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雑煮は丸餅、角餅?

西の丸餅は鏡餅の分身


雑煮が誕生したのは室町時代です。
位の高い人を迎える宴席や上流階級の婚礼のお色直しで出す格式ある酒肴でした。
味付けは唐味噌の濃い煮汁を麻袋に入れてぶら下げ、そのしずくをためた「垂れみそ」と呼ぶ調味料で、”味噌のすまし仕立て”だったのです。

元旦に雑煮を祝う記録が出てくるのは、京都の吉田神社の神職だった鈴鹿家の日記(1364年)です。
江戸時代には庶民にも広まり、年中行事を説明する「日次記事(ひなみ)」(1685年)に京都では貴賤を問わず元旦に雑煮を食べると記述されています。

京生まれ京育ちの雑煮が全国化したのは江戸中期です。
すでに餅の形や味付けに東西の違いがあり、西日本の丸餅は鏡餅の分身で昔のままの姿。
上品な白味噌の登場で上方中心に味噌仕立てが残りました。

東日本の角餅は略式です。
江戸は合理性を尊ぶ武家の町。
「垂れみそ」をつくる手間を省けるしょうゆ仕立てに進化しました。
参勤交代で全国に伝わり、西日本の多くは丸餅・すまし仕立てで京風と江戸風の折衷型です。

土地の産物と結びつき、豊かな地域色をうつしだす雑煮は、年に一度食べる食の文化遺産。
→ 日本各地の雑煮を食べ、食の文化を大切に受け継いでいきたいものです。
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