っています。まだ、赤い平行線の上にもう1本の赤線を引くには早い状態です。

今週末(28日)は赤線が112.5円-115.5円まで低下します。もし今週前半に先週の上ヒゲを辿って上値を伸ばすなら、新しいチャネルは今週末に115.5円-118.5円となります。これは選挙次第なのでわかりません。

以上、チャートからは、次週が陰線ならば112.5円-115.5円、陽線ならば115.5円-118.5円です。選挙のときは、両建てみたいな予想となってしまいます。

【6-2-2. 現状テクニカル】

直近の移動平均線(SMA)とRSI(14日)を示します。
SMA(1日)は単に週足終値を、SMA(5日)は先週5日間の終値の平均値を表しています。週次分析ですから主役は5日線です。現在、1日線は116.9円、5日線は116.6円、21日線は117.8円に位置しています。
RSI(14日)は、過去14本の日足における陽線幅の比率を表しています。世界で最も多くの人が参考にしていると思われる14日を採用しています。現在は36%に位置しています。

170422EURJPY T.png

21日線はこのペースだと今週末に117円弱に到達します。現在、1日線・5日線ともに116円台後半に位置しているので、今週早々に上昇トレンド転換のサインが出るかもしれません。
選挙のことを考えずにチャートだけを見ると、少なくとも1タッチはしそうな勢いですね。参考にするのがRSIで、50を上抜けるときは加速することが多いので、そちらも参考にすると良いでしょう。

テクニカル上は、現時点においてまだ下降チャネルから終値が抜け出していません。注意しつつ、下降トレンド継続と読むべきでしょう。

【6-2-3. 現状ファンダメンタル】

直近の両国10年債金利と株価の動きを示します。それぞれの動きはご自身でご確認ください。
以下、日独の金利差の前週との差を「Δ金利差」と表記します。また、日独の主要株価指標の比の前週との差を「Δ株価比差」と表記します。
通常時の金利と株価の動きは、方向が反対になりがちなことが知られています。通常時には、為替が金利>株価の影響を受けることも知られています。何が原因で何が結果かはよくわかりませんが、これらの関係が成り立たないときは通常時でないことがわかります。
下図は、上から「週足方向とボラティリティ」「Δ金利差」「Δ株価比差」を表しています。
Δ金利差とΔ株価比差は、年明け第1週のデータがありません。取引日数が各国揃わず、日数も少ないため、年明け第1週を除外しています。

170422EURJPY F.png

Δ金利差は、年明けから15週のうち13週が週足と方向一致しています。Δ株価比差も、15週のうち12週が週足と方向不一致となっています。Δ金利差とΔ株価比差は15週のうち10週が方向不一致です。

先週、Δ金利差が週足や株価比との方向が不自然になったので、波乱の前兆と記しましたが、その通りになりました。次週、独10年債金利が上昇すれば上昇継続、逆に独金利が下がれば日金利に下げ余地が少ないことから、下降トレンドに戻ります。
週明けの仏選挙結果が出た直後にそんなことは関係ないと思いますが、週の中頃からは金利や株価でも裏付けを取りながら取引した方が良いでしょう。

【6-2-4. 今週以降の定性分析】

先週EUR高・EUR安要因を、予想を交えて書き直します。

(1) 仏大統領選第1回投票結果が発表されます。これは、選挙結果ですから、どちらに転ぶかわかりません。どちらに転ぶにせよ、結果次第で大きく動く可能性があります。不確定要素です。
(2) 28日のHICP速報値の市場予想は前回より0.3%上昇し1.8%です。また、独指標が多く発表されますが、基本的に独経済は好調です。よって、経済指標はEUR高要因となる可能性が高いと考えています。米政権への不信感はUSD安、中東・極東のリスク継続は直近の反応を見る限りEUR高ですが、ややこの件は値動きに「飽き」が散見されています。
(3) 中東・極東のリスク回避の動きよりも、欧州ではテロ警戒の方が注目されているように見受けられます(報道記事から)。ECBは仏大統領選終了までの緩和政策継続報道が先週あり、今週27日のECB政策金利発表やECB総裁記者会見は、刺激的内容が含まれるハズありません。 これらはEUR安に働きます。また、米大統領が今週に減税法案を公表するとの話はUSD高、日本がGWを控えていることはJPY高、です。

(1)のことさえ考えなければ、各要因で動きそうなpipsを考えると、EUR高要因<EUR安要因、と考えています。

【6-2-5. まとめ】

選挙次第なので、どうにもなりません。無理に答えをこじつけても仕方がないので、先週に引き続き「答えなし」です。
但し、先週と違う点は、もし選挙結果でEUR安側に流れができたら、追いかけまくって良い状況だという気がします。
逆にEUR高側への流れには、追撃してもほどほどにした方が良い気がします。週足より一段上の月足で考えると、仏大統領本選・独選挙・英交渉と英選挙・ギリシャ支援問題といった方向予見が難しい問題が続き過ぎます。
EUR高の追撃はほどほど、EUR安追撃は最後まで、が夏頃までの基本方針です。

以上

ところで、FXを始めても暫くは練習期間です。新たな方法論を試す場合にも同じです。練習期間でFXに慣れたり、いろいろなやり方を試してみるためにも、キャッシュバックはとても魅力的です。せっかくのキャッシュバックは、そういうことのために使ってくださいね。
通常、キャッシュバックを受けるためには条件があるので、詳しくは下のリンク先でご確認ください。
また、色々な取引手法を並行して試してみるためにも、複数のFX会社に口座を開設しておくと便利です。
外為ジャパンは0.1枚単位での取引が可能なので、初心者や色々な取引手法を研究したい方にお勧めです。ドル円ならばスプレッドも0.3円と安いのも魅力です(※ 2017年1月23日確認)。



━━━━━━━━━━━━━
世界とつながる、未来にひろがる。
『外為ジャパン新規会員獲得プロモーション』
━━━━━━━━━━━━━

口座開設キャンペーン実施中!!
最大で20,000円キャッシュバック!

▽▼詳しくはこちら▼▽

外┃ 為┃ ジ┃ ャ┃ パ┃ ン┃ の┃ 強┃ み┃
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛

☆─┐
│1│1000通貨取引可能!!初心者も安心!
└─┘───────────────
☆─┐
│2│業界最狭クラスのスプレッド!!
└─┘───────────────
☆─┐
│3│モバイルでも充実の取引環境!!
└─┘───────────────
☆─┐
│4│取引手数料0円!!
└─┘───────────────
その他にも魅力的なキャンペーンが目白押し!!
今すぐサイトをチェック!!
▽▼口座開設はこちら▼▽
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NX81R+46MOTU+1NB0+6UHGJ
ーーー注記ーーー

本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
以上