アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2020年08月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新記事
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ

2020年08月04日

母乳育児とミルク育児、夜泣きが多いのはどっち?


37425B91-7166-42A5-A662-DBB40FB6A4D7.jpeg



東大医学部卒の医者ママからの記事の引用です。



母乳育児は夜泣きが多いが黄昏泣きは少ない


 私は、母乳育児でもミルク育児でも、夜泣きという点ではあまり変わらないと思っています。

 寝かしつけるために夜だけミルクを足している方もいますね。これまでの研究では、母乳育児のほうが夜中に目が覚める回数が多い傾向にあるようです。しかし、母乳育児のほうが夕方の黄昏泣きは少なかったり、親の睡眠時間はむしろ増えたりするという結果も出ています。

 1997年のアメリカ・イーストテネシー州立大学の研究では、44人の赤ちゃんの生後4週のときの睡眠時間を母親に記録してもらいました(*1)。その研究によると、母乳育児の赤ちゃんのほうが、ミルク育児の赤ちゃんより夜泣きが多く、夜の睡眠時間も少ないという結果でした。

 一方で、2012年にイスラエルから発表された論文では、生後2〜4ヵ月の赤ちゃんの母親94人にアンケート調査を行っています(*2)。母乳育児とミルク育児で比較したところ、母乳育児の赤ちゃんのほうが黄昏泣きは少なく、そして夜に泣く回数は多いものの、夜の睡眠時間は変わらなかったという結果でした。

 2007年のアメリカ・カリフォルニア大学の研究では、生後3ヵ月の赤ちゃんがいる両親133組を対象に調査を行っています(*3)。その結果、母乳育児のママ・パパよりもミルク育児のママ・パパのほうが、一日の睡眠時間が40〜45分間短いという結果が出ています。

 母乳を与えるよりもミルクを作って与えるほうが時間が長くかかるので、睡眠時間が短くなってしまうのかもしれません。

 ミルク育児のほうが夜泣きが少ない傾向にあるのは、ミルクのほうが腹持ちがよいからというよりは、親の行動が変わるからではないかと思います。

 ミルクなら与える間隔が容器に書いてあるので、その時間や回数にある程度従います。前回のミルクから3時間たっていなければ、お腹がすいたのではないだろうと判断して、新たにミルクを与えず、違う方法であやそうと努力しますよね。

 一方で、母乳だと1、2時間しか間隔が空いていなくても、もしかしたらお腹がすいたのかもしれないと思い、すぐ授乳するという対応になりがちです。

 母乳の分泌量に不安がある場合に、夜にミルクを足すのはかまいません。ですが、ミルクを足したりミルクに変えたりすることで赤ちゃんが寝つきやすくなるとは限りません。母乳でもミルクでも、赤ちゃんが泣いたとき、何を要求しているのか考えることが大切です。

 赤ちゃんがお腹がすいているならあげる、ただ眠いだけなら違うあやし方をする、とシンプルに考えてみてください。





検索
プロフィール
まみいさんの画像
まみい
管理栄養士で赤ちゃんの育児栄養相談の仕事をしています。
プロフィール