2013年04月07日
夢の旅 行ってみたいと思いませんか
夢の中へ・・・ 夢の中へ・・・
4月7日(日)からワルシャワの国立歌劇場にて、
「更級日記」を題材にしたオペラが上演されます。
というFacebookのEmbassy of Japan in Polandの投稿がありました。
「更級日記」という名前は皆さん国語・古典の授業等でで聞かれたことがあると思いますが、
平安時代11世紀前半の女性の日記です。
作者の名前も菅原孝標の次女・菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)ということで
具体的な名前はかかれていませんし、
日記の題名も「更級日記」とつけられている訳ではありません。
彼女は、当時の文学、源氏物語等の世界にあこがれる女性で、文学少女が夢想しながら自分の人生を日記形式で書かれたものです。では、なぜ「更級日記」がオペラの題材になっているのでしょうか?
まず、『更級』という名前ですが、「古典・古文 解説音声つき」さんの解説で、これは彼女の「夫の赴任先、信濃国更科という地名にゆらいします」
ということで、作品中に
「わが心なぐさめかねつさらしなやをばすて山に照る月を見て」
という更級の姨捨山の月を詠んだ古今集にある有名な歌をふまえて
「月もいでてやみにくれたるをばすてになにとてこよひたづねきつらん」
という歌がよまれています。
つまり、「月の名所」として
は中世の今と比べたら格段に情報の少ない時代にも
文学少女が夢見るほどのところだったということです。
この少女の憧れた月にインスピレーションを得た
ハンガリーのオペラ作曲家ペーター・エトベシュと
フランスのリオン国立オペラ座が創作した作品が
冒頭のポーランド・国立大劇場で演じられるのです。
説明は「さらしな堂」さんのページに詳しく書かれています。
その、1万キロも離れた国で注目され、
1000年も前から夢に見られた名所に旅してみませんか。
先日紹介した「戸倉上山田温泉」は、この姨捨山のふもとにあります。
また、「あんずの里」は姨捨山から見下ろした千曲川の対岸の山裾に広がります。
4月7日(日)からワルシャワの国立歌劇場にて、
「更級日記」を題材にしたオペラが上演されます。
というFacebookのEmbassy of Japan in Polandの投稿がありました。
「更級日記」という名前は皆さん国語・古典の授業等でで聞かれたことがあると思いますが、
平安時代11世紀前半の女性の日記です。
作者の名前も菅原孝標の次女・菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)ということで
具体的な名前はかかれていませんし、
日記の題名も「更級日記」とつけられている訳ではありません。
彼女は、当時の文学、源氏物語等の世界にあこがれる女性で、文学少女が夢想しながら自分の人生を日記形式で書かれたものです。では、なぜ「更級日記」がオペラの題材になっているのでしょうか?
まず、『更級』という名前ですが、「古典・古文 解説音声つき」さんの解説で、これは彼女の「夫の赴任先、信濃国更科という地名にゆらいします」
ということで、作品中に
「わが心なぐさめかねつさらしなやをばすて山に照る月を見て」
という更級の姨捨山の月を詠んだ古今集にある有名な歌をふまえて
「月もいでてやみにくれたるをばすてになにとてこよひたづねきつらん」
という歌がよまれています。
つまり、「月の名所」として
は中世の今と比べたら格段に情報の少ない時代にも
文学少女が夢見るほどのところだったということです。
この少女の憧れた月にインスピレーションを得た
ハンガリーのオペラ作曲家ペーター・エトベシュと
フランスのリオン国立オペラ座が創作した作品が
冒頭のポーランド・国立大劇場で演じられるのです。
説明は「さらしな堂」さんのページに詳しく書かれています。
その、1万キロも離れた国で注目され、
1000年も前から夢に見られた名所に旅してみませんか。
先日紹介した「戸倉上山田温泉」は、この姨捨山のふもとにあります。
また、「あんずの里」は姨捨山から見下ろした千曲川の対岸の山裾に広がります。