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2017年01月08日
'17.01/11.18:30予定ー英国実態指標「鉱工業生産」調査
'17.01/11.18:30に英国実態指標「鉱工業生産」が発表されます。今回は2016年11月分の発表です。
今回は次のようにポジションを持つ予定です。結果は事後に報告します。
本指標の「調査」結果を以下に示します。
英国実態指標「鉱工業生産」は、鉱工業と製造業の企業生産高を指数化した経済指標です。生産高を金額を捉えているか量を捉えているかは調査中です。英国国家統計局が毎月中旬に前月比・前年比を発表しています。
本指標による反応は前月比>前年比です。他の先進国の鉱工業生産関連指標よりも反応が大きい、という特徴があります。
本指標の意義は、鉱工業生産がGDPの構成要素となっているため、その先行指標と言われていますが、英国GDPに占める鉱工業部門の割合は20%程度しかありません。ですから、その点は少し疑問です。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
前回の発表結果は前月比・前年比ともに予想を大幅に下回る悪化でした。今回の市場予想は、いずれも改善が予想されています。予想通りになれば、最近にない大幅な改善ということになります。
過去の市場予想と発表結果について以下に示します。
注目すべき前月比は過去3回続けてマイナスとなっていました。以下、前月比に絞って見ていきます。
参考となる過去事例は次の通りです。
まず、前月比が前回結果よりも大きく改善されると市場予想されていた直近の事例は、先月2016年10月分の発表です。
次に、指標発表で前月比が予想通りに改善されると、2016年4月並みの大幅改善ということになります。
一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近で参考になるのは2016年7月です。
過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。
先に挙げた参考事例で、前月比が前回結果よりも大きく改善されると市場予想されていた直近事例は、先月2016年10月分の発表です。このとき、直前10-1分足は意外にも10pips弱の陰線となっていたことがわかりました。
2016年10月分の発表では、直前1分足が陽線側に跳幅10pipsとなっていたことがわかりました。
次に、前月比が予想通り2016年4月並みに大幅改善された場合、陽線側に約50pipsの跳幅となっていました。一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近同様の2016年7月は陽線側に20pips強の跳幅でした。
前月比が予想通り2016年4月並みに大幅改善された場合、値幅約30pipsの陽線となっていました。一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近同様の2016年7月は値幅10pips強の陰線でした。
以上のことから、事前の反応を合理的に説明することはできませんが、事後の反応はまぁ素直だと言えます。指標発表直後(1分足)が素直(最大50pipsの陽線側跳幅、前月比0でも20pipsの陽線側跳幅)、その後は改善幅に応じて(前月比0で10pips強の陰線)、ということになっていました。
同時に「貿易収支」も発表されますが、これは過去の実績からあまり反応がないようです。
先日発表された「12月分製造業PMI」ではなく、その前月の11月分を調べてみると53.4となっていました。製造業PMIが53.4という数字はかなり良い数字です。
以上の既出情報についてまとめておきます。
次に「分析」を行います。分析内容は次の通りです。
3. 反応性分析
4. 反応一致性分析
5. 指標一致性分析
6. シナリオ作成
この分析結果に基づき巻頭に挙げたシナリオを作成します。
このキャッシュバックは大きい。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
今回は次のようにポジションを持つ予定です。結果は事後に報告します。
本指標の「調査」結果を以下に示します。
【1. 指標概要】
英国実態指標「鉱工業生産」は、鉱工業と製造業の企業生産高を指数化した経済指標です。生産高を金額を捉えているか量を捉えているかは調査中です。英国国家統計局が毎月中旬に前月比・前年比を発表しています。
本指標による反応は前月比>前年比です。他の先進国の鉱工業生産関連指標よりも反応が大きい、という特徴があります。
本指標の意義は、鉱工業生産がGDPの構成要素となっているため、その先行指標と言われていますが、英国GDPに占める鉱工業部門の割合は20%程度しかありません。ですから、その点は少し疑問です。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
(2-1. 調査範囲)
前回の発表結果は前月比・前年比ともに予想を大幅に下回る悪化でした。今回の市場予想は、いずれも改善が予想されています。予想通りになれば、最近にない大幅な改善ということになります。
(2-2. 過去情報)
過去の市場予想と発表結果について以下に示します。
注目すべき前月比は過去3回続けてマイナスとなっていました。以下、前月比に絞って見ていきます。
参考となる過去事例は次の通りです。
まず、前月比が前回結果よりも大きく改善されると市場予想されていた直近の事例は、先月2016年10月分の発表です。
次に、指標発表で前月比が予想通りに改善されると、2016年4月並みの大幅改善ということになります。
一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近で参考になるのは2016年7月です。
(2-3. 過去反応)
過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。
先に挙げた参考事例で、前月比が前回結果よりも大きく改善されると市場予想されていた直近事例は、先月2016年10月分の発表です。このとき、直前10-1分足は意外にも10pips弱の陰線となっていたことがわかりました。
2016年10月分の発表では、直前1分足が陽線側に跳幅10pipsとなっていたことがわかりました。
次に、前月比が予想通り2016年4月並みに大幅改善された場合、陽線側に約50pipsの跳幅となっていました。一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近同様の2016年7月は陽線側に20pips強の跳幅でした。
前月比が予想通り2016年4月並みに大幅改善された場合、値幅約30pipsの陽線となっていました。一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近同様の2016年7月は値幅10pips強の陰線でした。
以上のことから、事前の反応を合理的に説明することはできませんが、事後の反応はまぁ素直だと言えます。指標発表直後(1分足)が素直(最大50pipsの陽線側跳幅、前月比0でも20pipsの陽線側跳幅)、その後は改善幅に応じて(前月比0で10pips強の陰線)、ということになっていました。
(2-4. 関連指標)
同時に「貿易収支」も発表されますが、これは過去の実績からあまり反応がないようです。
先日発表された「12月分製造業PMI」ではなく、その前月の11月分を調べてみると53.4となっていました。製造業PMIが53.4という数字はかなり良い数字です。
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以上の既出情報についてまとめておきます。
- 本指標による反応は前月比>前年比です。前回の発表結果は前月比・前年比ともに予想を大幅に下回る悪化でした。今回の市場予想は、いずれも最近にない大幅な改善が予想されています。
- 事前の反応を合理的に説明することはできません。がしかし、同様事例を参考にすると、事後の反応は指標発表直後(1分足)が素直(最大50pipsの陽線側跳幅、前月比0でも20pipsの陽線側跳幅)となっていました。その後(直後10分足)は改善幅に応じて(規準は前月比0で10pips強の陰線)、ということになっていました。
- 「11月製造業PMI」は53.4でした。製造業PMIが53.4という数字はかなり良い数字です。
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次に「分析」を行います。分析内容は次の通りです。
3. 反応性分析
4. 反応一致性分析
5. 指標一致性分析
6. シナリオ作成
この分析結果に基づき巻頭に挙げたシナリオを作成します。
以上
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以上
2017年01月07日
2017年1月第1週までの成績
多くのFX関連書籍・記事で主流・基本だと言うトレンドフォローでの取引は、多くの結果が示す通り、ほとんどの人に適していません。普通の人がFXを始める際には、もっと適した方法があると思って、このブログを始めました。このブログでは、経済指標発表前後の短期シナリオ手法というやり方を紹介しています。詳細は「FXは上達するのか」をご覧ください。
さて、だいぶブログの体裁も整ってきたので、今年は成績表を週次・月次で公開していきます。
今週の成績表は次の通りです。
今週は取引しやすい経済指標発表が多かったですね。その結果、かなり長時間ポジションを持ってしまいました。週間ポジション保有時間率も0.64%と、目標とする0.6%を若干超えていたようです。
ですが、週間ポジション保有時間率の目標は週2回の取引を前提に定めたものです。従って、個々の指標での取引では目標が守れた訳です。
元本は、このブログでの取引のやり方を説明した「FXは上達するのか」に記載した通り、とりあえず、今週取引きした投資額で最も大きかったGBPJPY1枚分を10倍した¥579,680を採用しておきます。この元本を基準に年間収益率を計っていきましょう。
たまたま今週は全勝でしたが、目標は3勝1敗ペースで良いのです。負けを少なくすることと、損大利小にさえならなければ良いのです。
ともあれ、元本に対する週次収益率は1.34%でした。
今週取引した経済指標の事前調査と分析、及び、取引結果は、全てDBに収めています。来月同じ指標での取引を行う際に見直して、変更点があれば修正します。
一度、それなりに手間をかけて調査・分析しておくと、その後はそれほど手間がかかりません。それは、このブログでの取引が、そのときのトレンドと無関係に、指標発表時の反応だけを刈り取ろうとしているからです。その根拠は「同じ指標の発表前後の反応は、過去と同じようになることが多い(全ての指標がそうではありません)」という前提に基づいています。そうした「同じような反応」をするという特徴を見いだせた指標で取引を行っています。
では今年も頑張りましょう。皆さまの取引がうまくいきますように祈念いたします。
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
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今週の成績表は次の通りです。
