2018年11月17日

毛糸のシーズン

朝の読み聞かせに自転車で小学校へ。日差しがあるから大丈夫と思ったのですが、思いのほか冷え込んでいてニットだけではまるで冷気が染み込んでくるよう。コートを着るんだったと後悔しました。夕方のニュースでは「今季一番の冷え込みになった」と言っていました。もう冬、と言ってもよさそうですね。
ハリーのセーター

黒いぶちのある白いイヌのハリーに、おばあちゃんからバラの模様のセーターがプレゼントされました。でもハリーはバラの模様が気に入らず、あちこちで捨てようとしますがうまくいきません。ハリーがセーターから一本垂れていた毛糸をひっぱると…

ハリーのセーター (世界傑作絵本シリーズ) [ ジーン・ジオン ]

価格:1,296円
(2018/11/17 07:50時点)


黒いぶちのある白いイヌ、ハリーのシリーズは、子どもの頃に読んだ方も多いはず。勿論今の子どもたちにも人気です。
小鳥がほどいて巣にしてしまったセーター。ハリーは嬉しくて小鳥にお礼をいいますが、おばあちゃんが来ると知って「しっぽが ちょろんと たれました。」おばあちゃんに悪いなと思っているらしい姿が実に可愛らしいです。(^^)ちょっと長いかなと感じますが、文は易しくわかりやすいです。低学年〜中学年の教室での読み聞かせに向いています。

2018年11月16日

本当の私

自分自身が向き合っている「私」と、周囲の人が認識している「私」には、往々にして結構なギャップがあるものです。私が図書館ボランティアとして活動しないかと声をかけていただいたときは、ちょうどそのギャップから来る行き違いでへこんでいたところでした。あれからもう4年近くが経とうとしていますが、図書館ボランティアの「私」は「ここにいていい」と感じています。有難いことです。

きりみ

塩焼き、煮つけ、味噌煮、フライ…いつも食べているのはどんな魚のどこの部分?…

きりみ [ 長嶋 祐成 ]

価格:1,458円
(2018/11/16 10:53時点)


最初に登場するのは鮭をさばいたところ。頭と背骨、身に分けられて、見慣れた切り身の部分がこんな風に切られた形だったこと、イクラがこんなところに入っているのだということがわかります。リアルでありながら温かみも感じる水彩画が、この絵本の魅力のひとつでもありますね。
かば焼きになったウナギ、煮つけになったイカも、何も知らずに元の姿を想像するのは難しいですが、それぞれ生きて泳いでいた時の姿と、さばいている途中の形も描かれています。近年、魚を「切り身の姿で泳いでいる」と思っている子どもがいるということが話題になったことがありましたが、そんな子たちにもこの本を紹介できたらいいですね。
教室での読み聞かせに使えないこともないですが、ブックトークで紹介して、じっくり見てもらうのがよさそう。「魚」というテーマは勿論、「変身!」なんてテーマでも面白そうです。(*^^*)
posted by あかり at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2018年11月15日

先輩の本棚より

先日先輩のRさんに教えていただいたこの本、図書館では閉架書庫に入っていましたが、読んでみると昔話らしい面白さにあふれた物語で、ぜひ教室で読んでみなければ、と思えました。どこかで聞いたようなストーリーである点も、安心して聞くことができる「良さ」ではないでしょうか。

こめんぶく あわんぶく

昔あるところにこめんぶくという女の子がいた。母親が早くに亡くなったので継母が来たが、あわんぶくという妹を生み、妹ばかりをかわいがった。そのうち父親も亡くなり、継母はこめんぶくに辛く当たった。ある日こめんぶくとあわんぶくは、母親の言いつけで山へ栗を拾いに行った。ところがこめんぶくの袋は穴だらけで、栗が皆落ちてします。あわんぶくは落ちた栗を拾い、さっさと帰ってしまった。日が暮れた山の中、明かりを見つけたこめんぶくが、そこへ行ってみると…

こめんぶくあわんぶく 幼児みんわ絵本 / 松谷みよ子 【絵本】

価格:1,566円
(2018/11/15 04:53時点)


「日本版シンデレラ」とでもいえそうな、新潟に伝わるこの物語ですが、秋田、山梨にも同様の民話が伝えられているそうです。
道に迷ったこめんぶくがたどり着いたのは、恐ろしい山姥の小屋。しかし山姥の頼みを聞いてやったこめんぶくは、宝の小箱をもらって無事に家に帰ります。そしてこの宝の小箱は、こめんぶくに幸福をもたらします。
3年生の教室では、山姥の登場にちょっと怖そうな表情を見せる子もいましたが、どの子も真剣な表情で聞き入っていました。(*^^*)

