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2020年03月26日

最強の恐竜ずかん

 昔、持っていた恐竜本の話のつづき。

少年ジャンプ恐竜SF.jpg
 私が小学六年生の時、家族旅行で札幌へ行ったのですが、そこで、なんとなく立ち寄った小さな本屋で見つけたのが、この「少年ジャンプ 8月20日増刊号」(1978年)です。

 この当時、「少年チャンピオン」派だった私は、「少年ジャンプ」なんて買った事もなかったのですが、この本には、すぐに目が釘付けになり、思わず買ってしまいました。

 と言いますのも、表紙にも書かれてありますが、この号は恐竜特集でして、しかも、その内容の濃さが、マンガ雑誌とは思えない気合の入れようだったのです。

 特に、掲載されている恐竜の数が220種となっています。当時としては、最大クラスの収録数です。もっとも、この220種と言うのには裏がありまして、全恐竜にイラストが添付されている訳でもなく、しかも、別名なども1項目にしての220種だったのですが、それでも、私は、この本でタルボサウルスとかスピノサウルスなどを初めて知りました。他にも、ケラトサウルスがカンガルーキックを使えるなどと言う珍説とかも紹介されており、とにかく話題だらけの内容でした。それ以前の児童向け恐竜図鑑の内容が薄すぎただけの話なのかもしれませんが。

 純粋な「少年ジャンプ」ファンでしたら、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の番外編が載っていたり、連載開始前の読み切り版「コブラ」が読めるあたりも、ポイントが高い本だったかもしれません。
恐竜全百科.jpg
 で、こちらのコロタン文庫の「恐竜全百科」(小学館・1977年)によりますと、当時の研究では、恐竜の種類は全部で300種ぐらいじゃないかと考えられていたらしいです。

 つまり、こちらの「恐竜全百科」には252種類の古代動物が掲載されていますので、「少年ジャンプ 8月20日増刊号」と「恐竜全百科」を合わせると、ほとんどの恐竜が網羅できた事になります。(実際、「恐竜全百科」には、「少年ジャンプ」未収録のケツァルコアトルスが「クザルコートルス」の名で収納されていたりします)

 そんな訳で、学生の頃の私は、この二冊を持っている事で、すっかり、全ての恐竜を把握しきった気になっていたのでした。

 その後、恐竜学説は、どんどん変化していき、今では、この二冊の内容は全く役に立たない過去の産物となってしまったのです。

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