今週は取引しやすい経済指標発表が多かったですね。その結果、かなり長時間ポジションを持ってしまいました。週間ポジション保有時間率も0.64%と、目標とする0.6%を若干超えていたようです。
ですが、週間ポジション保有時間率の目標は週2回の取引を前提に定めたものです。従って、個々の指標での取引では目標が守れた訳です。
元本は、このブログでの取引のやり方を説明した「FXは上達するのか」に記載した通り、とりあえず、今週取引きした投資額で最も大きかったGBPJPY1枚分を10倍した¥579,680を採用しておきます。この元本を基準に年間収益率を計っていきましょう。
たまたま今週は全勝でしたが、目標は3勝1敗ペースで良いのです。負けを少なくすることと、損大利小にさえならなければ良いのです。
ともあれ、元本に対する週次収益率は1.34%でした。
今週取引した経済指標の事前調査と分析、及び、取引結果は、全てDBに収めています。来月同じ指標での取引を行う際に見直して、変更点があれば修正します。
一度、それなりに手間をかけて調査・分析しておくと、その後はそれほど手間がかかりません。それは、このブログでの取引が、そのときのトレンドと無関係に、指標発表時の反応だけを刈り取ろうとしているからです。その根拠は「同じ指標の発表前後の反応は、過去と同じようになることが多い(全ての指標がそうではありません)」という前提に基づいています。そうした「同じような反応」をするという特徴を見いだせた指標で取引を行っています。
では今年も頑張りましょう。皆さまの取引がうまくいきますように祈念いたします。
以上
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2017年01月06日
'17.01/06.00:00発表ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」結果
'17.01/05.22:15に米国雇用指標「ADP民間雇用者数」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
指標結果は次の通りでした。
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は24分53秒、この指標での収益率は0.11%でした。今回の取引では、いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をクリアできませんでした。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録しています。今年の成績はこれで5勝0敗です。あと51回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指します。
本調査の過程詳細は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」調査(2017/1/2 13:42投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」調査(2017/1/2 13:42投稿)
- '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
【7. 結果報告】
(7-1. 指標結果)
指標結果は次の通りでした。
(7-2. 取引結果)
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は24分53秒、この指標での収益率は0.11%でした。今回の取引では、いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をクリアできませんでした。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録しています。今年の成績はこれで5勝0敗です。あと51回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指します。
【8. 事後検証】
(8.1. 既出調査検証)
本調査の過程詳細は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」調査(2017/1/2 13:42投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【調査結果1】本指標の過去反応は、発表前後ともに比較的大きくなることがあるので、ポジションを持つときには注意が必要です。
- 【結果反省1】<今回の反応は、過去の平均よりもやや小さめでした。
- 【調査結果2】本指標の今回市場予想は、前回よりも0.7ポイント悪化となっています。予想通りに今回も悪化しても、この程度ならば、2016年8月を底とする上昇トレンドは維持されます。がしかし、もし今回、市場予想を上回るとともに前回結果をも上回ることになれば、比較的大きな反応(値動き)となる可能性があります。逆にもし今回、市場予想を下回り前々回結果並みとなった場合には、最近のトランプ相場とFRB利上げに伴うドル高が是正される可能性もあります。いずれにせよ、本指標発表翌日には雇用統計の発表も予定されており、反応の大きさはそれら影響がどうなるかわからない以上、予断を許しません。
- 【結果反省2】今回の結果は、前回結果と同値で市場予想より0.7ポイント改善でした。
- 【調査結果3】本指標と参考対比した2016年12月分ISM製造業景況指数は、現時点で発表されていません。但し、製造業景況指数は改善基調が続いており、本指標(非製造業)はその遅行指標となっている可能性も高いので、全体的には本指標の改善基調もまだ続く、と予想しています。
- 【結果反省3】予想通りでした。
(8.2. 反応性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】反応性分析では二つシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】特に次回以降の見解修正は必要ない、と考えています。
- 【分析結果2】全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きいので、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高いことがわかりました。
- 【結果反省2】今回は指標発表直後1分足の始値と終値が同値となりました。その点において、安全にポジションを取る根拠がなかったことになります。
- 【分析結果3】やり方次第で20pips以上狙うこともできそうな一方、20pips(最悪でも30pips)も含損が生じたらもう挽回できそうにない、ということが読み取れました。
- 【結果反省3】実際には跳幅20pipsにぎりぎり達したレベルでしたが、ほぼ分析通りと言えます。
(8.3. 反応一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
- 【分析結果1】反応一致性分析では三つのシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】1勝2敗でした。
- 【分析結果2】シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が90%というものです。
- 【結果反省2】分析通りになりました。
- 【分析結果3】シナリオ案22は、直前10-1分足と同1分足との方向一致率が85%というものです。
- 【結果反省3】分析は外れました。
- 【分析結果4】シナリオ案23は、指標発表直後1分足と同10分足の方向一致率が86%というものです。
- 【結果反省4】分析は外れました。
(8.4. 指標一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】指標一致性分析では三つのシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】3敗となりました。原因は、指標発表値の改善への反応が直後1分足の間も持たずに、当日の下降トレンドに呑み込まれてしまったこと、と考えます。
- 【分析結果2】シナリオ案31は、事前差異と指標発表直前10-1分足の方向一致率が74%ありました。期待的中率75%には達していませんが、シナリオ案として残すことにします。
- 【結果反省2】分析は外れました。
- 【分析結果3】シナリオ案32は、事後差異と発表直後1分足の方向一致率が77%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- 【結果反省3】分析は外れました。
- 【分析結果4】シナリオ案33は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が82%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- 【結果反省4】分析は外れました。
【9. シナリオ検証】
本分析の詳細過程は、'17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析(2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
- 【シナリオ1】シナリオ1は、ポジションを指標発表直前10-1分足始値のつく直前に取得し、指標発表直前1分足始値がつくまでに6-9pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省1】実際には、シナリオ通りにポジションを取得できたものの、23:54:24には3.30pipsを利確しました。その後、直前10-1分足は陽線に転じているので、今回は取引チャート上の値動きをうまく見切ることができました。
- 【シナリオ2】シナリオ2は、指標発表直前1分足始値がつく前にポジションを取得し、指標発表直前に3-5pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省2】シナリオ通りにポジションが持て、4.06pipsを利確しました。
- 【シナリオ3】シナリオ3は、指標発表直前にポジションを取得し、指標発表直後1分足で13-17pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省3】スリップか通信遅延によりポジション取得が指標発表後となり、しかも陽線での反応という予想が外れ陰線となりました。直後1分足跳幅より同値幅が小さくなることを見越してポジション解消を待ちましたが、結果的に傷口を広げ、16.29pipsの損切となってしまいました。大失敗です。
- 【シナリオ4】シナリオ4は、ポジションを指標発表直後1分足終値がつく頃に取得し、同10分足跳幅で6-12pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省4】シナリオ3での損切遅延に伴い、ポジション取得が遅くなりました。指標発表以前が下降トレンドだったこともあって、シナリオ3での損切を取り返すため、ポジション保有時間を延長しました。何とか9.45pipsで利確できたものの、かなり危うい取引になってしまいました。
