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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
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2009年03月13日
「雷心は届くの? 屈強な心は乙女のポリシー」 part1

UP遅れましたが、先々週の続き、『淫魔奴隷 セーラーイビル!』の第3話です。
先々週の「天才少女は淫魔なの? 水の口付けは甘い味」を見てない方は、
この第3話の前に ↑ を読むことをオススメします。

それではどうぞ。



注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断・自己責任でお願いします。)









夜の公園は静まり返っていた。その公園のそばを通りかかる者もいるが、
公園には入らない。なぜか、いつも公園を通り道にしてる者も、今日は回
り道しようと考えてしまう。なぜならそこには結界が張られており、周り
からは静まり返った公園としか見えない。公園を通ろうと思う者は、迂回
させられることを無意識に考えさせられてしまうのだ。そしてその結界の
中では、緑色のセーラー戦士と2人の淫怪人の姿があった。



雷心は届くの? 屈強な心乙女のポリシー



「我が守護木星よ!嵐を起こせ 雲を呼べ 雷を降らせよ!!
シュープリーム・サンダー!!」
雷雲を召喚してティアラの避雷針で受けた雷が2人の淫怪人に飛んでいく。

「「きゃああああ!!」」

その雷は2人の淫怪人に直撃した。だが…
「…………………なーんてね♪ 
なーんだ、そんなものか。音がすごいだけで大した事ないのね。」
「レイちゃん、それは違うわ。まこちゃんの雷は何万ボルトあるのよ。私
達が淫怪人だからこれくらいで済んでるけど、人間達が食らったら失神じゃ
すまないわ。」
その結果を見て、セーラージュピターこと木野まことは唖然としていた。
今まで妖魔と戦ってきたが、大抵の妖魔はそれで動きを封じることができ
たからだ。しかし淫怪人のイビルマーズとイビルマーキュリーには、まっ
たくと言っていいほどダメージはない。
「そ、そんな……。いや、きっと元に戻せる方法はあるはず。
だから、少し痛いけど2人とも我慢してね。てやあああああーーー!!」
そしてまことは格闘戦へと持ち込むために、猛スピードで2人に駆け寄っ
た。2人を正気に戻すために。


その数分前、カラオケが終わりいつも通りに解散していったセーラー戦士
達。まことは帰り道で、黒猫のルナに言われたことを考えていた。
「ねえ、まこちゃん。今日のレイちゃんに亜美ちゃん、様子が変じゃなか
った?」
「え? いつも通りの2人だったけど…、何かあったの?」
「う〜ん……、別に何もなかったって言ったら嘘になるけど、レイちゃん
も亜美ちゃんも、何か違うものような気がするの。」
「違う、もの? 違うものって…………もしかしてまた妖魔が?」
「私も最初はそう思ったけど、妖魔とは違う感覚なの。
2人を疑って悪いけど、あの2人には注意しておいて。」

それはさっきのカラオケ店でのことである。ルナとアルテミスが、トイレ
から戻ってきた2人から、ごく微量の邪気を感じ取ったからだ。
「う、うん。分かったけど、どうして私だけに?」
「さっきうさぎちゃんにも話したんだけどね、あの感じだと、まともに信
じてくれてないわ。美奈子ちゃんにはアルテミスが教えてあげてると思う
から。」
「そっか………分かった。他に何か分かったら教えてね。」
「分かったわ。あとね、セーラー戦士としての力も前よりパワーアップし
てるから。」
「パワーアップ?」
「うん、前の戦いでセーラー戦士としての力が不足してると思って、パワ
ーアップしたの。使える技も増えてるからその時がきたら使ってみて。」
ルナの話を聞いていたまことは、その話に少し疑問を感じた。
「それはいいんだけどさ、それならなんで前の戦いでパワーアップしてく
れなかったの? うさぎちゃんが頑張ってくれなかったら、私たち負けて
たかもしないのに…。」
まことの言っていることは正しかった。
しかしルナが真剣な面持ちで話をしだす。
「それはね、まこちゃん。
銀水晶を使えば、いくらでも力を増やすことができるわ。
だけどね、力は大きくすればするほど、自分に合わない力に溺れる者がい
るの。かつての私もその時があったわ。力があれば誰かを守れるかもしれ
ないけど、1つ間違えばそれは人を傷つけることにもなる。だからあなた
達には、それ相応の力しか与えてあげられないの。」

