広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

クシヒゲマダラクワガタの仲間 2

Ceratognathus属の続きです。
Hilophyllus・Holloceratognathus・Mitophyllusの3グループについてです。

Hilophyllusは南米に分布するグループで、
Holloceratognathus・Mitophyllusはニュージーランドに分布してます。

MitophyllusはCeratognathusと区別する定義がいまいちよくわかりません。
Hilophyllusも分布域が離れている以外にCeratognathusと区別つきにくいです。
Paulsen & Mondaca, 2006によると前ケイ節の先端部が前方に膨らむようではあります。
Holloceratognathusは体型が細くて、ケイ節太いようです。


クシヒゲマダラクワガタの仲間 1

Ceratognathus属の仲間で、和名の通り マダラクワガタの触角を大きくして体型を細長くしたような種類です。(1部を除く)
オセアニアに分布しています。→オセアニアと南アメリカに分布。(2014,09,12訂正)

あまり出回らず、いいモノグラフもないので馴染みは薄いかもしれません。

4つの属に分けられることもありますが、
亜属程度と考えていますので ここではすべてCeratognathus属とします。

Ceratognatus Westwood, 1838:260
(type: Ceratognathus niger Westwood, 1838)

Hilophyllus Paulsen et Mondaca, 2006:6
(type: Ceratognathus argentinensis Martínez, 1981)

Holloceratognathus Nikolajev, 1998:55
(type: Ceratognathus helotoides Thomson, 1862)
=Neoceratognathus Nikolajev, 1998:56 (type: Ceratognathus passaliformis Holloway, 1962)

Mitophyllus Parry, 1843:362
(type: Mitophyllus irroratus Parry,1842)
=Ptilophyllum Guérin-Meneville, 1845:xcvii (type: Ptilophyllum godeyi Guérin-Meneville, 1845)


今回はCeratognathusグループになります。
同定されているものを基準にして考察するので、
同定間違いや種類の入れ違いもあるかもしれません。
今回からちょっと表記のしかたを変えます。

種名:文献のページ
分布 [基準産地].
=はシノニム
以上のようにします。

マダラクワガタの仲間 新大陸編

アメリカ大陸のマダラクワガタの仲間についてです。

2013年に空白地帯だった中米から多数の新種が記載されました。
いままでAesalus属に含まれていたものはTrogellus属となります。
ちょっと小耳にはさんだところでは、
Trogellus属はヒマラヤ辺りのAesalusとほとんど変わらないとか・・・。
分類は以下のようになります。


Lucanobium Howden et Lawrence,1974:1507
(type: Lucanobium squamosum Howden et Lawrence, 1974)

Trogellus Paulsen,2013:6
(type: Trogellus herrmanni Paulsen,2013)
[Subgenus]
Trogoides Paulsen,2013:10-11 (type: Aesalus trogoides Albers,1883)
Mayaesalus Paulsen,2013:14 (type: Trogellus narizotus Paulsen,2013)

個人的にはAesalus属の亜属程度に考えてますので、ここではAesalus属として扱います。
2013年に記載された種で、 文のみでタイプ標本の写真が載っていないものは
種名と基準産地の紹介程度にとどめておきます。
どれも似たり寄ったりの形状なので、記載文を読んでもよくわかりません。

[関連記事] マダラクワガタの仲間 旧大陸編



マダラクワガタの仲間 旧大陸編

旧大陸のマダラクワガタについてです。
未記載種の何種もあり、空白地帯からもまだまだ新種が出そうです。

研究者によって以下のように細かく分類されています。
個人的には亜属程度のものと思っているので、
属名はすべてAesalusで統一しておきます。


Aesalus Fabricius, 1801:254 (type: Lucanus scarabaeoides Panzer, 1794)

Echinoaesalus Zelenka, 1993:235 (type: Echinoaesalus jaechi Zelenka, 1993)
[Subgenus] Zelenkaesalus Krikken,2008:275 (type: Aesalus timidus Krikken, 1975)

Himaloaesalus Huang et Chen,2013:39-40 (type: Aesalus himalayicus Kurosawa,1985)

Lucanobium Howden et Lawrence,1974:1507 (type: Lucanobium squamosum Howden et Lawrence, 1974)

