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福島の子 甲状腺被ばくの可能性

「線量ゼロ」通知の福島の子

甲状腺被ばくの可能性


朝日新聞 2012.07.11 朝刊より抜粋

東京電力福島第一原発事故による福島の子どもの甲状腺被ばくについて、政府の原子力災害対策本部は昨年8月、調べた1080人の55%の保護者に「ゼロ」と通知したが、実際は一定の被ばくをしていた可能性の高いことが分かった。
放射線医学総合研究所が昨年3月の実測値から独自に計算した。
この結果について、政府は「誤差が大きく、不安を招く」として、今後も保護者に通知しない考えだ。
→ 数値が一人歩きしてしまう恐れがあるから、通知しないのだろうか?
  いくら誤差が大きいからといっても、実測した測定値から推定された線量が30mSv以上の可能性があるのだから、その被ばくした子供達だけでも追加調査してほしいです。
  後で、誤差が大きくて実際には被ばく線量は小さかったと分かった場合は、その子供には健康被害が生じないことが証明されたわけだから、追加調査すべきです。
  無駄ではないと思いますが


独立行政法人・放医研の緊急被ばく医療研究センター 鈴木室長らが、10日に千葉県で聞かれた国際シンポジウムで発表した。
いわき市や川俣町、飯舘村など10市町村以上に住んでいた15歳以下の1080人の生涯平均の推計で12mSv、最大で42mSvだった。

甲状腺の被ばく線量の計算ではまず、放射性ヨウ素を取り込んだ甲状腺が1時間に出す放射線を測定する。
この実測値から個人の年齢や被ばく時期などを考慮して、生涯の被曝線量を計算する。

政府は昨年3月下旬、1080人の1時間あたりの線量を実測した。
しかし、「検査は、安定ヨウ素剤を飲むレベル以上に被ばくした子どもがいたかを調べるのが目的で精度が低い」などとして、一部の高い子どもを除き、健康影響がわかる生涯の線量の計算をしなかった。

保護者には、1時間あたりの実測値しか伝えず、55%の保護者には、「検査機器の検出限界以下」も含め、「0」と通知していた。
通知も、検査から5ヵ月たってからだった。


今回、放医研の研究チームは、事故直後の甲状腺被ばくの実態を解明するため、1080人全員の1時間あたりの実測値から生涯の被ばく線量を、最大になる条件で計算した。
30mSv以上は4人いた。
飯舘村、いわき市などで高い傾向だった。

甲状腺被ばくを防ぐため、安定ヨウ素剤を飲む国際原子力機関(TAEA)の基準は、1歳児で50mSv。
今回の計算ではこれを上回る子はおらず、健康への影響は低いと、専門家はみている。

原子力安全委員会は、昨年3月末、線量の高い子どもの追加調査をするよう、政府の原子力災害対策本部に助言したが、不安につながるとして、受け入れなかったという。
→ 原子力災害対策本部の家族の子供が含まれていたなら、このような対応になったのだろうか?
 いくら不安につながるといっても、将来の健康に少しでも影響を及ぼす要因があるのなら、30mSv以上の4人の子供は追加調査すべきなのでは?


今回の結果について、政府関係者は「研究者が研究目的で計算したもので、今後も個人個人に線量を通知する予定はない」としている。
→ 研究者の研究結果は参考資料として重要と考えますが?
  政府は、重要視していないのだろうか?
 「国が隠蔽したのではないか」という人もいます。私も同意見です。



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甲状腺被ばく
のど仏の下にある甲状腺の内部被ばくで、子どもは70歳までの総量で表す。
甲状腺はヨウ素を取り込む性質があり、放射性ヨウ素の影響を受けやすい。
国連によると、子どもを中心に約6千人が甲状腺がんになったチェルノブイリ原発事故では、避難民の甲状腺被ばくは平均490mSvだった。
ただし、50mSv以上で、甲状腺がんのリスクが上がるとの報告があり、国際的に防護剤を飲む基準は50mSvと設定されている。
甲状腺被ばくを、全身への健康影響に換算すると、全身は甲状腺の20分の1以下になる。
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