以上
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査(2017/1/5 0:17投稿)
- '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
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'17.01/05.22:15発表ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果
'17.01/05.22:15に米国雇用指標「ADP民間雇用者数」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
指標結果は次の通りでした。
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は9分58秒、この指標での収益率は2.42%でした。いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をほぼクリアできました。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録しています。今年の成績はこれで4勝0敗です。あと52回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指します。
本調査の過程詳細は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査(2017/1/5 0:17投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
また、分析手法や取引手法については、
に詳述しています。宜しければご覧ください。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査(2017/1/5 0:17投稿)
- '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
【7. 結果報告】
(7-1. 指標結果)
指標結果は次の通りでした。
(7-2. 取引結果)
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は9分58秒、この指標での収益率は2.42%でした。いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をほぼクリアできました。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録しています。今年の成績はこれで4勝0敗です。あと52回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指します。
【8. 事後検証】
(8.1. 既出調査検証)
本調査の過程詳細は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査(2017/1/5 0:17投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【調査結果1】今回は市場予想を上回る可能性が高い、と思われます。論拠は、米雇用状況が改善傾向にあること、過去4回の12月発表結果が市場予想を上回っていること、直近の景況指数が前回結果と市場予想を上回っていること、です。期待的中率は算出できませんが、シナリオ案01として、指標発表直前にポジションを取得し、発表直後1分足跳幅を狙うことにします。
- 【結果反省1】外れました。結果は市場予想17.5万人を2.2万人下回る15.3万人でした。
- 【調査結果2】本指標発表前後の反応は、過去平均でそれほど大きくありません。この指標発表前後10分間のポジションでは、せいぜい数pipsから20pipsぐらいを狙うことが妥当と思われます。
- 【結果反省2】今回の指標発表直後10分足値幅は21pipsでした。
- 【調査結果3】逆に言えば、この指標発表前後10分間にポジションを持って10pipsも含損が発生すると、同期間内で挽回できる可能性は小さいと言えます(損切目安)。
- 【結果反省3】幸い、今回の取引で含損を抱えることはありませんでした。
(8.2. 反応性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】反応性分析ではひとつしかシナリオ案を残せませんでした。
- 【結果反省1】反応性分析の結果通りになりました。
- 【分析結果2】そのシナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で9pipsを狙うというものです。
- 【結果反省2】分析通り、指標発表直前1分足は陰線となりました。
- 【分析結果3】10pipsも含損が生じたらもう挽回できそうにない(損切目安)、ということが読み取れました。
- 【結果反省3】幸い、今回のポジションで含損が10pipsに達することはありませんでした。
(8.3. 反応一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
- 【分析結果1】反応一致性分析ではひとつしかシナリオ案を残すことができませんでした。
- 【結果反省1】残した結論に対し1勝0敗でした。
- 【分析結果2】シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が86%というものです。
- 【結果反省2】分析通り陰線でした。
- 【分析結果3】期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の二つの特徴を記載しておきます。ひとつは、指標発表直後の陽線率が73%あることです。もうひとつは、指標発表直後1分足と同10分足の方向一致率が73%あることです。
- 【結果反省3】不採用見解のため特にコメントはありません。
(8.4. 指標一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】指標一致性分析ではひとつのシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】残した結論に対し1勝0敗でした。
- 【分析結果2】シナリオ案31は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が82%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- 【結果反省2】事後差異と指標発表直後1分足の方向は分析通り一致しました。
- 【分析結果3】期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の特徴を記載しておきます。事後差異と指標発表直後1分足の方向一致率が73%あることです。
- 【結果反省3】不採用見解のため特にコメントはありません。
【9. シナリオ検証】
本分析の詳細過程は、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
- 【シナリオ1】シナリオ1は、ポジションを指標発表直前1分足始値のつく直前に取得し、指標発表直前に4pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省1】実際には、シナリオ通りにポジションを取得できたものの、22:14:58頃に解消しようとしてスリップのためできず、22:15:00ちょうどに解消できています。次回からは少なくとも5秒前には解消注文すべきです。なお、結果は2.36pipsでの利確となりました。
- 【シナリオ2】シナリオ2は、ポジションを指標発表直後に取得し、指標発表直後1分足跳幅で15pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省2】シナリオ1のポジション解消が遅れたため、指標発表直前にポジションを取得することができませんでした。反省点は上に同じです。
- 【シナリオ3】シナリオ3は、ポジションを指標発表直後1分足終値がつく頃に取得し、同10分足跳幅で9pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省3】シナリオ通りにポジションを取得できたものの、実際には16pipsが狙えたところを8.92pipsで利確しました。もう少し我慢が必要でしたね。
以上
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査(2017/1/5 0:17投稿)
- '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析(2017/1/5 0:31投稿)
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以上
2017年01月05日
'17.01/05.18:30発表ー英国景気指標「サービス業PMI」結果
'17.01/05.18:30に英国景気指標「サービス業PMI」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録していきます。
指標結果は次の通りでした。
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は4分9秒、この指標での収益率は5.80%でした。いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をクリアできました。
今年の成績はこれで3勝0敗です。あと53回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指しましょう。
本調査の過程詳細は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」調査(2017/1/4 15:42投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
また、分析手法や取引手法については、
に詳述しています。宜しければご覧ください。
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くりっく365ならフジトミ
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」調査(2017/1/4 15:42投稿)
- '17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録していきます。
【7. 結果報告】
(7-1. 指標結果)
指標結果は次の通りでした。
(7-2. 取引結果)
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は4分9秒、この指標での収益率は5.80%でした。いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をクリアできました。
