2020年01月13日
危険物取扱者乙四試験 その知識は事が起こった時にきっと役に立つ
危険物取扱者乙四試験 まじめに勉強しないと事故が起こったときに本当に大変です
(今回は(元)危険物管理者青井君の話です)
【起こってしまった軽油流出事故】
若かりし頃、危険物乙四資格者でした。
以前に勤めていた会社の敷地内の自車用の軽油貯蔵タンク(地下タンクでなかったです)から軽油が大量に溢れ出し、軽油臭が立ち込め、近所の住民に通報されて、翌日、川口市の職員が、その翌日には県職員やら消防やら警察がきて、即、燃料タンクは使用禁止処分となりました。
その会社には本来任命しなければならない危険物管理責任者を置いていませんでした。
たまたま乙四資格者であった私は流失事故の責任者ということになり、何度も消防署に出頭を命じられてしつこいくらいの尋問が続きました。
「普段どのように使用していたか?」
「誰が主に使用していたか?」
「タンクの管理者は誰なのか?」
「1日平均何リットル車両に給油を行っていたか?」
「あなたは軽油が流出したとき何をしていたか?」
「あなたの会社での地位は?」
「あなたの前職は何か?」
「誰が主に使用していたか?」
「タンクの管理者は誰なのか?」
「1日平均何リットル車両に給油を行っていたか?」
「あなたは軽油が流出したとき何をしていたか?」
「あなたの会社での地位は?」
「あなたの前職は何か?」
こんなことを延々と質問されます。
自分は危険物乙四資格をそれよりだいぶ前に取得したので、危険物取扱の知識は頭から完全に抜けていました。
その為会社の不利になるような回答をしてしまったかもしれません。
しっかり頭に残るような勉強をしておけばよかったと後悔しました。
また乙四資格者となることは、それなりの責任が生じるということでもあります。
例えば自分は、ただ資格を持っているだけで消防署に出頭を命じられたのです。
普段危険物取扱業務には全く従事していないのにも関わらずです。会社で乙四資格を持っているのは自分だけだという理由だけです。
「なんで自分が出頭しなければいけないのか。
ただ以前試験を受けてたまたま合格しただけで、本当にただ免許を持っているだけなのに。(給与で危険物手当だってもらったことないのに)」とその頃の私は消防士の方にうったえました。
しかし、「(危険物の)免状を持つというのは、事故があった時には責任が生じるものなのですよ。」と諭されました。
結局自分は違反点数オーバーで(持ち点20点を喪失すること。危険物資格は自動車免許同様点数制だった)免許取り消しになりました。
一年経てば再度試験にチャレンジできますが今のところ試験は受けてません。
もっとしっかり勉強しておけば、事故が起こったときにももっとまともな対処ができたのではないかと思います。
事故報告も消防士から言われてからやりましたし、何から何まで後手後手でした。
危機に際して頼りになるのはやはり知識なのだと痛感しました。
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