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2014年08月01日
環境のせいではない
私の家にはお金はありません。
今も昔もあまり変化はないかもしれません。
独身時代、実家にいた頃から家族には借金まみれでしたし、私自身も毎月生活費として家に10万円ほど出していた為(その当時の手取りは約13万円!地方の田舎ではよくある金額です)、自分のために使えるお金はほとんどなかったと思います(毎月の給料約13万円−実家への生活費10万円=3万円。ようするに私は月に3万円しか自分の手元になかった)。
休日はどこへも遊びに行かず、家でじっとして過ごした時もありました。
それでも若い頃は恋愛もしていたり、見栄を張ったりでお金を使いたくなるときがありました。
どうにかしてお金を使いたい時、手を出した方法は「クレジットカード」での商品購入でした。
しかし、これにだけは手を出してはいけませんでした!!!(手取り13万円なのに!)
お恥ずかしい限りですが、当然支払いが間に合わなくなり、最終的には「リボ払い」をしてしまうときがやってきたのです!
これからクレジットカードを利用する人に、これだけは言いたいのですが、
「リボ払い」だけはやめたほうがいいかと・・・・・。
賢い人、計算がしっかりできる人、自分がどのようにこれから支払いをすることになるのか
「ハッキリと断言できる」人ならば利用してもいいかもしれません。
ですが私のように、若気の至りで「まぁなんとかなるだろう。利息がすごいとか言っても、毎月の支払う金額が少ないに越したことはないし・・・」などというあいまいな気持ちで利用すると・・・
とんでもないことになります!!
いくら家計が切羽詰っていたとはいえ、その場しのぎのためにするべきことではなかったと今なら思えます。
あの頃は23歳だったでしょうか・・・。もう少し頭を使うべきだったと思います。
「品格を身につける」というブログのタイトルですが、
読んでいただいている方は既にお気づきの通り、
決して「私のように品格を身につけてくださいね」というものではありません。
私の過去は決して威張れるような素晴らしいものではありませんでしたし、、
主人と出会う前・出会ってからがとても幸せな時間を過ごさせていただいているだけで、
決してトータルで人生の成功者といえるものではありません。
現に、今の私はただの妊婦で、ニートで、お金を主人からもらっているだけの身分です。
お金がないのに「品格を身につけたい」と思っています。
お金がないのにこれから「出産をして子育て」をしようとしています。
WEB上で 「お金がないのに子供を産むのは絶対にだめだ」 というような内容の記事を頻繁に目にします。
・・・私もその意見には賛成です。反論はできません。
自分たちだけの暮らしもカツカツなのに、これから子育てをするだなんて考えられない、子供が不幸になるだけだろう。
そういう意見は正しいことだと思います。
妊娠中の今でもそう思っています。
しかし私の両親は、私を妊娠中、私以上にもっと貧乏でした。
かけおち同然で結婚をしたらしく、夫婦二人で安いアパートに住み、家具などはほとんど何もない状態だったそうです。
私がお腹の中にいるときも、毎日の食事はほとんど「卵かけごはん」のみ。
私が生まれてからの生活もそれはそれは貧乏でした。
小学校時代は洋服をほとんど買ってもらった記憶がありません。
学校指定のジャージがありましたので、普段はその格好で過ごしていました。
誕生日やクリスマスプレゼントはいつも500円の漫画雑誌「りぼん」でした。
それでもケーキと、おいしい食事はいつでも用意されていました。
その後もず〜っとお金がなくて、私は塾にも行ったことがありませんでした(でも進〇ゼミはやっていた・笑)。
けれどもなんとか私は短大、弟は専門学校と無事に進学・卒業することができ、就職先も決まりました。
・・・・いつもおいしい食事が用意されていたことは今でもハッキリと覚えているのです。
お菓子と食事だけは「ウチって貧乏なんだ」と思うことはなかったと思います。
(※お菓子は余計だったかな・・・おかげで今でも甘党になっちゃったし)
何が言いたいのかというと、
私は「貧乏だった家庭にとても感謝している」
ということです。
実家が貧乏だったせいで、私の人生メチャクチャだ!などとは1ミリも思ったことがありませんでした。
むしろ、「よくここまで貧乏なのに、私達兄弟二人を育てることができたなぁ・・・」
という気持ちが大きいのです。
「もっと家庭環境が良ければ、今頃私は一流大学に出て、一流企業に就職してたはずなのに・・・」
などとは、全く思ったことがありません。
「〇〇さえあれば」という言葉は、頻繁に聞く言葉です。
「お金持ちの家に生まれてさえいれば」
「もっと美人に生まれていれば」
「もっと両親が素晴らしい人たちだったら」
「もっといい学校に入っていれば」
「もっと両親が教育に熱心だったら」
「恋人さえできれば」
「結婚さえできれば」
「マイホームさえ手に入れば」
「子どもさえできれば」
似たような言葉ですが、私の好きな言葉に
「もっとちゃんと勉強しておけば良かった」
というものがあります。
なぜか、好きな言葉なんです。
なぜなら勉強は、これからの人生を変える可能性があるからです。
家庭環境が悪くても、外見が良くなくても、一流大学を卒業していなくても、恋人がいなくても。
「今から必死で勉強をして人生を変えるぞ!」という気持ちがあるだけで人生は本当に変わるものなのです。
実際に、本当の意味で勉強をした人たちはそれが本当のことだと自信をもって言えるのではないでしょうか?