今年の成績はこれで3勝0敗です。あと53回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指しましょう。
【8. 事後検証】
(8.1. 既出調査検証)
本調査の過程詳細は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」調査(2017/1/4 15:42投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【調査結果1】本指標の過去反応は、発表前後ともに比較的大きくなることがあるので、ポジションを持つときには注意が必要です。本指標の今回市場予想は、前回よりも0.5ポイント悪化となっています。諸般の状況を踏まえると、今回は市場予想以上に悪化する可能性があるため、重ねて注意を喚起しておきます。
- 【結果反省1】予想は外れました。今回結果は56.2で、前回結果55.2に対し1.0ポイント改善、市場予想54.7に対し1.5ポイント改善でした。但し、次回もこれまでの調査結果を見直す必要はない、と考えています。
- 【調査結果2】過去の反応は次の通りです。指標発表直前10-1分足で、10pips以上の跳幅となったことが17回あります。そして、指標発表直前1分足でも、10pips以上の跳幅となったことが7回あります。また、発表直前1分足は陽線が目立っています。指標発表直後の反応は、20pips以上となったことが、1分足で12回、10分足で19回あります。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは110pipsにも達しています。
- 【結果反省2】今回の反応は過去平均よりも大きかったようです。指標発表直前10-1分足は跳幅24pips、同1分足は跳幅2pipsでした。また、指標発表直後1分足は跳幅21pips、同10分足は42pipsでした。
- 【調査結果3】参考とすべき関連指標には製造業PMIと見比べました。結果、製造業PMIは、今回(2016年12月分が1/3発表)こそ前回結果・市場予想より大きく改善しましたが、2016年10・11月が前月より悪化しています。この影響が今回の発表で現れる可能性があり、注意が必要です
- 【結果反省3】外れました。サービス業PMIは製造業PMIよりも反応が遅行すると考えていましたが、その影響は見受けられませんでした。但し、次回もこれまでの調査結果を見直す必要はない、と考えています。
(8.2. 反応性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】反応性分析では三つシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】本3案通りにポジションを持った場合、結果的に3勝0敗という可能性がありました。
- 【分析結果2】シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足終値がつくまでに7pipsを狙うというものです。
- 【結果反省2】本案通りにポジションを持った場合、最大14pipsが得られた可能性があります。
- 【分析結果3】シナリオ案12は、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で19pips程度を狙うというものです。
- 【結果反省3】本案通りにポジションを持った場合、最大18pipsが得られた可能性があります。
- 【分析結果4】シナリオ案13は、10分足跳幅を狙ってポジションを取得し、同終値がつくまでに12pipsを狙うというものです。
- 【結果反省4】本案通りにポジションを持った場合、最大14pipsが得られた可能性があります。
- 【分析結果5】全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きいので、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高いことがわかりました。
- 【結果反省5】分析通りでした。
- 【分析結果6】やり方次第で20pips以上狙うこともできそうな一方、10pips(最悪でも20pips)も含損が生じたらもう挽回できそうにない、ということが読み取れました。
- 【結果反省6】幸い、今回のポジションが10pipsもの含損をもつことはありませんでした。
(8.3. 反応一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
- 【分析結果1】反応一致性分析では二つのシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】下記の通り、いずれも分析通りでした。
- 【分析結果2】シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が74%というものです。
- 【結果反省2】結果は同値0pipsでした。
- 【分析結果3】シナリオ案22は、直後1分足と同10分足との方向一致率が86%というものです。
- 【結果反省3】結果は、指標発表直後1分足と同10分足との方向が一致していました。
(8.4. 指標一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】指標一致性分析では二つのシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】下記の通り、いずれも分析通りでした。
- 【分析結果2】シナリオ案31は、事後差異と発表直後1分足の方向一致率が95%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- 【結果反省2】結果は事後差異と発表直後1分足の方向が一致しました。
- 【分析結果3】シナリオ案32は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が77%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- 【結果反省3】結果は事後差異と発表直後10分足の方向が一致しました。
【9. シナリオ検証】
本分析の詳細過程は、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
- 【シナリオ1】シナリオ1は、ポジションを指標発表1分足直前に取得し、指標発表直前に5pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省1】シナリオ通りにポジションを持ち、4.58pipsで利確しました。
- 【シナリオ2】シナリオ2は、ポジションを指標発表直後に取得し、指標発表直後10分足跳幅で20-38pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省2】シナリオ通りにポジションを取得できたものの、実際は最大25pipsが狙えたところを7.75pipsで利確しました。もう少し我慢が必要でしたね。
- 【シナリオ3】シナリオ3は、ポジションを指標発表直後1分足終値がつく頃に取得し、同10分足跳幅で3-19pipsを狙うというものでした。
- 【結果反省3】シナリオ通りにポジションを取得できたものの、実際には25pipsが狙えたところを13.79pipsで利確しました。もう少し我慢が必要でしたね。
- 【シナリオ4】シナリオ4は、ポジションを指標発表直後1分足終値がつく頃に取得し、同10分足終値がつくまでに15pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省4】シナリオ通りにポジsyンを取得できたものの、実際には14pipsが狙えたところを7.16pipsで利確しました。もう少し我慢が必要でしたね。
以上
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス製造業PMI」調査(2017/1/4 15:42投稿)
- '17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス製造業PMI」分析(2017/1/4 16:50投稿)
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また、分析手法や取引手法については、
に詳述しています。宜しければご覧ください。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析
前回記事の'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査は、本指標について既に公開されている情報に基づく調査結果です。以下は、それらの情報に基づきどのタイミングでポジションを持つべきかを検討した分析記事となります。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅(始値からヒゲの長い方までのpips)と値幅(始値から終値までのpips)を使います。この分析は最初に行って、十分なpipsが狙えそうな指標か否かを判断します。
中段のグラフは過去の反応平均値を整理したものです。
グラフからは、前回記事にも記載したように、あまり大きなpipsは狙えそうもない、ということがわかります。一方、指標発表前後10分間のポジションでは、含損が10pipsも生じたら素直に損切すべきだろう、と読み取れます。
下段の表は、ポジションの取得時期と解消時期とで、どの程度のpipsが狙えるかを一覧したものです。この表については次により詳しく分析します。
ここでは詳細を割愛しますが、リスクの割にリターンが大きな行に順番を付け、四段目(最下段)の表で以上の反応性分析結果に基づく結論を得ました。本分析結果と結論を以下に整理しておきます。
反応一致性分析では、指標発表前後のローソク足の向きを調べています。このブログでは、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足の4種類のローソク足を扱っています。これら各ローソク足の向きに偏りがないかと、あるローソク足と別のローソク足との向きが一致する傾向に偏りがないか、を調べています。
下表に前月までの分析結果及び今回分析結論を示します。
反応一致性分析の結果・結論を以下に整理しておきます。
指標一致性分析は、指標の良し悪しが反応(値動き)の向きと一致しているかどうかを分析します。より正確には、指標の「市場予想ー前回結果」が指標発表前の折込みとして反応に現れるかと、「発表結果ー市場予想」と「発表結果ー前回結果」の和が指標発表後の反応として表れているか、を分析しています。
指標一致性分析の結果・結論を纏めておきます。
以上の分析結果に基づき、ここまでに残したシナリオ案を一覧し、タイミングが同じシナリオ案を統合します。
上段の表は、ここまでの分析結果を一覧したものです。この表から、ポジションを持つタイミングが一致するものを統合すると、下段の表のようになります。
結果は事後に報告します。皆さまのご健闘を祈念いたします。
※ 2017年1月6日0時25分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果(2017/1/6 0:22投稿)に記載しました。