2018年11月14日

ヒゲとボイン

胸の豊かな女性を、ちょっと前までは「ボイン」と言っていましたが、今やすっかり死語のようですね。世代が同じ古い友人たちとのお喋りは死語が飛び交い、そこでまた笑いが起こっていました。笑うっていいな、大事だなと改めて感じたので、次回3年生にはこの本を持っていこうと思っています。
ひげらっぱ

ある日ぷーた君は変てこなラッパを拾いました。せっかくなのでママに向かって吹いてみると「ひげらっぱ らっぱ ぷ〜」何とママにひげが生えました。「まあ!なかなかにあうわね。」…

ひげらっぱ [ ザ・キャビンカンパニー ]

価格:1,620円
(2018/11/14 09:20時点)


ラッパの音と共にわさわさ生えるヒゲ。ママに、パン屋さんのパンに、町のビル群にもヒゲが。ナンセンスさく裂なストーリーですが、それがいいところ。ヒゲが生える時の音も「ひょろ ひょろ ひょろり」「ぶぁっさ ぶぁっさ ぶぁっさ」等バラエティに富んでいて、口ずさみたくなりそうです。
画面いっぱいに描かれた個性的なタッチの絵も遠目が効きます。上に開くページには意表を突かれますが、そこに描かれたものにもこれまた立派なヒゲが生えていて笑いを誘います。(^^)

2018年11月13日

タイムマシンにお願い

一日余計にお休みをいただき、命の洗濯をしてきました。懐かしい友人たちとの懐かしい話はひととき心を若返らせ、日々を元気に過ごすためのエネルギーをくれたように思います。たまには過去を振り返るのもいいものですよね。
羽毛恐竜

大昔の生き物の中で、恐竜ほど私たちの興味をひく生き物はいないでしょう。ジュラ紀中期から白亜紀にかけて、様々なマニラプトル類の恐竜が前足や後ろ足に翼を持ち、「鳥のように空を飛ぶ」ことを試みていたということがわかってきました。…

羽毛恐竜 恐竜から鳥への進化 (福音館の科学シリーズ) [ 大島英太郎 ]

価格:1,620円
(2018/11/13 04:54時点)


近年明らかになってきた「羽毛恐竜」の進化の過程を、美しく力強い絵と、理解しやすい文で解説しています。化石の研究から様々なことがわかるのは昔も今も同じですが、進歩した技術のおかげでどんな形の、どんな色の羽毛が生えていたのかもわかることがあるのだそう。羽毛を生やし、空へと進出した恐竜たちは現在鳥類として地球上に生きています。科学的な知識だけでなく、命の逞しさも感じ取ることができる絵本です。
ところで私が子供のころは「始祖鳥」という名前だったものは「アーケオプリテクス」という名前がついているようです。昔はシャープでかっこよかった翼竜のプテラノドンも、妙に頭でっかちで「飛べる?」と心配になりそうな造形であったことがわかってきたよう。恐竜の謎が解明されていくのにはわくわくしますが、慣れ親しんだ名前が変わってしまっていたり、より正確な形とはいえプテラノドンの造形が変わってきたことについてはちょっと複雑です。( 一一)

2018年11月09日

敗北する理性

デパ地下のケーキ屋さんには、季節のフルーツを使ったケーキやパイ、ムース等がきれいに並んでいます。柔らかな茶色のクリームが上品なモンブラン、とろけそうなクリーム色の洋ナシがたっぷり乗ったタルト…我が子が家を出て夫婦二人の生活になってから、ケーキとも縁遠くなってたなあ。クリスマスには間があるし、たまには生クリームの誘惑に負けてみるのもいいものかもしれません。
フルーツケーキいただきます

材料を揃えたら、フルーツケーキを作りましょう!スポンジにクリームを塗って、いちごを並べて…ページをめくっていくと、フルーツたっぷりのおいしいケーキが出来上がっていく仕掛け絵本。できたケーキをお皿に分けて、皆でいただきま〜す!…

フルーツケーキいただきます (はじめてえほん) [ おかむらしまこ ]

価格:1,026円
(2018/11/9 04:54時点)


