2021年02月19日
若き大統領が異世界転移 「二ノ国U レヴァナントキングダム」
13歳の王と自分を重ねるA国大統領
A国の若き大統領 ロウラン・クライン(48歳)はミサイルによる攻撃を受けて瀕死状態。その際に光に包まれ、気が付けば「二ノ国」に転移してしまいます。自身の外見にも異変があり、20歳前後に若返っています。転移した同日に二ノ国でロウランの「これから」を決めてしまう出来事が起こります。
二ノ国の大国「ゴロネール王国」では、国王ラウゼオが突然の死を迎えます。王位継承するのは エバン・ドリスファン・ニャンダール ですが13歳と若輩。そこに狙いすましたかのようにクーデターが起こります。
ロウランの転移した先がクーデターの最中であるゴロネール王国。敵から逃げるエバンと出会い、共に脱出をします。エバンの「みんなが笑える国をつくりたい」という甘い理想にロウランは自分を重ねます。年端ないエバンを支えることを決意し、2人の旅が始まります。
ジブリ感しっかり、ゲームシステムもしっかり
ジブリ画風で内容も王道ファンタジーと、どことなく懐かしい。設定もわかりやすく「みんなが笑える国」を作る為に戦うという内容になっており、エバンは敵方を「赦す」という選択を取っていきます。痛みを感じながらも優しさを忘れないストーリーが胸をうつ、これもジブリ的ですね。
キングダム要素として「建国パート」が存在します。「軍隊」を使っての戦いがあり、通常の戦闘とは大きく違います。また、自国に人が多く集まることにより国が「発展」していくのも魅力の一つ。王道RPG+建国シュミレーションの組み合わせになっています。
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全年齢層向け
物語もシステムも複雑ではありませんが、簡単すぎることもありません。適度なやり込みもあり、年齢問わず楽しめる作品となっています。登場キャラクター全体的に柔らかい・可愛らしい印象があり、つい感情移入してしまいます。
ハクスラ要素も含めており、かなり色々なシステムを詰め込んだ作品になります。詰め込んだ効果として単一で飽きるようなことがなく、最後までストレスなく楽しめました。特にジブリアニメーションを絡めた物語進行は、ファンでなくても一見の価値がありますよ!
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