ご参考までにこちらの記事もどうぞ。
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
ネット通販は便利ですが、カードがないと支払いが面倒です。YahooではTポイントを使っての買い物ができます。このカードは、Tポイントをうまく利用するためにも、年会費無料のなので1枚持っておくと便利です。
年会費無料【YJカード】
お買い物100円毎に1ポイントたまるYahoo!ショッピングでのお買い物なら、なんと通常の3倍
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NZHFU+7QNN6+38JK+HVNAR
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅(始値からヒゲの長い方までのpips)と値幅(始値から終値までのpips)を使います。この分析は最初に行って、十分なpipsが狙えそうな指標か否かを判断します。
中段のグラフは過去の反応平均値を整理したものです。
グラフからは、前回記事にも記載したように、あまり大きなpipsは狙えそうもない、ということがわかります。一方、指標発表前後10分間のポジションでは、含損が10pipsも生じたら素直に損切すべきだろう、と読み取れます。
下段の表は、ポジションの取得時期と解消時期とで、どの程度のpipsが狙えるかを一覧したものです。この表については次により詳しく分析します。
ここでは詳細を割愛しますが、リスクの割にリターンが大きな行に順番を付け、四段目(最下段)の表で以上の反応性分析結果に基づく結論を得ました。本分析結果と結論を以下に整理しておきます。
- 反応性分析ではひとつしかシナリオ案を残せませんでした。
- そのシナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で9pipsを狙うというものです。
- シナリオ案12は、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で19pips程度を狙うというものです。
- 10pipsも含損が生じたらもう挽回できそうにない(損切目安)、ということが読み取れました。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析では、指標発表前後のローソク足の向きを調べています。このブログでは、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足の4種類のローソク足を扱っています。これら各ローソク足の向きに偏りがないかと、あるローソク足と別のローソク足との向きが一致する傾向に偏りがないか、を調べています。
下表に前月までの分析結果及び今回分析結論を示します。
反応一致性分析の結果・結論を以下に整理しておきます。
- 反応一致性分析ではひとつしかシナリオ案を残すことができませんでした。
- シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が86%というものです。
- 期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の二つの特徴を記載しておきます。ひとつは、指標発表直後の陽線率が73%あることです。もうひとつは、指標発表直後1分足と同10分足の方向一致率が73%あることです。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標の良し悪しが反応(値動き)の向きと一致しているかどうかを分析します。より正確には、指標の「市場予想ー前回結果」が指標発表前の折込みとして反応に現れるかと、「発表結果ー市場予想」と「発表結果ー前回結果」の和が指標発表後の反応として表れているか、を分析しています。
指標一致性分析の結果・結論を纏めておきます。
- 指標一致性分析ではひとつのシナリオ案を残すことにしました。
- シナリオ案31は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が82%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- 期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の特徴を記載しておきます。事後差異と指標発表直後1分足の方向一致率が73%あることです。
【6. シナリオ作成】
以上の分析結果に基づき、ここまでに残したシナリオ案を一覧し、タイミングが同じシナリオ案を統合します。
上段の表は、ここまでの分析結果を一覧したものです。この表から、ポジションを持つタイミングが一致するものを統合すると、下段の表のようになります。
結果は事後に報告します。皆さまのご健闘を祈念いたします。
※ 2017年1月6日0時25分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果(2017/1/6 0:22投稿)に記載しました。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査
'17.01/05.22:15に米国雇用指標「ADP民間雇用者数」の発表が予定されています。今回の発表は2016年12月分です。
今回の発表では次のようにポジションを持つ予定です。根拠を以下に説明し、結果は事後に報告します。
※ 2017年1月6日0時25分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果(2017/1/6 0:22投稿)に記載しました。
本指標は、米国「雇用統計」を二日後に控え、NFP(非農業部門雇用者数)の直前先行指標としての重要度・注目度が高いものです。
確か「前月結果に対する増減を無視し、市場予想に対する増減に着目すると、ほぼ3勝2敗で2日後のNFPの増減方向と一致する」と言われています。がしかし、当会では真偽を調べたことはないので、責任は負いかねます。
本指標発表時の反応が比較的小さく、一方「雇用統計」発表時の反応は非常に大きいため、本指標発表後にポジションを取得し、「雇用統計」直前に解消する「ADP手法」という取引さえ、目にしたことがあります。そして、この手法の勝率は50%を超えるという記事をいくつか読んだ記憶もあります。がしかし、2日に亘ってポジションを持ち続けることになるため、このブログでは扱いません。ポジション保有時間率が高くなるリスクの割に期待的中率が低すぎます。
なお、本指標は「ADP雇用統計」「ADP雇用者数」とも言われ、大手給与計算アウトソーシング会社であるADP(Automatic Data Processing)社が公表しています。対象は全米約50万社と言われ、2006年5月から雇用動向を発表しています。
ADP社HP等の原典にあたって調べたことがないため、この項は伝聞情報ばかりで申し訳ありません。
最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。
本指標では、先述の通り、世間の注目が前回結果に対する増減に集まっていません。グラフは、今回の市場予想を発表結果が上回るか否かだけに関心を持って眺めましょう。
グラフを見て頂くと、市場予想が過去から一貫して安定しているように見受けられます。一方、年末に向けて臨時の雇用者数が増えるということは、仮説として成り立ちます。とりあえず、簡単に調べられる2012年からの12月分発表値が市場予想を超えていたかを調べてみました。
結果、
2012年12月 結果>予想
2013年12月 結果>予想
2014年12月 結果>予想
2015年12月 結果>予想
ということがわかりました。
いかがでしょう。少なくともここ4年(たった4年分ですが)の市場予想には偏りが見られ、プロの予想は何かがおかしくないでしょうか。
次に、過去の本指標発表前後ローソク足を一覧整理しておきます。
このブログでは、ローソク足の大きさを比較しやすくするため、同じタイミングを始値とする始値規準ローソク足で表記します。比較は、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足、の四種類について行います。
過去23回の反応を見ると、指標発表の10分前からの9分足(縦軸には10-1分足と表記)で、10pips以上の跳幅となったことは2回しかありません。そして、指標発表直前1分足では3回しかありません。また、発表直前1分足は陰線が目立っています。
指標発表直後の反応は、20pips以上となったことは、1分足で6回、10分足で9回あります。
調査対象期間中に最も大きく反応したときは40pips強です。
なお、参考とすべき指標で直近(2017.1/4.00:00)に発表されたものに「ISM製造業景況指数」があります。下図をご覧ください。
図から、米国景気指数は明らかな改善傾向にあり、しかも前回結果と市場予想を上抜けていることがわかります。
以上の既出情報を整理した結果を纏めておきます。
既に公開されている既出情報の調査は以上です。
この続きは、(1) 過去の反応の大きさ、(2) 過去のローソク足の向き、(3) 過去の反応(指標値によってどちらに値動きしたか)を分析し、本指標でどのようにポジションを持てば良いかの検討を行っています。こちらから'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析へどうぞ。
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今回の発表では次のようにポジションを持つ予定です。根拠を以下に説明し、結果は事後に報告します。
※ 2017年1月6日0時25分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果(2017/1/6 0:22投稿)に記載しました。
【1. 指標概要】
本指標は、米国「雇用統計」を二日後に控え、NFP(非農業部門雇用者数)の直前先行指標としての重要度・注目度が高いものです。
確か「前月結果に対する増減を無視し、市場予想に対する増減に着目すると、ほぼ3勝2敗で2日後のNFPの増減方向と一致する」と言われています。がしかし、当会では真偽を調べたことはないので、責任は負いかねます。
本指標発表時の反応が比較的小さく、一方「雇用統計」発表時の反応は非常に大きいため、本指標発表後にポジションを取得し、「雇用統計」直前に解消する「ADP手法」という取引さえ、目にしたことがあります。そして、この手法の勝率は50%を超えるという記事をいくつか読んだ記憶もあります。がしかし、2日に亘ってポジションを持ち続けることになるため、このブログでは扱いません。ポジション保有時間率が高くなるリスクの割に期待的中率が低すぎます。
なお、本指標は「ADP雇用統計」「ADP雇用者数」とも言われ、大手給与計算アウトソーシング会社であるADP(Automatic Data Processing)社が公表しています。対象は全米約50万社と言われ、2006年5月から雇用動向を発表しています。
ADP社HP等の原典にあたって調べたことがないため、この項は伝聞情報ばかりで申し訳ありません。
【2. 既出情報】
最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。