大人になってからの勉強はしびれるほど楽しいものです。
これからの自分をどう変えるか、どのような生き方ができるのか、可能性を持たせてくれるのが勉強なのです。
私が「品格を身につける」というブログを始めたのも、
自分の可能性をあきらめずに、こんな自分でも『これからでもいいから品格を身につけたい』という強い希望があったからなのです。
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今も昔もあまり変化はないかもしれません。
独身時代、実家にいた頃から家族には借金まみれでしたし、私自身も毎月生活費として家に10万円ほど出していた為(その当時の手取りは約13万円!地方の田舎ではよくある金額です)、自分のために使えるお金はほとんどなかったと思います(毎月の給料約13万円−実家への生活費10万円=3万円。ようするに私は月に3万円しか自分の手元になかった)。
休日はどこへも遊びに行かず、家でじっとして過ごした時もありました。
それでも若い頃は恋愛もしていたり、見栄を張ったりでお金を使いたくなるときがありました。
どうにかしてお金を使いたい時、手を出した方法は「クレジットカード」での商品購入でした。
しかし、これにだけは手を出してはいけませんでした!!!(手取り13万円なのに!)
お恥ずかしい限りですが、当然支払いが間に合わなくなり、最終的には「リボ払い」をしてしまうときがやってきたのです!
これからクレジットカードを利用する人に、これだけは言いたいのですが、
「リボ払い」だけはやめたほうがいいかと・・・・・。
賢い人、計算がしっかりできる人、自分がどのようにこれから支払いをすることになるのか
「ハッキリと断言できる」人ならば利用してもいいかもしれません。
ですが私のように、若気の至りで「まぁなんとかなるだろう。利息がすごいとか言っても、毎月の支払う金額が少ないに越したことはないし・・・」などというあいまいな気持ちで利用すると・・・
とんでもないことになります!!
いくら家計が切羽詰っていたとはいえ、その場しのぎのためにするべきことではなかったと今なら思えます。
あの頃は23歳だったでしょうか・・・。もう少し頭を使うべきだったと思います。
「品格を身につける」というブログのタイトルですが、
読んでいただいている方は既にお気づきの通り、
決して「私のように品格を身につけてくださいね」というものではありません。
私の過去は決して威張れるような素晴らしいものではありませんでしたし、、
主人と出会う前・出会ってからがとても幸せな時間を過ごさせていただいているだけで、
決してトータルで人生の成功者といえるものではありません。
現に、今の私はただの妊婦で、ニートで、お金を主人からもらっているだけの身分です。
お金がないのに「品格を身につけたい」と思っています。
お金がないのにこれから「出産をして子育て」をしようとしています。
WEB上で 「お金がないのに子供を産むのは絶対にだめだ」 というような内容の記事を頻繁に目にします。
・・・私もその意見には賛成です。反論はできません。
自分たちだけの暮らしもカツカツなのに、これから子育てをするだなんて考えられない、子供が不幸になるだけだろう。
そういう意見は正しいことだと思います。
妊娠中の今でもそう思っています。
しかし私の両親は、私を妊娠中、私以上にもっと貧乏でした。
かけおち同然で結婚をしたらしく、夫婦二人で安いアパートに住み、家具などはほとんど何もない状態だったそうです。
私がお腹の中にいるときも、毎日の食事はほとんど「卵かけごはん」のみ。
