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山の天候の変化は急。防寒への備えが不可欠だ

2012.5.12 朝日新聞朝刊より抜粋

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GW中の北アルプスの死亡遭難
○5月4日 白馬岳(6人死亡)
 北九州市の医師を中心とする6人パーティー。
 宿泊予定だった白馬山荘に到着せず、救助隊が尾根に倒れている6人を発見。
 全員死亡。

○5月4日 爺ケ岳(1人死亡)
 1人で人山し、山小屋に連絡後、消息が途絶える。
 山頂付近で発見され、死亡を確認。

○5月4日 涸沢岳(1人死亡)
 福岡県の男女6人が涸沢岳から穂高岳山荘を目指したが、吹雪で身動きがとれなくなった。
 71歳男性が心肺機能停止で死亡

○5月6日 奥穂高岳(2人死亡)
 愛知県の男性3人パーティー。
 岩場を登山中に滑落。
 1人は救助されたが、他の2人は死亡。


GW連休期間中、長野県内で7人、岐阜県内で3入の計10入が亡くなった。
特に白馬岳の遭難は6人パーティー全員が死亡する惨事となった。
どの遭難も死因は低体温症だった。

低体温症は、疲労凍死とも言われる。
吹雪や激しい風雨など厳しい寒気にさらされた際、体の中心部の温度が35度以下になると起きる。
最初は体温を上げるために震えなどの反応が出る。
さらに体温が下がると意識障害が起こる。
28度以下になると死に至る恐れもある。

春山なのに凍死したのか?
かつて、低体温症は寒さが厳しい冬山特有のものと考えられていた。
しかし、2009年夏、北海道・大雪山系トムラウシ山でツアー登山客ら8人が低体温症により遭難死した。
この事故の後、標高の高い北アルプスなどでは「四季を通じて起こりうる」と危惧する山岳関係者が増えた。

連休の北アルプスは天気が悪かったのか?
連休終盤の3日から4日にかけて低気圧が通過し、一時的に冬型になって、その後も不安定な気象状況だった。
標高が高い湯所は激しい風雪となった。

連休中の北アルプスはしばしば冬山並みに荒れる。
白馬岳の6入はダウンジャケットを持参した人もいたが、ザックに入ったままだった。
天候の急激な変化で身につける余裕がなかったのか。
あるいは低体温度が急速に進み、判断力が低下した可能性もある。

高齢者が多いのは?
死亡した10入のうち8人が60代、70代だった。
高齢者は体温を調節する機能が若者に比べて十分でなく、低体温症にかかりやすいとされる。
気温が上がるこれからのシーズンでも、油断することなく、事前に気象予報をチェックし、低体温度への備えが必要だ。

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春山と軽い考えで、軽装で登山するなんて非常識過ぎると思います。
夏山でも、何の準備もせずに登山して、天候が崩れれば、死亡することもあるのに!
2009年夏の北海道での遭難事故のこと、忘れてしまったのでしょうか?

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