本指標では、先述の通り、世間の注目が前回結果に対する増減に集まっていません。グラフは、今回の市場予想を発表結果が上回るか否かだけに関心を持って眺めましょう。
グラフを見て頂くと、市場予想が過去から一貫して安定しているように見受けられます。一方、年末に向けて臨時の雇用者数が増えるということは、仮説として成り立ちます。とりあえず、簡単に調べられる2012年からの12月分発表値が市場予想を超えていたかを調べてみました。
結果、
2012年12月 結果>予想
2013年12月 結果>予想
2014年12月 結果>予想
2015年12月 結果>予想
ということがわかりました。
いかがでしょう。少なくともここ4年(たった4年分ですが)の市場予想には偏りが見られ、プロの予想は何かがおかしくないでしょうか。
次に、過去の本指標発表前後ローソク足を一覧整理しておきます。
このブログでは、ローソク足の大きさを比較しやすくするため、同じタイミングを始値とする始値規準ローソク足で表記します。比較は、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足、の四種類について行います。
過去23回の反応を見ると、指標発表の10分前からの9分足(縦軸には10-1分足と表記)で、10pips以上の跳幅となったことは2回しかありません。そして、指標発表直前1分足では3回しかありません。また、発表直前1分足は陰線が目立っています。
指標発表直後の反応は、20pips以上となったことは、1分足で6回、10分足で9回あります。
調査対象期間中に最も大きく反応したときは40pips強です。
なお、参考とすべき指標で直近(2017.1/4.00:00)に発表されたものに「ISM製造業景況指数」があります。下図をご覧ください。
図から、米国景気指数は明らかな改善傾向にあり、しかも前回結果と市場予想を上抜けていることがわかります。
以上の既出情報を整理した結果を纏めておきます。
- 今回は市場予想を上回る可能性が高い、と思われます。論拠は、米雇用状況が改善傾向にあること、過去4回の12月発表結果が市場予想を上回っていること、直近の景況指数が前回結果と市場予想を上回っていること、です。期待的中率は算出できませんが、シナリオ案01として、指標発表直前にポジションを取得し、発表直後1分足跳幅を狙うことにします。
- 本指標発表前後の反応は、過去平均でそれほど大きくありません。この指標発表前後10分間のポジションでは、せいぜい数pipsから20pipsぐらいを狙うことが妥当と思われます。
- 逆に言えば、この指標発表前後10分間にポジションを持って10pipsも含損が発生すると、同期間内で挽回できる可能性は小さいと言えます(損切目安)。
既に公開されている既出情報の調査は以上です。
この続きは、(1) 過去の反応の大きさ、(2) 過去のローソク足の向き、(3) 過去の反応(指標値によってどちらに値動きしたか)を分析し、本指標でどのようにポジションを持てば良いかの検討を行っています。こちらから'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析へどうぞ。
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以上
2017年01月04日
'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」分析
前回記事の'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」調査は、本指標について既に公開されている情報に基づく調査結果です。今回はそれらの情報に基づきどのタイミングでポジションを持つべきかを検討した分析記事となります。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅(始値からヒゲの長い方までのpips)と値幅(始値から終値までのpips)を使います。この分析は最初に行って、十分なpipsが狙えそうな指標か否かを判断します。
中段のグラフは過去の反応平均値を整理したものです。
グラフから、(1) 最近は以前よりも反応が小さくなっているように見受けられます。(2) 全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きく、両者の差も十分確保できているため、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高く、やり方次第で20pips程度を狙うこともできそうです。一方、(3) 10pips(最悪でも20pips)も含損が生じたら、もう挽回できそうにない、ということが読み取れます。
下段の表は、ポジションの取得時期と解消時期とで、どの程度のpipsが狙えるかを一覧したものです。この表については次により詳しく分析します。
ここでは詳細を割愛しますが、リスクの割にリターンが大きな行に順番を付け、四段目(最下段)の表で以上の反応性分析結果に基づく結論を得ました。本分析結果と結論を以下に整理しておきます。
反応一致性分析では、指標発表前後のローソク足の向きを調べています。このブログでは、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足の4種類のローソク足を扱っています。これら各ローソク足の向きに偏りがないかと、あるローソク足と別のローソク足との向きが一致する傾向に偏りがないか、を調べています。
下表に前月までの分析結果及び今回分析結論を示します。
反応一致性分析の結果・結論を以下に整理しておきます。
指標一致性分析は、指標の良し悪しが反応(値動き)の向きと一致しているかどうかを分析します。より正確には、指標の「市場予想ー前回結果」が指標発表前の折込みとして反応に現れるかと、「発表結果ー市場予想」と「発表結果ー前回結果」の和が指標発表後の反応として表れているか、を分析しています。
指標一致性分析の結果・結論を纏めておきます。
以上の分析結果に基づき、ここまでに残したシナリオ案を一覧し、タイミングが同じシナリオ案を統合します。
上段の表は、ここまでの分析結果を一覧したものです。この表から、ポジションを持つタイミングが一致するものを統合すると、下段の表のようになります。
結果は事後に報告します。皆さまのご健闘を祈念いたします。
※ 2017年1月6日0時14分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」結果(2017/1/5 23:46投稿)に記載しました。
ご参考までにこちらの記事もどうぞ。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅(始値からヒゲの長い方までのpips)と値幅(始値から終値までのpips)を使います。この分析は最初に行って、十分なpipsが狙えそうな指標か否かを判断します。
中段のグラフは過去の反応平均値を整理したものです。
グラフから、(1) 最近は以前よりも反応が小さくなっているように見受けられます。(2) 全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きく、両者の差も十分確保できているため、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高く、やり方次第で20pips程度を狙うこともできそうです。一方、(3) 10pips(最悪でも20pips)も含損が生じたら、もう挽回できそうにない、ということが読み取れます。
下段の表は、ポジションの取得時期と解消時期とで、どの程度のpipsが狙えるかを一覧したものです。この表については次により詳しく分析します。
ここでは詳細を割愛しますが、リスクの割にリターンが大きな行に順番を付け、四段目(最下段)の表で以上の反応性分析結果に基づく結論を得ました。本分析結果と結論を以下に整理しておきます。
- 反応性分析では三つシナリオ案を残すことにしました。
- シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足終値がつくまでに7pipsを狙うというものです。
- シナリオ案12は、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で19pips程度を狙うというものです。
- シナリオ案13は、10分足跳幅を狙ってポジションを取得し、同終値がつくまでに12pipsを狙うというものです。
- 全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きいので、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高いことがわかりました。
- やり方次第で20pips以上狙うこともできそうな一方、10pips(最悪でも20pips)も含損が生じたらもう挽回できそうにない、ということが読み取れました。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析では、指標発表前後のローソク足の向きを調べています。このブログでは、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足の4種類のローソク足を扱っています。これら各ローソク足の向きに偏りがないかと、あるローソク足と別のローソク足との向きが一致する傾向に偏りがないか、を調べています。
下表に前月までの分析結果及び今回分析結論を示します。
反応一致性分析の結果・結論を以下に整理しておきます。
- 反応一致性分析では二つのシナリオ案を残すことにしました。
- シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が74%というものです。
- シナリオ案22は、直後1分足と同10分足との方向一致率が86%というものです。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標の良し悪しが反応(値動き)の向きと一致しているかどうかを分析します。より正確には、指標の「市場予想ー前回結果」が指標発表前の折込みとして反応に現れるかと、「発表結果ー市場予想」と「発表結果ー前回結果」の和が指標発表後の反応として表れているか、を分析しています。
指標一致性分析の結果・結論を纏めておきます。
- 指標一致性分析では二つのシナリオ案を残すことにしました。
- シナリオ案32は、事後差異と発表直後1分足の方向一致率が95%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
- シナリオ案32は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が77%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
【6. シナリオ作成】
以上の分析結果に基づき、ここまでに残したシナリオ案を一覧し、タイミングが同じシナリオ案を統合します。
上段の表は、ここまでの分析結果を一覧したものです。この表から、ポジションを持つタイミングが一致するものを統合すると、下段の表のようになります。
結果は事後に報告します。皆さまのご健闘を祈念いたします。