私が生まれてからの生活もそれはそれは貧乏でした。
小学校時代は洋服をほとんど買ってもらった記憶がありません。
学校指定のジャージがありましたので、普段はその格好で過ごしていました。
誕生日やクリスマスプレゼントはいつも500円の漫画雑誌「りぼん」でした。
それでもケーキと、おいしい食事はいつでも用意されていました。
その後もず〜っとお金がなくて、私は塾にも行ったことがありませんでした(でも進〇ゼミはやっていた・笑)。
けれどもなんとか私は短大、弟は専門学校と無事に進学・卒業することができ、就職先も決まりました。
・・・・いつもおいしい食事が用意されていたことは今でもハッキリと覚えているのです。
お菓子と食事だけは「ウチって貧乏なんだ」と思うことはなかったと思います。
(※お菓子は余計だったかな・・・おかげで今でも甘党になっちゃったし)
何が言いたいのかというと、
私は「貧乏だった家庭にとても感謝している」
ということです。
実家が貧乏だったせいで、私の人生メチャクチャだ!などとは1ミリも思ったことがありませんでした。
むしろ、「よくここまで貧乏なのに、私達兄弟二人を育てることができたなぁ・・・」
という気持ちが大きいのです。
「もっと家庭環境が良ければ、今頃私は一流大学に出て、一流企業に就職してたはずなのに・・・」
などとは、全く思ったことがありません。
「〇〇さえあれば」という言葉は、頻繁に聞く言葉です。
「お金持ちの家に生まれてさえいれば」
「もっと美人に生まれていれば」
「もっと両親が素晴らしい人たちだったら」
「もっといい学校に入っていれば」
「もっと両親が教育に熱心だったら」
「恋人さえできれば」
「結婚さえできれば」
「マイホームさえ手に入れば」
「子どもさえできれば」
似たような言葉ですが、私の好きな言葉に
「もっとちゃんと勉強しておけば良かった」
というものがあります。
なぜか、好きな言葉なんです。
なぜなら勉強は、これからの人生を変える可能性があるからです。
家庭環境が悪くても、外見が良くなくても、一流大学を卒業していなくても、恋人がいなくても。
「今から必死で勉強をして人生を変えるぞ!」という気持ちがあるだけで人生は本当に変わるものなのです。
実際に、本当の意味で勉強をした人たちはそれが本当のことだと自信をもって言えるのではないでしょうか?
大人になってからの勉強はしびれるほど楽しいものです。
これからの自分をどう変えるか、どのような生き方ができるのか、可能性を持たせてくれるのが勉強なのです。
私が「品格を身につける」というブログを始めたのも、
自分の可能性をあきらめずに、こんな自分でも『これからでもいいから品格を身につけたい』という強い希望があったからなのです。
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2014年07月27日
詮索しない
『もう凹まない 傷つかない こころが輝く 自浄力』
本当に久しぶりに「スピリチュアル系」の本を購入しました。
若い頃はこういった本が大好きで良く読んでいたものでしたが、最近はご無沙汰気味でした。
まず装丁が素敵!こういったかわいい物には弱いです(笑)。
あと、少しだけ漫画もついていて、イラストもとってもかわいいです。
女性におすすめの本ですね。
難しい内容ではなく、すらすらっと読めます。わかりやすくて楽しい本でした。
『こどもを一流大学に入れたいなら、塾に入れるよりも、両親にストレスがなく、笑顔でいることが第一条件。
家庭内にトラブルがあると、子供はそのフォローにエネルギーを使い、勉強に集中することができません(P139)』
確かに・・・!!!
