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ストロンチウム90検出

10都県でストロンチウム

原発事故東北・関東で検出



朝日新聞 2012.07.25 朝刊より抜粋


東京電力福島第一原発の事故後、大気中に放出された放射性ストロンチウム90が福島、宮城両県以外の10都県で確認された。
文部科学省が24日発表した。
茨城県では、2000年から事故前までの国内の最大値を20倍上回る1平方びあたり6回が検出された。
これは大気圏内核実験が盛んだった1960年代に国内で観測された最大値の60分の1程度になる。

最大値60年代の60分の1

原発事故が原因と確認されたのは岩手、秋田、山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の10都県。
いずれも昨年3〜4月に観測された。
事故で放射性セシウムが広範囲に拡散したことから、ストロンチウム90についても拡散が予想されていたが、国の調査で、宮城、福島両県以外で原発事故によるストロンチウム90が確認されたのは初めて。

文科省が発表したのは、1ヵ月間に屋外の容器に降下してたまったちりに含まれるストロンチウム90の量。
2010年4月から11年12月にかけ、47都道府県の測定所で月ごとに調べた。



1平方があたりの降下量が最も多かったのは茨城県(測定所・ひだちなか市)で6.30Bq。群馬県(前橋市)の1.9Bq、山形県(山形市)の1.6Bqと続いた。
10都県で原発から最も遠い神奈川県(茅ケ崎市)は0.47Bqだった。
00年から原発事故までの最大値は06年2月に北海道で観測された0.30Bqで、茨城県の観測値はその20倍。
10都県の値はいずれも0.30Bqを上回り、事故直後に観測されたため、原発から放出されたものと判断した。

過去のストロンチウム90の観測値は、1963年の仙台市での358Bqが最高。
核実験の実施回数が減り、その後は減少を続けたが、86年、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の影響で一時上昇し、秋田県で6.1Bqを観測した。
今回の茨城県もほぼ同じ値で、健康への影響はほぼないと専門家はみている。

文科省によると、宮城県は津波の影響で測定施設のデータが修復できず、福島県は施設が警戒区域内にあって分析環境が整わず、いずれも公表できなかった。
ただ、福島県分は今後集計する。
両県では、昨年6月の文科省の土壌調査で原発から放出されたストロンチウムが確認されている。

文科省はこれまで、ストロンチウム90の降下量をほぼ1年遅れで発表しており、昨年3月の観測値は今年1〜3月ごろに公表されるはずだった。
公表が遅れた理由について、文科省の担当者は「事故の影響でセシウムやヨウ素など主要な核種の検査を優先したため、ストロンチウムの分析が遅れた」と説明している。
→ いつものことであるが、悪い情報は発表が遅くなる傾向があります。
  もっと、早く提供してほしい。



用語
ストロンチウム90

半減期は29.1年。
カルシウムと似た性質で体内に取り込まれると、骨にとどまりやすい。
このため、体内に取り込んでから半分に減る「生物学的半減期」は約50年といわれている。
1Bqを取り込んだ時の大人の内部被曝量はセシウム137の4〜5倍ほど大きいが、福島第一原発事故で放出された量は、セシウム137の約100分の1と推定されている。
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