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Pholidotini の仲間 訂正

種類の同定云々ではなく、
属名などについて指摘がありましたので 訂正します。

Pholidotini の仲間

オーストラリアと南米にCacostomus属とPholidotus属についてです。

和名はCacostomus属はハイイロクワガタ、Pholidotus属はコフキクワガタとされていて、
体表に粉を噴いたような感じの種類です。

Pholidotus属はタイプ標本を見られていなく、
似たような感じの種類ばかりで 記載文からの同定が難しいので、
一般的な同定を参照に考察していきます。


Pholidotini Kikuta,1986
=Casignetini Maes,1992

Cacostomus Newman, 1840:364 (type: Cacostomus squamosus Newman, 1840)
= Lepidodes Westwood, 1841:124 (type: Lepidodes rotundicollis Westwood, 1841)
= Lepidodus Lacordaire, 1856:22 (type: Lepidodes rotundicollis Westwood, 1841)

Pholidotus W.S.MacLeay, 1819:97 (type: Pholidotus lepidosus W.S.MacLeay, 1819)
=Casignetus W.S.MacLeay, 1819:98 (type: Casignetus geotrupoides W.S.MacLeay, 1819)
= Chalcimon Dalman, 1824:1 (type: Lamprima humboldti Gyllenhall, 1817)
=Casignathus Casternau,1840:169 (type: Casignetus geotrupoides W.S.MacLeay, 1819)

コフキクワガタはCasignetus属とされていましたが、
Pholidotus属の方が先になります。


Lamprimini の仲間

キンイロクワガタとその近縁種についてです。

それぞれが特徴的な種類ですが、
L.aurataの見解が厄介なところでしょう。
基準産地がオーストラリアとしかわからないので
タイプ標本を見られるまで確実な分類は無理かもしれません。


Rhyssonotini 族の仲間

ムナコブクワガタ と その近縁とされるヒメキンイロクワガタ についてです。

Lampriminae亜科に分類される種類で、オーストラリアに分布しています。
一部の種類はニュージーランドに移入されてしまってます。

ちなみにムナコブクワガタの属名は「Rysonnotus」が正しいスペルになります。
Ryssonotus W.S. MacLeay, 1819:98
=Rhyssonotus Burmeister,1847:335
type: Lucanus nebulosus Kirby, 1818


Lamprima variansについて

以前 「バリアンスとして出回る個体の中には違う種類が混ざっているのではないか」
と、研究者から伺いました。
該当種を当方も見ていたのですが まったく気が付きませんでした(^_^;)
言われてみると確かに違うような気もします。

産地によって変わってくるのかは 現状では判断できませんが、
2種いるとなると いろいろと面倒なことになってきます。

まず 記載が本の発行年が遅くなってしまったためか
Burmeister,1847の方が先に文献に出てしまっていますが、
本来の記載文はGermar,1848となります。
両方とも同じ種群を指しているなら さほど問題ではありませんが、
違っているとなると本来のバリアンスがホモニムとなってしまいます。

また シノニムとされている種類の中によく似た別種が含まれているかもしれません。

物が物で サンプルも非常に少ないので参考程度に!
Germar,1848の文献は持っていないのでなんですが、
その他の記載文を載せておきます。


Lamprima varians Germar,1848:195(Burmeister,1847:415-416)
[Type Locality] Adelaide
[sny] Lamprima cultridens Burmeister, 1847:416
Lamprima minima W.J.Macleay,1885:133,138-139

L.varians Burmeister, 1847より

L.cultridens Burmeister, 1847より

L.minima W.J.Macleay,1885より

Pholidotus lombardi

P.lindeiによく似ていてシノニム処理される場合もあります。
一応 頭楯と複眼縁の形状で区別はできます。
頭部の特徴が当てはまる個体から判断すると
P.lindeiは前胸縁がギザギザになるようです。

あくまでDidier & Séguy,1952でのP.lindeiの同定が正しい事が前提ですが。


Pholidotus lombardi Didier et Séguy,1952:220-221,fig.3
[Type Locality] Brésil:Curityba

Didier et Séguy,1953より

グランディス・ムナコブ

コスタートゥスに似た種類で、
私見ではケイセツが太く 歯型もやや異なります。

ちなみに属名は
Ryssonotus W.S. MacLeay, 1819:98 が正しく、
Rhyssonotus Burmeister,1847:335 は間違い。

Ryssonotus grandis (Lea,1915):650-651,figs.2-4 [Rhyssonotus grandis]
[Type Locality] New South Wales:Comboyne

記載文の絵
Descriptions of new species of Australian Coleoptera. Part X
: Proceedings of the Linnean Society of New South Wales 39:650-694
より


R.grandis?

Dendroblax acutangulus

文献を訳してないのですが、
一応 D.earliiと比較されてるようです。
独立種としている研究者もいるみたいです。

Dendroblax acutangulus Arrow,1935:122 [New Zealand : S. Island,Greymouth].