すごく納得です。
やはり夫婦関係は大切ですよね・・・。
スピリチュアルな内容の本で、著者が「神様から教えてもらった」などといった表現がたくさん出てきますが、
全然OKです。かわいらしい本なので私的には全く気になりません。
なので、偏見をなくして読むべき本だと思います。
他にもいろいろなことに感銘を受けました。
『人のことは詮索しなくていい。人を笑ったり、批判する資格など誰にもない(P187)』
これは、著者が出会った「神様」がおっしゃった言葉です。
『限られた貴重な人生、自分のことに集中してあげて(P187)』
『人を詮索することほど愚かなことはない』
耳が痛いです。
私は基本的に「心の中で相手を批判する」というクセがあるのです。
それが自分自身、本当に嫌で嫌で仕方がありませんでした。
人間関係が良くないのは全てこれが原因なのではないか!?と思うこともありました。
嫉妬深くて、人を疑ってばかりで、人の悪い面ばかりを探して・・・・。
9月には子供が産まれますし、
もう人の粗探しをしている場合ではありませんよね。
子供には「人の悪口ばかりを言う人」にはなってほしくない。
「人を信じることができる人」になってほしい。
でも子供にそれを求める前に・・・自分自身が、そういう人になりたいと思います。
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本当に久しぶりに「スピリチュアル系」の本を購入しました。
若い頃はこういった本が大好きで良く読んでいたものでしたが、最近はご無沙汰気味でした。
まず装丁が素敵!こういったかわいい物には弱いです(笑)。
あと、少しだけ漫画もついていて、イラストもとってもかわいいです。
女性におすすめの本ですね。
難しい内容ではなく、すらすらっと読めます。わかりやすくて楽しい本でした。
『こどもを一流大学に入れたいなら、塾に入れるよりも、両親にストレスがなく、笑顔でいることが第一条件。
家庭内にトラブルがあると、子供はそのフォローにエネルギーを使い、勉強に集中することができません(P139)』
確かに・・・!!!
すごく納得です。
やはり夫婦関係は大切ですよね・・・。
スピリチュアルな内容の本で、著者が「神様から教えてもらった」などといった表現がたくさん出てきますが、
全然OKです。かわいらしい本なので私的には全く気になりません。
なので、偏見をなくして読むべき本だと思います。
他にもいろいろなことに感銘を受けました。
『人のことは詮索しなくていい。人を笑ったり、批判する資格など誰にもない(P187)』
これは、著者が出会った「神様」がおっしゃった言葉です。
『限られた貴重な人生、自分のことに集中してあげて(P187)』
『人を詮索することほど愚かなことはない』
耳が痛いです。
私は基本的に「心の中で相手を批判する」というクセがあるのです。
それが自分自身、本当に嫌で嫌で仕方がありませんでした。
人間関係が良くないのは全てこれが原因なのではないか!?と思うこともありました。
嫉妬深くて、人を疑ってばかりで、人の悪い面ばかりを探して・・・・。
9月には子供が産まれますし、
もう人の粗探しをしている場合ではありませんよね。
子供には「人の悪口ばかりを言う人」にはなってほしくない。
「人を信じることができる人」になってほしい。
でも子供にそれを求める前に・・・自分自身が、そういう人になりたいと思います。
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2014年07月19日
親の本音
過去に人から言われた言葉で、
今になってみてようやく「そういう意味だったのか!」とわかってきたというものがあります。
「自分が親になって子育てを経験しないと、自分の親がしてきた苦労と心の中は絶対にわからない。絶対に」
私が20代の頃、ある女性から聞いたこのセリフが現在までずっと忘れられませんでした。
その女性は3人のお子さんを育てている方でした。
まだ独身で彼氏もいなかった私は、
「そういうのものなのかな?・・・でもちょっとぐらいは親の気持ちを理解するくらいはできるんじゃないかな?」と単純に思ったものでした。
若かった私は、『自分の親がどれだけの苦労を重ねてきたかくらいは、わかっているつもりだ』と思っていました。
私と弟を育てる為に低収入の身ながらも必死で仕事をしたことや、
いろんな人に頭を下げて借金をしてきたこと、
私の弟の下に、実はもう一人弟がいて、けれども『胆道閉鎖』という病気で三ヶ月で亡くなってしまったこと。
(両親自身が)色々な病気や事故に遭ったり、会社での陰湿なイジメを受けながらもひたすら仕事を頑張っていたこと。
親戚からのイヤミや冷たい態度にも負けなかったこと。