ルナのその言葉の後、しばし沈黙が流れた。そして……
「ぷっ、あははは、やっぱりルナには敵わないや。」
「へ?」
「だってさーみんなのために、そこまで考えてるんだもん。
何か私が馬鹿みたいじゃない。そういうことなら私も納得した。
OK♪ あの2人には気おつけるから。」
「まこちゃん、分かってくれてありがとう。
じゃあうさぎちゃんの所に戻るけど、気おつけて帰ってね。」
「ルナもね。」
ルナがそう言うと、ルナは塀を飛び越えうさぎの家に帰っていった。まこ
とも家に帰ることにし、いつも通る公園を歩いていた。
そして、後ろからいくつかの足音が近づいて来ると……

2009年03月13日
「雷心は届くの? 屈強な心は乙女のポリシー」 part2
「あ、まこちゃーん! ちょっと待ってー。」

その声はレイの声だとすぐに分かり、振り向くとレイと亜美が走ってきた。
さっきルナに言われた言葉が、頭に浮かぶ。
「どうしたの!? レイちゃん。それに亜美ちゃんも。」
まことはわざとらしく少し驚いた様子で2人をうかがった。


「はあ…はあ………、

       さっきさぁ………ルナに…あわなかった?」

「え?」
まことが聞いたその声は、いつものレイの声ではなく、感情が一切感じられ
ない。明らかに様子がおかしいレイに、まことがより警戒心を強める。
「べ、別に会わなかったけど、ルナがどうかしたの?」


「あってないならいいんだけど、

            次あったら言っててくれない?」

亜美の声も、レイのように感情がなかった。
まことの不安がより高まり、心臓の鼓動が早くっていく。

「な、何を伝えればいいの?」

そして、まことは自分の耳を疑うような返事を聞いてしまう。

「猫同士さあ、何をコソコソしてるのか知らないけど…、

        私達の邪魔をしたらルナだって許さないってね。」

「亜美……ちゃん?」

その時だ。突然レイと亜美の周りの空気が渦巻くと、それが大きな竜巻と
なっていき、レイと亜美は砂埃で見えなくなっていく。

「亜美ちゃん! レイちゃん!」

そして、その竜巻が徐々に止み、その中から2人の姿が現れ始めるのだが。

レイの肌はさっきまでのような人間らしい肌色とは違い、血のように紅く
染まっていた。その肌の上にセーラー戦士らしき服を着ているのだが、純
白の部分が黒く染まっており、頭から角、お尻からは尻尾と、まるで悪魔
でも思わせるかのような格好をしている。

亜美の方は青い水のような体で出来ており、その上からレイと同じ黒いセ
ーラー戦士の服を着ていた。もはやそこに立っていたのは、さっきまでの
健全な女子高生ではなく、淫怪人のイビルマーズとイビルマーキュリーで
あった。

「………ふ、2人とも、その姿は一体……。」
2人の異様な姿に、動揺を隠せないまこと。
「ふふふ♪ どうしたのまこちゃん? そんな顔して。
見てこの体、すッごく素敵でしょ。
ダークサタン様のおかげで、淫怪人にしてもらったの♪」
レイは嬉しそうに尻尾を振り、とてもさっきまでのレイとは思えない不敵
な笑みには浮かべている。そしてそれは、亜美も一緒だ。

「ルナの言っていたこと正しかったのね…。一体どうしちゃったの!?」
「う〜ん、口で説明したら長くなりそうね。
だから体で教えてあげるわ。大丈夫よ、ただ力を抜いてリラックするだけ
でいいから。」
そう言うと、一歩ずつまことへと近づいていくレイ。
「お願いレイちゃん! 目を覚まして!! 亜美ちゃんも!
ジュピター・スターパワー!メイクアップ!」
まことが呪文を唱えると、まことの制服は消え、そして新たなセーラー戦
士の服がまことを包んでいく。そして、変身し終わるとそこにはセーラー
ジュピターが立っていた。

「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」

「「……………………………。」」

「あのね、今思ったんだけどさ、セーラー戦士って変身時間が長くない?
まこちゃん隙だらけだったからさー、いつでも襲えたんだよねー♪ 
まあ抵抗してくれなきゃこっちも楽しくないから、変身するの待ってたん
だど。」
「レイちゃん! それに亜美ちゃんもどうしちゃったの!? 
2人らしくないよ! お願いだから目を覚まして!!」
「そんなこと言われてもねー、亜美ちゃん。」
「そうよ。もうダークサタン様のおかげで、目が覚めてるわ。
もちろん淫怪人としね。」
レイも亜美も、ふざけたような態度でまことの説得など聞く気はない様子
である。

“やっぱり声だけじゃだめか。それなら………………。”

