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映画のヒット 方程式で解く

映画のヒット 方程式で解く


朝日新聞 2012.10.04 朝刊より抜粋

映画のヒット、予測しますー。
鳥取大学工学部の石井教授=物理学=のチームが、「映画の観客動員数をシミュレーションする」方程式を考案し、6月に英国の物理学誌に論文を発表した。
論文は雑誌の公式ホームページのここから、誰でもダウンロードできます。 http://iopscience.iop.org/1367-2630/14/6/063018

映画の観客動員数の変化は、これまでも配給元が経験にもとづき、「何となく」予測していた。
石井教授はロコミ、街やネット上のうわさ、宣伝費の3要素に分類して数値化。
物理学や数学を駆使して方程式を考案した。



まず、人がある作品を見たいと思う動機を
 (1)知人からの「直接的な口コミ」
 (2)街で聞く第三者のうわさ、評判などの「間接的なコミュニケーション」
 (3)広告・宣伝、と分析。
その上で各要素の数値化を模索した。

(1)と(2)は、インターネットのブログに着目。
作品についての書き込み件数を有料の検索サービスで数えたところ、件数の日々の変化が映画の観客動員数の推移に似ていた。
(3)は広告宣伝費の額を使う。

(1)は、二つの惑星が互いに相手に影響を及ぼし合う万有引力の法則で、
(2)は、個の動きを数式化して群れの複雑な動きを再現する数理生物学に似た考え方で、それぞれ表現。
一度見た映画を劇場で二度は見ない傾向も、放射性物質の半減期を表す式で盛り込んだ。

完成した式で「アバター」「スパイダーマン3」「ALWAYS 三丁目の夕日」など25作品を計算すると、興行成績とほぼ同じ動きが再現できた。
新作で分析すれば、宣伝費投入のタイミングもわかる。
新商品の販促や地域イベントにも応用できるという。

ただ、方程式そのものに映画をヒットさせる力はない。
石井教授は「方程式を駆使しようと、駄作は駄作。ただ、埋もれた名作をヒットさせることはできるかも」と話している。
→ 素晴らしいです。世界のメディアが関心を持ち、インタビューの様子が先生のブログに書かれていました。
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