Trogellus Paulsen,2013:6 (type: Trogellus herrmanni Paulsen,2013)
[Subgenus] Trogoides Paulsen,2013:10-11 (type: Aesalus trogoides Albers,1883)
Mayaesalus Paulsen,2013:14 (type: Trogellus narizotus Paulsen,2013)

Ceratognathus falcatus

ニュージーランドの北島北部と南島北部から得られているようです。

C.arcatusに似ていますが、
明らかに大型で顎の湾曲は弱く 触角のラメラの長さ 前胸の形状など
区別は容易です。


Ceratognathus falcatus (Holloway,2007):24,37k,39k,48-50,51,64,68,129,155p,180,214,227,235m [Mitophyllus falcatus]
[Type Locality] Lynfield

Holloway,2007より

ジャワのマダラ 2種

ジャワからは2種記載されていて、
2種とも西ジャワからです。

一般的にA.javanusと同定される個体とそのホロタイプは前胸の形状が異なるようにも感じます。

一般的にA.javanusとされる個体とA.gedeensisはよく似ていますが、
ケイ節があきらかに太く 前胸は小さく 上翅上部はなで肩であることなどで区別できます。

ジャワのマダラはあまり見る機会はないですが
A.gedeensisの採集量はかなり少ないようです。

ちなみに
A.javanusはZelenkaesalus亜属、 A.gedeensisはEchinoaesalus亜属に分類されます。


Aesalus javanus (Krikken,2008):275-284,figs.1-3,10-15 [Echinoaesalus javanus]
[Type Locality] Java,Preanger,G.Tangkoeban Prahoe

ホロタイプ Krikken,2008より

Fujita,2010より


Aesalus gedeensis (Huang,Imura et Wu,2011):97-107,figs.12,17,18,41-50 [Echinoaesalus gedeensis]
[Type Locality] Mt.Gede,West Java,Indonesia

ホロタイプ♂ Huang,Imura&Wu,2011より

Ceratognathus solox

ニュージーランドから記載された種類です。
フォルケプス・ノコギリの様な顎で
小さい頭部と下膨れの体型が特徴的です。


Ceratognathus solox (Holloway,2007):24,37k,39k,49,51,64,67-68,128,129,160p,189,217,229,238m [Mitophyllus solox]
[Type Locality] Rereaia Swamp

Holloway,2007
: Fauna of New Zealand 61:1-254
より

Aesalus daghestanicus

ウラノウスキーのシノニムとされていますが、
一応 比較して書かれています。

イラン産でウラノウスキーに似た別種を見たことがあり(Coll. Katsura)、
もしかしたらそれが本種なのかもしれません。

Aesalus ulanowskii Ganglbauer,1887:89-90
[Type Locality] -
[sny] Aesalus daghestanicus Didier et Séguy,1953:59,190,fig.27 [Daghestan].

記載文
Catalogue illustré des Lucanides du Globe. Texte
: Dover Publications, Inc., New York:1-434(2,38)
より

Lucanobium guianense

最近記載された種類です。

当方はLucanobium属はAesarus属に含まれると考えます。
けど 別属とすることも理解できます。
中南米で探せばまだまだ新種がでるかもしれませんね。

Aesarus guianense (Paulsen, 2011):1-3,figs.1-3 [Lucanobium guianense]
[Type Locality] FRENCH GUIANA: / Amazone Nature Lodge / 30km SE Roura on / Kaw Rd.

ホロタイプ Paulsen,2011
A second species of Lucanobium Howden and Lawrence from South America
: Insecta Mundi 0171:1-3
より

Nicagus occultus

近年 記載された種類です。
Nicagus属は北アメリカと日本にのみという変わった分布をしていますね。
生息状況もかなり特殊なようです。

Nicagus occultus Paulsen et Smith,2005:48-60,figs.1-2,3a,4a,5,7-9
[Type Locality] USA: TX: WARD Co. / Monahans Sandhills State / Park, N of campground on / active dunes

Paulsen M.J. & Smith A.D. 2005
A new species of stag beetle from sand dunes in west Texas, and a synopsis of the genus Nicagus
: Zootaxa 1050:45-60
より
    >>次へ
<< 2016年03月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
スポンサード リンク
プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
最新記事






スポンサード リンク
サイト内検索 http://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/index1_0.rdf
分類カテゴリ
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。