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Hexarthrius属 + Weinreichius属

通称フタマタクワガタと呼ばれる 6節の触角が特徴的なグループです。
いくつか入手の難しいものもありますが、比較的集めやすい種類です。


Weinreichius属はPseudorhaetus属に含める傾向もありますが、
個人的には納得しかねます。

Pseudorhaetus属に含める理由は歯型と複眼下の突起の形状が
Pseudorhaetus属の♂の特徴に当てはまる との理由からのようですが、
♀の形状も考えると Weinreichius属とYumikoi属を統合して
Hexarthrius属に近縁とする位置づけが妥当ではないかと考えます。


Hexarthrius rhinoceros

リノケロスの基準産地はアメリカとされていて、
Burmeister,1847でジャワと紹介されるまで アメリカとなっていました。

原名亜種の産地はジャワってことになっていますが、
記載文の写真(?)を見ると スマトラ産のように見えなくもないです。

顎と体の比率を見ると中型個体のようですが、
ジャワ産だとしたら ここまで頭楯の形状がはっきり出ないはずなのですが・・・。
また 大型個体だったとしたら 顎はここまで直線的でないはずです。
まあ はっきりしない絵なので確実とは言い難いですが。


Hexarthrius rhinoceros (Olivier,1789):21-22,fig.21 [Lucanus rhinoceros]
[Type Locality] Amérique méridionale
[sny] Lucanus vitulus Dejean1837:193 [Java]. [nomen nudum]
Lucanus vitulus (Dejean) Hope,1843:95 [Javâ].

記載文 Olivier,1789より

WeinreichiusとYumikoiについて思うこと

♂の形状からPseudorhaetus属に含める傾向にあるようですが、
当方にはどうも納得できないです。

♀の形状は触角が6節ではないだけで 歯型や光沢などもHearthrius属にそっくりで、
少なくとも触角をちぎった状態で ラベルが書いていなければ
PserudorhaetusではなくHexrthriusの♀だと思ってしまいます。

YumikoiはWeinreichius属に含まれるものと思われ(亜属)、
WeinreichiusとHexrthriusの中間的な特徴を持っているのではないかと当方は考えます。

ついでに ペロッティには顎の伸びるタイプと短いタイプがありますが、
産地による変異のようです。
ジーリン辺りで採集される個体は顎が伸びる傾向にあるみたいです。
Weinreichius perroti Lacroix,1978:255-258,fig.3
[Type Locality] Vietnam:Dalat

原記載の図 Lacroix,1978より


♀の比較 Fijita,2010より
上 左から: H.vitalis,Wprroti,Y.makii
下 左から: P.oberthueri,P.sinicus

ダビソン・フタマタの野外ギネスは 91mm!?

一応 ダビソンの公式野外ギネスは84.5mmのようですが、
シノニムとされる種類のサイズは最大91mmとなってます。
まあ 実物の確認はとれてないですが。

裏ギネスは1頭だけサイズの跳び抜けた怪物個体だったりすることもあるので
実在する可能性も十分あるかと。
例に出すとフローレスのギラファの124mm(都市伝説ではなく いつ頃誰が持ってきて 誰が所有しているのかもわかってます)とか、
先日 記事に載せたサイガの64mm(No.2は59.5mm)なんかも怪物個体です。

Hexarthrius davisoni Waterhouse,1888:260-261
[Type Locality] Animallai,Koimbatur
[sny] Hexarthrius cotesi Nonfried,1891:365-366 [die Schienen des ersten Fusspaares].
Hexarthrius castetsi Boileau,1897:581-584,figs. [Pulney Hills].

H.cotesi 記載文
Weitere Beiträge zur Käferfauna von Süd-Asien und Neu-Guinea
: Berliner entomologische Zeitschrift. Berlin 36:359-380
より

ついでに

H.castetsi 原記載の絵
Description d'un Lucanide nouveau
: Annales de la Société entomologique de France 66:581-584
より

マンディブラリス・フタマタ

有名種で同定に困ることもありませんが、
あまり見る機会がないとおもいますので記載文を載せてみます。


Hexarthrius mandibularis Deyrolle,1881:237-238,fig.1
[Type Locality] Bornéo

Hexarthrius mandibularis sumatranus Mizunuma in Mizunuma et Nagai,1994:26, 28, fig. 80(a-c), pl. 84, fig. 344(8-13)
[Type Locality] Lampung Prov.,Sumatra



原名亜種の記載文
Description de cinq Lucanides nouveaux
: Annales de la Société entomologique de France (6)1:237-240
より
   
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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