2009年03月13日
「雷心は届くの? 屈強な心は乙女のポリシー」 part3
「レイちゃん、亜美ちゃん………少し痛いけど我慢してね。」
するとまことは両手を頭にかざし、必殺技の呪文を唱える。雷轟とともに
避雷針に集まる電気エネルギー。そして勢いよくまことが放った雷は2人
に直撃するのだが、ダメージはほとんどない。しかしまことは諦めなかっ
た。5人の中で1番得意な格闘に持ち込めば勝機があると思ったからだ。
しかし、淫怪人になったレイの強さは生半可なものではなかった。まこと
が蹴りやパンチをいくら打ち込んでも、片手で止めるうえ、防ぎきること
のできない蹴りは、軽く避けられてしまう。まるでまことの動きを読んで
いるようなその動きは、淫怪人なら誰でも持つ強さだった。
「くっ! 全部受け止められる、どうして!?」
「あのねーまこちゃん、残念なんだけどまこちゃんの動き遅すぎ(笑)。
遊んでるのかと思っちゃったぐらいよ。力も弱いしね。」

いつも使っている必殺技も効かないうえ、格闘もほとんど受け止められて
しまう。このままではらちがあかないと思ったまことは、新しく授かった
力を使ってみることにした。
「まだよ! 私のもう1つの必殺技で、あなた達を元に戻してみせる!
いくわよー! スパークリング・ワイド・プレッシャー!!」

薔薇のピアスからティアラの避雷針へ放電し、両手に圧縮して超高電圧球
を投げつけるまこと。その超高電圧球はレイに当たるかに見えた。
しかし……

「はー…、もういいかな?」

レイは、向かってくる超高電圧球を瞬間的に避ける。そしてその超高電圧
球は滑り台に命中し、煙が上がった。

「ダメージは大きそうだけど、それは当たったらの話だよねー。」
「そ、そんな…。」
まことも上手くいくとは思わなかったが、まさかこうも簡単に避けられて
しまい、大きく戦意が削がれていった。
「じゃあそろそろこっちからいくから。」
レイがそう言うと、まことの目の前から一瞬で姿を消す。辺りを見回すま
ことだが、離れて見ている亜美だけで他には誰もいない。すると、公園に
レイの声が響き渡った。
「私は殴ったり蹴ったり、そんな野蛮なことはしないわ。
ただこれだけでいいの。そう、これだけでね。」
その時だった。レイがまことの後ろに現れ、にやりと微笑むと勢いよく自
分の尻尾を、まことの股間へと突き刺した。
「ふぐっ!! い、痛!? ちょっと! なにか、なにかささってる。」
まことはレイの尻尾を避けることができず、深々と自分の秘所に刺さって
いる尻尾を見て慌てふためくが…。

「…あれ? 痛く…ない?」

レイの尻尾がまことの秘所に突き刺さっており、その隙間から血が流れ
出すのだが、ただ圧迫感があるだけで痛みは走らなかった。

“うっ……。何この感覚? 
レイちゃんの尻尾があたってる部分が………急にジンジンしてきた。
それに体が…熱い。”

「うう………くっ………はああ………………、
レイちゃん…、いったい私に何を…。」
「ふふ♪ まこちゃんの処女、貰っちゃった♪ 
まだ10秒しか経ってないけど、スゴイ効き目よね。
私の尻尾はね、どんな人間をも欲情させる力があるの。
まこちゃんがどんな風になるか楽しみだわ。」
「私が…欲情? レイちゃん、貴方はこんなことする人じゃない!
お願いだから目を覚まして!! うっ…。」
「あはは♪ 我慢したら体に毒よ。まこちゃんも感じてきたころだし、そ
ろそろ動くね。すっごく気持いいんだから♪」
そう言うと、レイが尻尾を上下へと動かし、まことに今まで感じたことの
ない快楽を下腹部全体に与えていく。
「ひゃああん! だめぇ! 動かないで!! あああああー!!」
もちろん止める気などないレイは、尻尾の動きを早めていく。
「さあさあ、存分に感じてちょうだい! 私のかわいい尻尾をね!」
公園で中であられもない声をあげるまこと。急激な快楽によって力も出ず、
抵抗することができなかった。

2009年03月13日
「雷心は届くの? 屈強な心は乙女のポリシー」 part4
そして、ちょっとでも気を抜いたら我を失いそうになる心を、正義として
の本能がなんとか繋ぎ止める。しかし、まことに追い討ちを掛けるかのよ
うに、自分の尻尾の動きを早めるレイ。
「ふふふ、そろそろ私のお尻が我慢できないわ。
それじゃあ、そろそろ出してあげるから全て受け取ってね♪」
「な、何を出すの!? ああん! ちょっと! 何を、ああ!!」
「何を? それはね、まこちゃんを私達と同じようにするための、
ダークサタン様特性の魔精よ♪ これで、まこちゃんも私達と一緒なるの。」
まことに向けられる、レイの不穏な笑みが、まことに恐怖心を与えていく。
「いやあぁ! お願いだからそんなもの出さないでー! 
私、人間ままでいたいの!! 淫怪人になんかになりたくないよー!
お願いだから出さないでー!!」

