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2022年11月23日
関東運輸局の巡回監査の準備と2024年問題への取り組み
9月中旬に関東運輸局の巡回監査が入ります。
事前に届いた確認物リストを見ながら必要書類を揃えていますが、
よりによってこんなタイミングで運転手さんの最近16時間越えの走行が多かったり、拘束時間293時間を越えが何件も…。
直近の2か月前分の日報やらデジタコ記録が見られますが、さすがに今回は監査員の方々から厳しいことを言われるでしょう。
今回の巡回監査はGマークの更新も兼ねているので、どうしても80点以上はとりたいところ。
結果乞うご期待といったところです。
いよいよ監査の時がきました。
トラック協会適正化実施期間の3名の方がお見えになりました。
事前に届いていた確認物リストは全部揃えていましたので準備は万全…
と思いきや、実際始まると見るところが細かい!!
届け出してある土地図面と実際の建物の配置にズレがあるとか(そんなこと言われても…届け出は昭和の頃のものだし…)
冷や汗をかいたのが、点呼時間記録とデジタコ時間記録を、1枚1枚照合していたことです。
(えっそこまで調べるの?)と思いました。
車中泊の場合、運転手が運行終了直後に終了報告をすべきところを、後で思い出して大分時間がたってから報告してくる方が多々です。
普段そのズレについてはチェックしていなく、デジタコ時間と点呼簿の時間にズレが生じているケースが大量にありました。
「これとこれ違いますね」の質問が連続し、
その度に「すみません、それも慌てて書き間違えました」の返事を何度も繰り返しました。
およそ5回目以降の質問の度に変な冷や汗をかいていました。
質問している方も最初は穏やかでしたが、段々と言葉から人間味が薄れていって無機質で機械的な声のトーンに変わっていったのもそれはそれで恐怖でした。
反省点としては、3ヶ月点検票を実施日付け順で並べていたことです。
検査員の方は、当日用に作成を依頼されていた車両名簿順にチェックをしていくため、チェックをする方は大変な思いをしながら点検票を、大量のファイルの中から探しながらチェックしていました。
その他、反省点としては、車両名簿の中に誤って作業用軽トラックの車番を記入してしまい、しばらくそれ機気付かす、「営業ナンバー」の届け出数に誤りがあると、しばらくその調査に時間がかかり、検査員が帰り間際になってそれに気が付きました。
総合評価はB(A〜Eの5段階)とのことで、まあ、弊社にしては良い評価だったと思いました。
※弊社の場合の取り組みです。おそらく独特過ぎて他の運送会社様との実状とはかけ離れていますので、参考にしようと思っている方はお読みにならないでいただけたらと思います。
高速代に着目して残業月80時間以内を目指す。
当然これまでよりも高速を多く使用することになり高速代が跳ね上がる。
しかし
ルート選択、空いている時間を狙って走行する等の工夫によっては高速代を抑えつつも時短が図れるのではと思います。
老若男女の運転手個々人により体力差があるので、同一のルート指示も難しいことから、ある程度自分の判断でルートや時間の選択をさえて(特車ルート範囲内で)みようかと思案しています。
運転手さんのモチベーションアップにつなげる
仕事量によって高速代見込み額を設定して、(残業時間80時間以内におさえて)自己工夫によって節約できた分の半額は運転手にバックするようにする。
高速代については余計に使用した分は給与から引かれるところが多いですが、弊社はその逆をやってみようかと思っています。その方が運転手のモチベーションアップに繋がり、運転の仕事が楽しくなるのではと思います。
今エクセルをつかって、なるべく簡略化した式がないか試行錯誤中です。
安全対策について
注意しなければならないのがやはり事故です
時短をしようと焦るあまり、急ぎ運転になって事故を誘発することです。
デジタコ記録をよくみて、今まで以上に無理な運転をしていないかをよくチェックする必要があると思います。
また無理な配車を組まないよう、これまで以上に気を配らないといけないと思います。
(追記 2022 11/23)
残業時間削減の取り組みは続けています。
仕事が薄いときは、出勤時間を遅らせるか、早上がりさせるかで大分効果が違いました。
運転手さんに時短のお願いをしていきましたが、時間縮小についての意識が高まってきており、
仕事のあとの無駄なおしゃべりが減り、仕事を終わらせたらすぐに帰る空気が出来つつあります。
高速代還元についてはまだ検討が続いています。
ところで2024年問題ですが、いざスタートしても思ったよりきつい縛りがないのではと楽観的な予想をしています。
有休休暇年間5日以上とらないと罰則がある件についても、いざ始まってみても、どこどこが罰則を受けたというニュースは耳にしません。内部からの訴えがあって罰則云々の話になっていくのかと思いますが、それにしても有休年5日未取得の罰則については、随分と鳴りを潜めているように思えます。
2024年問題も、取り越し苦労であってほしいと思います。(もちろん時短の努力をしていきますが!(^^)!)
2019年06月12日
Gマークの更新準備を始めました。
7月2日〜の申請に向けてGマークの更新準備を始めています。
初回の更新なのですが、巡回なしで書類審査だけのC方式の申請にしました。
正直なところ弊社は巡回に来られると不備なところが多々あり、それをトラック協会の方適正課に正直に話したところ、
悩みながらもC方式の申請をすすめてくれました。(次回の申請は巡回型になりますが)
C方式にしても、資料をそろえるのが大変で、特に交通に関する安全会議資料を引っ張り出してコピーするのに時間がかかりました。
しかし、下写真のトラック協会発行の「事業用トラックドライバー研修テキスト」を購入し、社名を書いたメモと一緒に表紙の写真をとれば、運転手への安全研修を行ったとみなす、というのはかなり負担が減り助かりました。
(トラック協会の上手い商売だとも思いますが 笑)
2018年06月12日
Gマークの最善の取得方法
Gマークの一番時間を掛けずに行政書士にも頼まず取得する最善の方法とは
トラック協会の適正課の方と仲良くなっていろいろアドバイスしてもらうことです。
相談をしに行くと親身になって対応してくれます。
何をすればいいか、何を(実は)しなくてもよいかがよくわかります。
実は最初相談しに行ったときは、うちの運送会社の評価がは100点満点中30点と言われGマーク取得は諦めた方がいいと言われました。
でも、どうしても取得したいと熱意を伝えたら、どうしても不足している書類についての代替え方法を教えてくれたり、運転日報も直近の2ヶ月分くらいしかチェックしないからとか、月の拘束時間(293時間)も多分(時間の関係で)チェックできないからとか、運転手への指導12項目も9項目くらいやっていればいいから(もしくはトラック協会発刊の指導用テキストを購入するだけでいいから)とか…。
いろいろ教えて頂いたおかげで効率よく資料準備ができました。
(一番大変だっのが、運行指示書の作成でした。2泊3日以上の運行スケジュールの場合に作成しなくてはならないものですが、これを1年間分作成しなければなりませんでした。※本当は後から作るものではないですが)
3ヶ月の準備期間を経て、申し込みをして、10月にトラック協会の方が会社に巡回にきて審査し、12月に認定の結果を頂きました。
トラック協会の方に感謝です。
今でもGマーク取得後も運行管理上の事で、よく相談させて頂いています。