2015年12月12日
出会い
ホームセンターのペットコーナーで 偶然にアカハライモリが売られているのを見た自分は その愛くるしい姿に胸がキュンとなるのを強く感じた
それはまさに 長い間 秘かに心に思っていた相手が自分のためだけに微笑んでくれた瞬間のようだった
『なんて可愛い奴なんだ!欲しい!お前が欲しい!自分の傍に いつもいて欲しい!』と自分は心の中で叫んでいた
だが 相手は生き物 自分の勝手な思いだけで買って飼ってしまうわけにはいかない
自分は断腸の思いで その場を後にした
そして次の日
ホームセンターのペットコーナー アカハライモリの入っている水槽の前に自分は立っていた
昨日までは十匹は いたであろうアカハライモリが今では二匹だけになっている
自分の頭の中でテレビ通販の決めゼリフが響き渡る
今だけですよー
先着順ですよー
現品限りですよー
早くしないとー 今すぐ 今すぐ!お電話を!!
これは誘惑ではない ある意味 脅迫だ 迷う心に詰め寄る悪魔の声だ
そして次の瞬間
ホームセンターのペットコーナー アカハライモリ二匹が入っている袋を持ち水槽を見て回る自分がいた
エサと水槽が必要だ
店員さんに聞いたところ お店では冷凍赤虫をあげているそうだ
冷凍なんだから冷凍庫に保存しなければならない だが これを冷凍庫に入れたら嫁が嫌がるだろう 下手したら変わった氷と勘違いしてコップに入れてくるかも知れない 新種のヒジキだと思い酒のツマミに出してくるかも知れない
自分は冷凍赤虫を食べたいとは思ってもいないし ましてや冷凍赤虫割りウィスキーを飲みたいとも思っていない
冷凍しないタイプが無難だろう
アカハライモリとしては冷凍の方が好きそうだが…自分のささやかな晩酌を犠牲には出来ない
保存が楽なエサはないかと店内を見たら乾燥赤虫があった
手を汚さずに餌をあげられる しかもビタミン入りだ!
これなら普段からビタミン不足の自分が間違って食べたり飲んだりしてもビタミン入りだからと何とか納得できるだろう
これで餌は決まった あとは水槽を選ぶ
自分が選んだ水槽は 横35センチ縦26センチ奥行き22センチの安い水槽だ
この水槽は蓋が付いていて端の二か所が開いている
そこからエアーポンプとかの配線を出して使うのだろうと自分は あまり気にしていたかった
家に帰って水槽を設置 ホームセンターのペットコーナーの水槽と同じように蓋の近くまでカルキ抜きをした水を入れた
浮島がある方が良いとのことなので水に浮く軽石を入れた
蓋にある二か所の穴は 重い本を置いて塞いでみたのだが これでは水槽内に湿気がこもるし配線部分には隙間が出来る
案の定 脱走の名人アカハライモリは難なくと隙間から出てきてしまった
これでは二十四時間の監視が必要になる さすがに暇を持て余す自分でも それはキツイ
自分は新たな蓋を手に入れるためホームセンターへと向かった
新しい蓋の条件は
水槽内の換気が出来る事
配線を通す穴がある事
アカハライモリが逃げないように隙間がない事 これらをクリアーする蓋が望ましい
広告
爬虫類コーナーに鉄製の蓋があった サイズも合いそうだ
この蓋に配線が入るようように一部を切り取り 蓋の半分に緑色の下敷きを半分に切り貼り付ける 何となく影の出来る場所を作ってみたくてつけてみた
かなり上出来 自分にしては 相当の出来だ
ただ この小さな穴でも モモは ごくまれに抜け出す
水槽を見るたびに中にいるかを確認するのが習慣になった
ちなみに
アカハライモリは肺呼吸と魚と同じエラ呼吸が出来る
その事を知らなかった自分は 何で こんなに水中に潜っていられるのかと不思議でしょうがなかった
水の中の酸素を取り込めるとは便利な機能だ
だからと言ってホームセンターのように水だけの環境はよろしくないので
水槽内に陸地を作るのだが これが難しい
自分も かなり試行錯誤を繰り返した
それはまさに 長い間 秘かに心に思っていた相手が自分のためだけに微笑んでくれた瞬間のようだった
『なんて可愛い奴なんだ!欲しい!お前が欲しい!自分の傍に いつもいて欲しい!』と自分は心の中で叫んでいた
だが 相手は生き物 自分の勝手な思いだけで買って飼ってしまうわけにはいかない
自分は断腸の思いで その場を後にした
そして次の日
ホームセンターのペットコーナー アカハライモリの入っている水槽の前に自分は立っていた
昨日までは十匹は いたであろうアカハライモリが今では二匹だけになっている
自分の頭の中でテレビ通販の決めゼリフが響き渡る
今だけですよー
先着順ですよー
現品限りですよー
早くしないとー 今すぐ 今すぐ!お電話を!!