ず〜っと休みなく共働きで頑張ってきたこと。
いろいろなことを私は親から聞いていて、知っているつもりでした。
けれどもそれは所詮『想像すること』でしかなかったのです。
私と弟は、両親から見ればどちらも「すごく育てにくい!嫌な子供」だったと思います。
私は根暗でほとんど引きこもり。なのに口達者&ネガティブで手に負えませんでした。
弟は中学と高校時代がすごく荒れていました。学校も退学(表向きは自主退学)になりました。
現在弟は人が変わったように更生しているのですが(専門学校へ行き、某国家資格を取得した)、当時の両親は弟が何か問題を起こすたびに泣いたり怒ったり、取り乱したり、色んな人に頭を下げて回ったり、親戚に責められたりしてとても大変だったことだろうと思います。
そういう苦労を目の当たりにしてきたので、私は両親のことを誰よりもわかっているつもりでいたのです。
思い上がりですね。
彼らは一体何度、どれだけ人生に絶望していたでしょうか。
こんな私達を産んでしまって、ひどく後悔をしていた時があったに違いないのです。
けれども彼らは私たちを無事に成人させ、決して見放すことはありませんでした。
こんなに可愛くない子供達だったのに、どうして頑張ることができたのでしょう。
この答えは、私が今後実際に子育てをする中でわかっていくことなのかもしれません。
現在弟はお嫁さんをもらい、女の子を育てている最中です。
つい先日、弟から「姉ちゃんも親になったらいずれわかるよ」と、生意気な口を利かれたことを思い出しました。
彼はちょっとずつ「わかり始めた」のかもしれませんね。
先を越された感じがして悔しいような羨ましいような、変な感じです(笑)。
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今になってみてようやく「そういう意味だったのか!」とわかってきたというものがあります。
「自分が親になって子育てを経験しないと、自分の親がしてきた苦労と心の中は絶対にわからない。絶対に」
私が20代の頃、ある女性から聞いたこのセリフが現在までずっと忘れられませんでした。
その女性は3人のお子さんを育てている方でした。
まだ独身で彼氏もいなかった私は、
「そういうのものなのかな?・・・でもちょっとぐらいは親の気持ちを理解するくらいはできるんじゃないかな?」と単純に思ったものでした。
若かった私は、『自分の親がどれだけの苦労を重ねてきたかくらいは、わかっているつもりだ』と思っていました。
私と弟を育てる為に低収入の身ながらも必死で仕事をしたことや、
いろんな人に頭を下げて借金をしてきたこと、
私の弟の下に、実はもう一人弟がいて、けれども『胆道閉鎖』という病気で三ヶ月で亡くなってしまったこと。
(両親自身が)色々な病気や事故に遭ったり、会社での陰湿なイジメを受けながらもひたすら仕事を頑張っていたこと。
親戚からのイヤミや冷たい態度にも負けなかったこと。
ず〜っと休みなく共働きで頑張ってきたこと。
いろいろなことを私は親から聞いていて、知っているつもりでした。
けれどもそれは所詮『想像すること』でしかなかったのです。
私と弟は、両親から見ればどちらも「すごく育てにくい!嫌な子供」だったと思います。
私は根暗でほとんど引きこもり。なのに口達者&ネガティブで手に負えませんでした。
弟は中学と高校時代がすごく荒れていました。学校も退学(表向きは自主退学)になりました。
現在弟は人が変わったように更生しているのですが(専門学校へ行き、某国家資格を取得した)、当時の両親は弟が何か問題を起こすたびに泣いたり怒ったり、取り乱したり、色んな人に頭を下げて回ったり、親戚に責められたりしてとても大変だったことだろうと思います。
そういう苦労を目の当たりにしてきたので、私は両親のことを誰よりもわかっているつもりでいたのです。
思い上がりですね。
彼らは一体何度、どれだけ人生に絶望していたでしょうか。
こんな私達を産んでしまって、ひどく後悔をしていた時があったに違いないのです。
けれども彼らは私たちを無事に成人させ、決して見放すことはありませんでした。
こんなに可愛くない子供達だったのに、どうして頑張ることができたのでしょう。
この答えは、私が今後実際に子育てをする中でわかっていくことなのかもしれません。
現在弟はお嫁さんをもらい、女の子を育てている最中です。
つい先日、弟から「姉ちゃんも親になったらいずれわかるよ」と、生意気な口を利かれたことを思い出しました。
彼はちょっとずつ「わかり始めた」のかもしれませんね。
先を越された感じがして悔しいような羨ましいような、変な感じです(笑)。
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