子育てサロンの読み聞かせで活躍してくれる絵本です。ケーキと聞いてテンションが上がる子どもたち。いちごやバナナが登場するページでは、本の前に出てきてつまんでいく子も。
スポンジとフルーツのページが交互に重なっていくと、本の右側には顔を出したフルーツもおいしそうなケーキが出来上がっていきます。穴の開いているページを更に重ねると、カットしたケーキになって子どもたちも大喜びでした。
小学校1年生の教室でも、カットされたケーキに歓声が上がりました。(^^)

都合により、明日明後日の更新をお休みします。ご了承ください。

2018年11月08日

ヅラじゃないカツラだ

世の中流行り廃りはいろいろありますが、どんなものもブームが終わってしまえば見向きもされず、それどころか「古い」「ダサい」と笑われてしまいます。私自身20代前半がバブル時代と重なっていますが、当時の流行りは今珍しがられ「ダサかっこいい」なんて褒めてるんだかけなしてるんだかわからない言葉で形容されています。人間の長い歴史の中でも「流行り」は繰り返され、これからも続いていくのでしょうね。
なぜカツラは大きくなったのか?

金髪は、いつどこで生まれた?マヤ人の頭の美とは?最古のハゲ治療薬とは?そして髪にまつわる最大の謎、なぜカツラは大きくなったのか…?髪にまつわる不思議に迫る、ユニークな文化人類学絵本。…

なぜカツラは大きくなったのか? [ キャスリーン・クルル ]

価格:1,728円
(2018/11/8 04:54時点)


髪の歴史の物語は「誰もが毛むくじゃらだった」ころからスタートします。暑いし虫がつきやすい毛皮の猿人たちはやがて頭の上だけに毛を残した姿へと変わっていきます。金髪の人間が現れ、ドレッドヘア、カツラの誕生…地球上のあちこちで発生した文化とともに、髪の毛の存在や形、扱いも変化していきます。髪の毛にまつわる歴史上の面白いエピソードをひとつひとつ取り上げ、雰囲気のある絵とともに説明しているスタイルは読みやすいです。本の後ろにある「メモ」にも、それぞれのエピソードの補足や解説がされており、興味深い話が数多く収められています。
教室での読み聞かせに使うには、柔らかなタッチの絵がちょっと見えにくいかも。ブックトークで紹介したい絵本です。
posted by あかり at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2018年11月07日

お祭 華やかに

先週末は大学の学園祭だったところが多かったようですね。家の近所でも自治会のお祭りで、小学校のグランドが賑わっていました。我が子が小学生だったときは子ども会の役員で豚汁をつくったり、バザーの担当に駆り出されたりしたものでした。お祭りはいつも気持ちが沸き立つものです。
この物語に登場する閻魔さまは欲張りで、お供えが少ないことに腹を立ててしまいます。ちっちゃいヤツだなとは思いますが、せっかくのお祭り、その腹立ちもわかるような気がしないでもありません。
おひゃくしょうとえんまさま

昔中国には閻魔さまのお祭りがあり、村人がお供え物を持って集まった。閻魔さまはたいそう欲張りで、一番ケチなお供えを持ってきたのは誰かと聞いた。手下の小鬼がいつもここを通る百姓だと答えると閻魔さまは怒って、百姓のイネが実らないように、「頭が細く、根っこが太くなる魔法」をかけることにした。ところがこの話を、堂守のじいさんが聞いていて…

おひゃくしょうとえんまさま(中国民話) (「こどものとも」人気作家のかくれた名作10選)

中古価格
¥1,250から
(2018/11/7 06:27時点)


中国の昔話。
白地に水彩とパステルで描かれた絵は素朴で優しく、大きく育った作物の絵や鬼たちの表情には暖かな味があります。遠くからもよく見え、君島久子氏の文もわかりやすいので、教室での読み聞かせに向いています。3年生の子どもたちは、鬼たちの呪文に合わせて育てる作物を変えていくお百姓のアイデアが面白かったようで「真ん中を太く、上と下を細く」する呪文が唱えられることになると「大根?」「豆?」等、様々な作物の名前を挙げ、物語の世界を一緒に楽しんでいるのが見受けられました。(^^)
<< 2018年11月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新記事
検索
紹介する本は下のカラーバーで分類しています。
読み聞かせ幼児
読み聞かせ低学年
読み聞かせ中学年
読み聞かせ高学年
読み聞かせ昔話
読み聞かせ知識の本
出逢ってほしい本
Favourite one
本選びの参考になれば幸いです。 (*^_^*)
リンク
プロフィール
あかりさんの画像
あかり
プロフィール
カテゴリアーカイブ
にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村 にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。 相互リンクはお断わりしております。 Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.