※ 2017年1月6日0時14分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」結果(2017/1/5 23:46投稿)に記載しました。
以上
ご参考までにこちらの記事もどうぞ。
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
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以上
'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」調査
'17.01/05.18:30に英国景気指標「サービス業PMI」の発表が予定されています。今回の発表は2016年12月分です。
今回の発表では次のようにポジションを持つ予定です。根拠を以下に示し、結果は事後に報告します。
※ 2017年1月6日0時14分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」結果(2017/1/5 23:46投稿)に記載しました。
本指数は、(1) 各国のPMI同士を比較しやすいこと、(2) 景況感は景気転換の先行指標と考えられること、(3) サービス業景況指数は製造業のそれより精度が高く近い将来の状況を表すと考えられること、から重要度・注目度が高い、と思われます。
PMIは、企業購買担当者に直接調査して算出されるため、景気実態を正確に反映した先行指標と言われています。これは、サービス業の仕入れ・雇用が1か月程度先の取引先動向や製品需要から仕入れを行うため、それだけの先行性があると考えられるため、です。
指数の解釈は、50%を上回ると景気拡大・50%を下回ると景気後退、です。
指数の意義は、景気転換をGDPや他の指標よりも先行示唆することと、です。
それに英国重要指標全般に言えることですが、他の主要国と比較して反応(値動き)が素直で大きいという特徴があります。FX会社などの経済指標ランク分では、他国と同程度の重要度・注目度に位置づけられることが多いように見受けられます。がしかし、米国指標発表時のUSDJPYの反応と比べると、英国指標発表時のGBPJPYの反応は、1ランク上の大きさになるようです。そのためポジションを持つ場合には注意が必要です。
なお、PMIとはPurchasing Manager's Index(購買担当者景気指数)の省略形です。
調査主体であるMarkit社の日本語案内資料によれば、「各国の製造業とサービス業の PMI 調査は、400 を超える企業の上級担当責任者(もしくは同等職)を対象とするアンケート調査への回答に基づいています」。サービス業の「アンケートは事業活動・新規事業・受注残・サービス単価・購買価格・雇用・事業見通し」について行われ、その「集計結果をMarkit社のエコノミストが調査結果についてまとめています」。もし本説明内容に誤りがある場合には、引用者である当会のミスによるもので、Markit社案内資料の問題ではないことを付記しておきます。。出典はこちらになります。
最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。以下の調査は2015年1月以降先月発表結果までの23回分のデータに基づき、当会独自に行っています(Markit社とは関係ありません)。
まず、今回発表では前回よりも0.5ポイント悪化が市場予想されています。本指標の過去の市場予想と発表結果を下図に示します。
図から、最近は2016年7月を底として改善が続いています。2016年7月の底は、6月のブリグジットショックのためと解釈でき、その後は回復しつつあるという状況でしょうか。
今回は、年明け以降にEUとの離脱交渉が始めることや、英国側の交渉方針に関する報道がはっきりしないこと(交渉前には当然のことです)を踏まえると、サービス業購買担当者がPMI調査項目の全てに消極的になることが想像できます。逆に、これから暫くは積極的になる理由は見当たりません。
次に、過去の本指標発表前後ローソク足を一覧整理しておきます。
このブログでは、ローソク足の大きさを比較しやすくするため、同じタイミングを始値とする始値規準ローソク足で表記します。比較は、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足、の四種類について行います。
縦軸の目盛数値を見ると、指標発表の10分前からの9分足(縦軸には10-1分足と表記)で、10pips以上の跳幅となったことが17回あります。そして、指標発表直前1分足でも、10pips以上の跳幅となったことが7回あります。また、発表直前1分足は陽線が目立っています。
指標発表直後の反応は、20pips以上となったことが、1分足で12回、10分足で19回あります。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは110pipsにも達しています。
参考とすべき関連指標として、サービス業PMIよりも先行性があるとされる製造業PMIを下図に示します。
図から、製造業PMIは、今回(2016年12月分が1/3発表)こそ前回結果・市場予想より大きく改善しましたが、2016年10・11月が前月より悪化しています。この影響が今回の発表で現れる可能性があり、注意が必要です。
以上の既出情報を整理した結果を纏めておきます。
既に公開されている既出情報の調査は以上です。
この続きは、(1) 過去の反応の大きさ、(2) 過去のローソク足の向き、(3) 過去の反応(指標値によってどちらに値動きしたか)を分析し、本指標でどのようにポジションを持てば良いかの検討を行っています。こちらの'17.01/05.18:30予定ー英国景気指数「サービス業PMI」分析(2017-01-04 16:50投稿)へどうぞ。
くりっく365ならフジトミ
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NZJ04+6HZDIQ+34QW+BXB8Z
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
今回の発表では次のようにポジションを持つ予定です。根拠を以下に示し、結果は事後に報告します。
※ 2017年1月6日0時14分追記
この指標の発表結果と取引結果を、'17.01/05.18:30予定ー英国景気指標「サービス業PMI」結果(2017/1/5 23:46投稿)に記載しました。
【1. 指標概要】
本指数は、(1) 各国のPMI同士を比較しやすいこと、(2) 景況感は景気転換の先行指標と考えられること、(3) サービス業景況指数は製造業のそれより精度が高く近い将来の状況を表すと考えられること、から重要度・注目度が高い、と思われます。
PMIは、企業購買担当者に直接調査して算出されるため、景気実態を正確に反映した先行指標と言われています。これは、サービス業の仕入れ・雇用が1か月程度先の取引先動向や製品需要から仕入れを行うため、それだけの先行性があると考えられるため、です。
指数の解釈は、50%を上回ると景気拡大・50%を下回ると景気後退、です。
指数の意義は、景気転換をGDPや他の指標よりも先行示唆することと、です。
それに英国重要指標全般に言えることですが、他の主要国と比較して反応(値動き)が素直で大きいという特徴があります。FX会社などの経済指標ランク分では、他国と同程度の重要度・注目度に位置づけられることが多いように見受けられます。がしかし、米国指標発表時のUSDJPYの反応と比べると、英国指標発表時のGBPJPYの反応は、1ランク上の大きさになるようです。そのためポジションを持つ場合には注意が必要です。
なお、PMIとはPurchasing Manager's Index(購買担当者景気指数)の省略形です。
調査主体であるMarkit社の日本語案内資料によれば、「各国の製造業とサービス業の PMI 調査は、400 を超える企業の上級担当責任者(もしくは同等職)を対象とするアンケート調査への回答に基づいています」。サービス業の「アンケートは事業活動・新規事業・受注残・サービス単価・購買価格・雇用・事業見通し」について行われ、その「集計結果をMarkit社のエコノミストが調査結果についてまとめています」。もし本説明内容に誤りがある場合には、引用者である当会のミスによるもので、Markit社案内資料の問題ではないことを付記しておきます。。出典はこちらになります。
【2. 既出情報】
最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。以下の調査は2015年1月以降先月発表結果までの23回分のデータに基づき、当会独自に行っています(Markit社とは関係ありません)。
まず、今回発表では前回よりも0.5ポイント悪化が市場予想されています。本指標の過去の市場予想と発表結果を下図に示します。
図から、最近は2016年7月を底として改善が続いています。2016年7月の底は、6月のブリグジットショックのためと解釈でき、その後は回復しつつあるという状況でしょうか。
今回は、年明け以降にEUとの離脱交渉が始めることや、英国側の交渉方針に関する報道がはっきりしないこと(交渉前には当然のことです)を踏まえると、サービス業購買担当者がPMI調査項目の全てに消極的になることが想像できます。逆に、これから暫くは積極的になる理由は見当たりません。
次に、過去の本指標発表前後ローソク足を一覧整理しておきます。
このブログでは、ローソク足の大きさを比較しやすくするため、同じタイミングを始値とする始値規準ローソク足で表記します。比較は、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足、の四種類について行います。
縦軸の目盛数値を見ると、指標発表の10分前からの9分足(縦軸には10-1分足と表記)で、10pips以上の跳幅となったことが17回あります。そして、指標発表直前1分足でも、10pips以上の跳幅となったことが7回あります。また、発表直前1分足は陽線が目立っています。
指標発表直後の反応は、20pips以上となったことが、1分足で12回、10分足で19回あります。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは110pipsにも達しています。
参考とすべき関連指標として、サービス業PMIよりも先行性があるとされる製造業PMIを下図に示します。
図から、製造業PMIは、今回(2016年12月分が1/3発表)こそ前回結果・市場予想より大きく改善しましたが、2016年10・11月が前月より悪化しています。この影響が今回の発表で現れる可能性があり、注意が必要です。
以上の既出情報を整理した結果を纏めておきます。
- 本指標の過去反応は、発表前後ともに比較的大きくなることがあるので、ポジションを持つときには注意が必要です。本指標の今回市場予想は、前回よりも0.5ポイント悪化となっています。諸般の状況を踏まえると、今回は市場予想以上に悪化する可能性があるため、重ねて注意を喚起しておきます。
