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2018年02月08日

南北単一チーム”コリア”VSスウェーデン テストマッチ詳報

去る2/4(日)、平昌オリンピック女子アイスホッケー競技に予選リーグB組にエントリーする各チームのうち日本を除く3ヶ国が練習試合に臨みました。
アジアリーグアイスホッケー、デミョンサンムの本拠地として日本のファンにもおなじみのソウル、コヤン アイスアリーナで2/1からキャンプを行っているスイス代表チームは同地で優勝候補筆頭のカナダと対戦、0−10という惨敗に終わった模様です。
得点経過しか資料が無いのですが第1ピリオドこそ1点でしのいだものの、あとはカナダのゴールラッシュとなり完封されたようです。
さらに昨日2/6、フィンランドとの対戦も1−4で敗戦しました。
どちらの試合も詳しくはわかりませんがゴールキーパーが当っていないようでセーブ率が80%台に留まっています。
出場選手がレギュラーなのか、コンディションの問題があるのか、いろいろ事情はあるのかと思いますが、格上との対戦でこれは苦しいですね。
スイスは緒戦がコリア、2戦目が日本との対戦で、カナダやフィンランドの攻撃陣とは状況は違ってきますが、来韓から1週間が経過してコンディションのせいにもできませんし、守備に大きな不安が残ったと言えるでしょう。
まずはオリンピック初勝利を目指す日本と韓国(としては記録にならないのか?)にとってはチャンスかもしれませんが、4年に一度の夢舞台なのでぜひとも立て直して頑張ってほしいものです。
もっともカナダ相手だとどこのチームもこうなるということなのかもしれないのですが..



そして、ソウル近郊の国際空港で有名な仁川(インチョン)市のソントク国際スケートリンクに満員の観衆を動員して行われました、コリアVSスウェーデンはコリアがエース、パク チョンア選手のゴールで一矢を報いたものの、第1ピリオドのスウェーデンの猛攻に立て続けに3点を奪われそのまま敗戦となりました。
我々は試合の模様を中継した映像を入手しその内容を分析してみました。
ゴール3.jpg
メンバー表やゲームシートなどが無いので不確かな部分もありますが、平昌オリンピックでのチーム”コリア”の構成を占ってみましょう。






今回は南北合同チームでの参加ということで、ゲームの内容よりメンバー構成に世界の一般人の注目が集まっています。
ユニフォームの背中の名前や選手の顔から判断できたこの試合のメンバーをセットで分けてリストにしますと、(敬省略)
31 シン ソジョン(G)

9  パク チョンア
10 チョ チヨン
6  チェ ユジョン
15 パク チェリン
23 パク ユンジョン

17 ハン スジン
16 チョ スジ
13 イ ウンジ
26 チョン スヒョン(北朝鮮)
8  キム セリン

14 リョ ソンヒ(北朝鮮)
12 キム ヒオン
29 イ ジンギュ
4  キム ウンヒャン(北朝鮮)
24 チョ ミファン

3  オム スニョン
2  コ ヘイン
11 パク イェウン
7  ?
17 ?

控え
20 ハン ドヒ(G)
30 ?

であったと思われます。
ゴール1.jpg_ウンジ.jpg



注目ポイントとしては、
すでに一般ニュースなどで報道されていますが、マレー監督は北朝鮮選手を韓国選手に混ぜてセットを組ませていました。
またセットの構成はゲームの時間帯や状況に応じてめまぐるしく変更が加えられており、急造チームながらそのことには遠慮しないかのような采配を見せました。
_マレー.jpg_ヘイン.jpg
そしてチーム内でも最もスキルの高いレベルにある主力の北米出身選手、パク キャロライン ウンジョン、グリフィン ヒス ランディ、イム テネルの3選手がベンチ入りしていなかった模様です。
これらの動きは五輪直前にもかかわらず、出場メンバーをセレクションすることがこの試合の主目的に設定されていたことを意味するのではないかと思います。