これは誘惑ではない ある意味 脅迫だ 迷う心に詰め寄る悪魔の声だ
そして次の瞬間
ホームセンターのペットコーナー アカハライモリ二匹が入っている袋を持ち水槽を見て回る自分がいた
エサと水槽が必要だ
店員さんに聞いたところ お店では冷凍赤虫をあげているそうだ
冷凍★富城 冷凍アカムシ 100g 12枚 別途クール手数料 常温商品同梱不可 価格:1,170円 |
冷凍なんだから冷凍庫に保存しなければならない だが これを冷凍庫に入れたら嫁が嫌がるだろう 下手したら変わった氷と勘違いしてコップに入れてくるかも知れない 新種のヒジキだと思い酒のツマミに出してくるかも知れない
自分は冷凍赤虫を食べたいとは思ってもいないし ましてや冷凍赤虫割りウィスキーを飲みたいとも思っていない
冷凍しないタイプが無難だろう
アカハライモリとしては冷凍の方が好きそうだが…自分のささやかな晩酌を犠牲には出来ない
保存が楽なエサはないかと店内を見たら乾燥赤虫があった
価格:543円 |
手を汚さずに餌をあげられる しかもビタミン入りだ!
これなら普段からビタミン不足の自分が間違って食べたり飲んだりしてもビタミン入りだからと何とか納得できるだろう
これで餌は決まった あとは水槽を選ぶ
自分が選んだ水槽は 横35センチ縦26センチ奥行き22センチの安い水槽だ
この水槽は蓋が付いていて端の二か所が開いている
そこからエアーポンプとかの配線を出して使うのだろうと自分は あまり気にしていたかった
家に帰って水槽を設置 ホームセンターのペットコーナーの水槽と同じように蓋の近くまでカルキ抜きをした水を入れた
浮島がある方が良いとのことなので水に浮く軽石を入れた
蓋にある二か所の穴は 重い本を置いて塞いでみたのだが これでは水槽内に湿気がこもるし配線部分には隙間が出来る
案の定 脱走の名人アカハライモリは難なくと隙間から出てきてしまった
これでは二十四時間の監視が必要になる さすがに暇を持て余す自分でも それはキツイ
自分は新たな蓋を手に入れるためホームセンターへと向かった
新しい蓋の条件は
水槽内の換気が出来る事
配線を通す穴がある事
アカハライモリが逃げないように隙間がない事 これらをクリアーする蓋が望ましい
広告
爬虫類コーナーに鉄製の蓋があった サイズも合いそうだ
この蓋に配線が入るようように一部を切り取り 蓋の半分に緑色の下敷きを半分に切り貼り付ける 何となく影の出来る場所を作ってみたくてつけてみた
かなり上出来 自分にしては 相当の出来だ
ただ この小さな穴でも モモは ごくまれに抜け出す
水槽を見るたびに中にいるかを確認するのが習慣になった
ちなみに
アカハライモリは肺呼吸と魚と同じエラ呼吸が出来る
その事を知らなかった自分は 何で こんなに水中に潜っていられるのかと不思議でしょうがなかった
水の中の酸素を取り込めるとは便利な機能だ
だからと言ってホームセンターのように水だけの環境はよろしくないので
水槽内に陸地を作るのだが これが難しい
自分も かなり試行錯誤を繰り返した
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