- 過去の反応は次の通りです。指標発表直前10-1分足で、10pips以上の跳幅となったことが17回あります。そして、指標発表直前1分足でも、10pips以上の跳幅となったことが7回あります。また、発表直前1分足は陽線が目立っています。指標発表直後の反応は、20pips以上となったことが、1分足で12回、10分足で19回あります。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは110pipsにも達しています。
参考とすべき関連指標には製造業PMIと見比べました。結果、製造業PMIは、今回(2016年12月分が1/3発表)こそ前回結果・市場予想より大きく改善しましたが、2016年10・11月が前月より悪化しています。この影響が今回の発表で現れる可能性があり、注意が必要です。
既に公開されている既出情報の調査は以上です。
この続きは、(1) 過去の反応の大きさ、(2) 過去のローソク足の向き、(3) 過去の反応(指標値によってどちらに値動きしたか)を分析し、本指標でどのようにポジションを持てば良いかの検討を行っています。こちらの'17.01/05.18:30予定ー英国景気指数「サービス業PMI」分析(2017-01-04 16:50投稿)へどうぞ。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
'17.01/04.00:00発表ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」結果
'17.01/04.00:00に米国景気指標「ISM製造業景況指数」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
に公開しています。宜しければご参照ください。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録していきます。今年は今のところ1勝0敗です。
指標結果は次の通りでした。
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は1分31秒、この指標での収益率は3.54%でした。いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をクリアできました。
今年の成績はこれで2勝0敗です。あと54回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指しましょう。
本調査の過程詳細は、'16.12/30.23:45予定ー米国景気指標「シカゴ購買部協会景気指数」調査(2016/12/31 12:47投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景気指数」調査(2016/12/31 12:47:00投稿)
'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
また、分析手法や取引手法については、
に詳述しています。宜しければご覧ください。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
- '17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景気指数」調査(2016/12/31 12:47投稿)
- '17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録していきます。今年は今のところ1勝0敗です。
【7. 結果報告】
指標結果は次の通りでした。
取引結果は次の通りでした。
ポジション保有時間は1分31秒、この指標での収益率は3.54%でした。いずれも「FXは上達するのか」に挙げた目標をクリアできました。
今年の成績はこれで2勝0敗です。あと54回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指しましょう。
【8. 事後検証】
(8.1. 既出情報調査検証)
本調査の過程詳細は、'16.12/30.23:45予定ー米国景気指標「シカゴ購買部協会景気指数」調査(2016/12/31 12:47投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【調査結果1】本指標の過去反応は、発表直前10分間で10pipsを超える可能性は少なく、発表直後10分間で25pips以上となったことも6回(26%)しかありません。重要度や注目度の割には反応がそれほど大きくありません(過去最大の反応は40pips)。逆に言えば、ポジションを取って10pipsも20pipsも含損が発生すると、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。
- 【結果反省1】外れました。今回は発表直前10分間で17pips、発表直後10分間で35pipsです。がしかし、この調査が過去平均値に基づくものである以上、次回以降の解釈見直しは必要ない、と考えます。
- 【調査結果2】本指標の今回市場予想は、前回よりも0.5ポイント改善となっています。予想通りに今回も改善されると、4回連続で前回結果よりも改善されることになります。その場合、2015年12月・2016年1月を底とする上昇トレンドを確認することができます。
- 【結果反省2】指標発表結果は、前回よりも1.5ポイント、予想よりも1.0ポイント改善されていました。結果、本指標は4回連続で前回発表値を上回り、上昇トレンドが明確になりました。
- 【調査結果3】本指標と参考対比した12/30発表「2016年12月分シカゴ購買部協会景気指数」では、今回発表が前回発表と市場予想よりも低下したものの、2015年12月を底とした上昇トレンドには変化なし、と見受けられます。
- 【結果反省3】分析通りの結果になりました。
(8.2. 反応性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】反応性分析では二つシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足終値がつく頃までに7pipsを狙うというものでした。実際には12pipsが狙えたようです。また、シナリオ案12は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で11pipsを狙うというものでした。実際には15pipsが狙えたようです。
- 【分析結果2】全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きいので、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高いことがわかりました。
- 【結果反省2】分析通りの結果となりました。
- 【分析結果3】やり方次第で10pips以上狙うこともできそうな一方、10pips(最悪でも20pips)も含損が生じたらもう挽回できそうにない、ということが読み取れました。
- 【結果反省3】分析通りの結果となりました。
(8.3. 反応一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。
- 【分析結果1】反応一致性分析では三つのシナリオ案を残すことにしました。
- 【結果反省1】三つのシナリオ案は3勝となりました。シナリオ案21は、指標発表直前1分足と同10分足の方向一致率が76%あるというものでした。分析通り、両者の反応方向は一致していました。シナリオ案22は、直前1分足と直後1分足の方向一致率が76%あるというものでした。分析通り、両者の方向は一致していました。シナリオ案23は、直後1分足と同10分足の方向一致率が76%あるというものでした。分析通り、両者の方向は一致していました。
- 【分析結果2】本指標は、陽線となるか陰線となるかが指標発表前に当てやすく、反応も素直なものとなりやすいこと、を示唆しています。
- 【結果反省2】事前分析通りの結果となりました。なお、事前の既出調査・指標一致性分析を行った際に失念していましたが、本指標発表15分前の23:45には「米国2016年12月分製造業PMI」が発表されていました。今回、同指標は市場予想54.2に対し発表結果54.3と0.1ポイントの改善となっていました。本指標との方向一致性が見られるため、次回の調査・分析では触れたいと思います。
- 【分析結果3】期待的中率が75%には達しなかったものの、過去の傾向を見る限り、指標発表直前1分足の陰線率が71%、発表直後10分足の陽線率が70%もありました。
- 【結果反省3】指標発表直前1分足は陽線、発表直後10分足は陽線となりました。但し、いずれも期待的中率が75%には達していないので、今回の取引には関係ありませんでした。
(8.4. 指標一致性分析検証)
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
- 【分析結果1】指標一致性分析ではシナリオ案を残すことができませんでした(期待的中率75%以上か25%以下の傾向を見出せませんでした)。
- 【結果反省1】この分析結果は、既出調査の結果と矛盾しています。但し、事後差異と指標発表直後1分足の方向一致率は71%ですから、誤差の範疇と捉えています。
- 【分析結果2】事前差異と事後差異には偏りが見られません。
- 【結果反省2】特に反省すべき点はありません。
- 【分析結果3】事後差異と発表直後1分足との方向一致率は71%あり、直後10分足とのそれは45%しかないことから、本指標は発表直後こそ素直に反応するものの、10分も経たないうちに反転する可能性が高い、ということがわかります。
- 【結果反省3】反転はしませんでした。但し、分析方法の見直しは必要ありません。
【9. シナリオ検証】
本分析の詳細過程は、'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。
- 【分析結果1】シナリオ1は、指標発表直前1分足始値がつく直前にポジションを取得し、指標発表直前までに3pipsを狙って解消するというものでした。
- 【結果反省1】シナリオ通りにポジションを持ち、2.23pipsを利確しました。
- 【分析結果2】シナリオ2は、指標発表直前にポジションを取得し、発表直後1分足の跳幅で13pipsを狙うというものでした。
- 【結果反省2】シナリオ通りにポジションを持ち、11.16pipsを利確しました。
- 【分析結果3】シナリオ3は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で7-11pipsを狙うというものでした。
- 【結果反省3】シナリオ通りにポジションを取得し、3.34pipsを利確しました。但し、結果的には15pipsが狙えるところで3.34pipsの利確ですから、ポジション解消が早すぎたかもしれません。
以上
この指標の事前の調査結果と分析結果は、
'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景気指数」調査(2016/12/31 12:47:00投稿)
'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
また、分析手法や取引手法については、
に詳述しています。宜しければご覧ください。
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以上