北朝鮮選手の起用方法を見ると、監督が当初インタビューなどで語っていたように息のあった北朝鮮選手を固めてセットを組むことにより、そこだけチームの戦術が浸透しないリスクを嫌ったものと思われます。逆に混成のセットでも脚を引張り合わずに連携が取れるという感触もつかんでいるのかもしれません。
この試合に登場した北朝鮮選手たちの中では北朝鮮のポイントリーダー チョン スヒョン選手の帯氷時間が圧倒的に長くあちこちのセットに入って色々な選手たちと組んでいました。あげくには途中のパワープレーや最後のゴーリーをベンチに下げての6人攻撃でも始めのスペシャルセットの一員として使われています。やはり彼女を相当評価している、 またはこの試合で評価を上げたのではないかと思います。本職は右のウイングではないかと思われますがディフェンスで入っていたように思われます。
もう一人キム ウンヒャン選手も様々な組み合わせで出場していました。後半韓国選手たちの動きが落ちる中、大きなスウェーデン選手に臆することなくハードなチェックを見せかなり戦力になっていたように思えます。彼女も元々フォワードのようですが割とディフェンシブな感じに動いてました。
_スジ.jpg_チェリ.jpg
今回の試合、あるいは放送中では、フェイスオフが少なく、アタッキングゾーンに入ってもなかなかディフェンスまで映したりしないので、各選手のポジションはいまいち把握できませんでした。なのでディフェンシブに見えるのは防戦一方だったからかもしれないのですが..
リョ ソンヒ選手と、報道で出場が伝えられているファン チュングム選手は今一つ目立つ活躍はなかなかできなかったようです。途中からオム スニョン選手やチョ ミファン選手らが目立つようになり後半の出場機会はあまりなかった模様です。

今回欠場の北米出身選手、特にグリフィン選手、がどこに入るのか、でだいぶ変わってきますが、予想される第1セット、パク チョンア、グリフィン、チョ チヨン、パク キャロライン、パク ユンジョン、またはパク チェリン、各選手のセットが非常に強力な得点源になりそうです。
ハン スジン選手、イ ウンジ選手に加えてチョン スヒョン選手が化ければ第2セットも恐い存在になりそうですが、やはり1セット目が仕事をしないことには展望が開けないでしょう。



試合は第1ピリオド途中までは双方とも運動量豊富で果敢に勝負を仕掛けていきますが、両チームのゴーリーの堅守もあってなかなか得点に至らず緊迫した立ち上がりとなりました。
スウェーデンの1点目はコリア側の自陣でのパスミスからの逆襲によるもので、緊張感が高まる中でのことなのかもしれませんがこれはいただけませんでした。
続けて間をおかずフェイスオフから自陣内でパックをキープされたままパスを回されて教科書通りに2点目を奪われますが、直後パク チェリンがニュートラルゾーンで奪ったパックを持ち込みそこからのパスを受けたパク チョンアがゴーリーの肩口にきれいに決まった起死回生のシュートで1点差。満員の大観衆はほぼ全員コリア側の応援だったそうですが喜びを爆発させていました。
ゴール4.jpg


パク チョンアのゴールで場内の興奮は最高潮に




キャプテンとして貫禄もついてきました
_チョンア・ユジョン.jpg

_ソジョン.jpgベテラン シン ソジョンの存在は忘れられない
しかしその後スウェーデンはさらに1点追加で第1ピリオド終了、その後は次第に双方とも単調なプレーとなりながらスウェーデンのフィジカルにものを言わせた強引な攻撃で韓国選手側は疲労の色が見えてくるようになりました。第3ピリオドに入ると韓国選手は目に見えて運動量が落ち防戦一方の展開となりましたが、ゴール前ではゴーリーのシン ソジョン選手を中心に懸命な守備を見せ、スウェーデン側も最後に決めきるアイディアが無く単調な攻めに終始したことで、結局第1ピリオドの得点がそのまま最終結果となりました。





今大会はパク チョンア選手がキャプテンマークを付けるようです。小柄ですが他の選手と目に見えて違って運動量豊富、スキルも際立っています。ニュース写真などで見るより貫禄がありました。
全体的にいい選手、いいチームに仕上がっているというのは感じましたが、ひとつ難点がスタミナですかねぇ。大きな選手と体力勝負になると消耗は激しいですが、これはけっこう致命的な弱点と言えるでしょう。
日本代表スマイルジャパンも同じ課題に対して、大柄な相手にまともに当らずスキルとスピードを磨いて振り回すことで逆に相手のスタミナを奪っていくホッケーを信条としています。コリア、あるいは韓国はまだ1試合を通じてそこまでできるレベルには達していないかもしれないというのが私の感想です。
swe.jpg_ヒウォン.jpg
今大会、コリアの歴史的1勝は非常に難しそうですが、スウェーデンやスイスの出来も完ぺきではない感じではあります。日本は3戦全勝も十分可能性あるんじゃないかな..と。
ただ、今のところ隠し玉も用意されているようですし、休んでいた選手も含めたベストメンバーになった時どこまでのパフォーマンスを見せるのか、本番まで楽しみにしておきましょう。
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