記載文
A contribution to the classification of the coleopterous family Lucanidae
: Transactions of the Royal Entomological Society of London 83:105-125 より


ついでに
Dendroblax earlii White,1846:9,fig.9-10
[Type Locality] New Zealand,on the Hutt River,Port Nicholson

D.earlii 原記載の図
Part XI. Insects of New Zealand. Richardson J. & Gray J.E.: The Zoology of the Voyage of H.M.S.Erebus & Terror under Command of Captain Sir J.C.Ross, during the years 1839-1843
: E.W.Janson London 2:1-51(9,Tab.2)
より

ニューギニアのニジイロクワガタ

産地に疑問が持たれて シノニム扱いされることが多いですが、
タイプ標本以外にも数頭確認が取れているので本当に分布しているのかも。
タローニ氏所有の標本が有名ですね。
噂ではニューギニア島中央部の南の低地に分布しているとか・・・(真偽不明)

Phalacrognathus muelleri fuscomicans (Kolbe in litt)Kriesche,1917:95
[Type Locality] Neuguinea
[sny] Phalacrognathus fuscomicans (Kolbe in litt) Heyne et Taschenberg, 1908:49, pl. 6 [Neu-Guinea]. [nomen nudum]
Phalacrognathus muelleri var.purpurascens Mollenkamp,←未記載


Kriesche R. 1917
Neue Chiasognathinen
: Archiv für Naturgeschichte 83A(11):93-95

Heyne A. & Taschenberg O. 1907
Die Exotischen Käfer in Wort und Bild
: G.Reusche. Leipzig:1-262

アウラタ・キンイロとラトレイユ・キンイロ

いろいろと見解が分かれる種類です。
一応 前胸に光沢がある種類がラトレイユ 光沢が弱い個体がアウラタとされ、
北東部では同所に生息し それぞれが交尾もいているそうです。
そのようなことで 当方はアウラタとラトレイユは同種で
タスマニアとオーストラリア南部の個体群をL.rutilansと分類しています。
もちろん 本当のアウラタがオーストラリア南部の個体群という可能性もあります。

タスマニアの個体群については
ビークワのキンイロ特集では先に載っていると理由でL.splendensとしていますが、
MacLeay,1885:133‐134に曰く、タイプ標本はラトレイユそのものでラベル間違いだろうとのことです。

Lamprima aurata Latreille,1817:278-279
[Type Locality] Nouvelle-Hollande←オーストラリアの昔の呼び名
[sny] Lucanus aeneus (nec Fabricius) Donovan, 1805:3-4, pl. 1,fig. [New Holland].
Lucanus coeruleus Donovan, 1805:3, pl. 1,fig. [-].
Lamprima cuprea Latreille,1817:279 [-].
Lamprima fulgida Boisduval, 1835:231-233 [Nouvelle-Hollande].
Lamprima puncticollis Dejean, 1837:193 [Nov.Holland]. [nomen nudum]
Lamprima schreibersii Hope et Westwood, 1845 :3 [new name for aenea]. [Van Diem.L.].

Lamprima latreillii W.S.MacLeay,1819:101
[Type Locality] Ins. of New Holland
[sny] Lamprima pygmaea W.S.Macleay,1819:101 [-].
Lamprima aenea (nec Fabricius) Boisduval,1835:228-230 [Nouvelle-Hollande].
Lamprima splendens Erichson,1842:108 [Vandiemensland].
Lamprima amplicollis Thomson,1862:410-411 [Morton Bay(Australia)].
Lamprima fulgida (nec Boisduval) Thomson,1862:416 [-].
Lamprima kreftii W.J.Macleay,1871:173-174 [-].
Neolamprima mandibularis W.J.Macleay,1885:139-140 [Herbert River District,Queensland].
Lamprima nigripennis W.J. MACLEAY 1885137-138 [Australia].
Lamprima sericea W.J.Macleay,1885:132 [Herbert River District of Queensland].
Lamprima violacea W.J.Macleay,1885:138 [Botany Bay].

Lamprima rutilans Erichson, 1842:109,170-171
[Type Locality] Vandiemensland
[sny] Lamprima tasmaniae Hope et Westwood, 1845:30 [Van Dieman's Land].
Lamprima aurata var. mariae Lea, 1910:131 [Tasmania:Maria Island].


記載文
Les crustaces, les arachnides et les insectes. Cuvier G.: Le Régne Animal Distribué d'aprés son Organisation pour Servir de base a l'Histoire Naturelle des Animaux
: Deterville Paris 3:1-653(278-279)

記載文
Horae entomologicae: or essays on the annulose animals
: S.Bagster. London Vol.1 part 1:1-16

記載文 Erichson, 1842:109
Beitrag zur Fauna von Vandiemensland, mit besonderer Rucksicht auf die geographische Verbreitung der Insecten
: Archiv für Naturgeschichte 8:83-287
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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