急に泣きじゃくるまことを後ろで見ていた亜美が口を開く。
「ふふふ♪ いつも強気なあのまこちゃんが泣いてる。
ごめんね、まこちゃん。この世界はダークサタン様の淫略によって、支配
されなければならないの。そしてみんな淫怪人になって、幸せに暮らすの。
もちろんまこちゃんもね。だから1人でも掛けちゃダメなんだよ。
あなたも淫怪人になれば、ダークサタン様のお心がきっと分かるから。」

「そういうことよ、まこちゃん。
私達は淫怪人になって、ダークサタン様のお手伝いしなきゃいけないの。
だから、これを受け取ってね。
はぁ……きた…魔因子の濃いのがすぐそこに、は、はあぁぁあん!!」

レイのお腹で溜められた魔精は、尻尾へと勢いよく流れていき、そしてま
ことの中でほとばしった。
「いやあっ!! ああっ! うう……あ……いや、いやだ………。
誰か…助…けて………。」 
ドクン、ドクンとまことの子宮に打ち付けられる魔因子たっぷりの魔精。
しかしまことはその熱い快楽よりも、自分が今から変化していく恐怖で一
杯だった。そして子宮から体中に浸透していく魔精が、まことの細胞を急
激な速さで淫怪人の細胞へと変化させていく。

「あうう!! 体が…熱い! お母さん! お父さん! 助けて!!
誰か、ああ………助けて。ああ、あああああ……」


自分が何か別なものに変わっていくのが分かるまこと。そして体から出て
くる何かを必死にこらえるが、しかしそれも限界だった。とうとう我慢で
きず出てきてしまういくつもの植物の蔦。そのうえ緑健康的な肌は、薄暗
い緑色へと変化していく。どこから出てきたのか、まことの頭に淫妖花特
有のバイザーが付けられ、最後に正義の象徴でもあるセーラー服のの純白
の部分が黒く染まっていった。

そのまことの変化を見て満足気な顔をした亜美は、まことにそっと近づき、
ささやいた。
「まこちゃん…すっごく綺麗だよ。これでまこちゃんも私達の仲間だね。 
さあ、立って。私達にそのかわいい顔を見せてちょうだい♪」
しかしまことは、下をうつむいてばかりで、亜美の声が聞こえている様子
はない。さすがに様子が変だと気付いた亜美は、まことの肩に手を置くと。

「触らないで!」

「え!?」

突然まことが亜美の手を払い除け亜美をにらみつけた。
そのバイザー越しの目は涙で溢れており、顔は恐ろしい形相をしていた。
「気持ち…いい? こんなもの…気持ちよくなんかない!
勝手にこんな姿に変えて、いったい何が幸せよ!」
亜美とレイはキョトンとした顔で、その場で凍りついた。まことの姿が淫
妖花でも、まだ人間としての心を残しており、体中から出ている蔦が、激
しく波打っている。それはまことの怒りを表していた。
「レイちゃん、今日は引き上げましょ。」
「え? 亜美ちゃん何言ってるの?
もっとまこちゃんにはダークサタン様のお力を感じてもらわなきゃ。」
「だめよ。これ以上やりすぎると私達の敵になりかねないわ。
ダーククロスの情報でも、淫怪人のまま私達の敵になった者も少なくない。
今のレイちゃんには時間を与えてあげた方がいいのよ。
大丈夫、きっと上手くいくから。」
「う〜ん、亜美ちゃんが言うなら…。
それなら家に帰って、家族を淫隷人にでもしようかな。
じゃあ亜美ちゃん、まこちゃん、また明日学校でね。」
そう言うとレイは、2人の前から一瞬で姿を消した。
「私も帰って勉強しなきゃ。じゃあね、まこちゃん。
あ、言うの忘れてたけど、気持ちを落ち着かせたら人間の姿に戻れるから。
それじゃあね。」
亜美もレイに続き、まことの前から姿を消す。そして公園にはすすり泣く
まことだけが取り残された。2人がいなくなったので結界もなくなり、し
ばらくすると1人の男がまことに近づいてくる。

「大丈夫か! セーラージュピター!」

その男はシルクハットとタキシードに身を包み、顔を仮面で隠していた。
「あ…、タキシード…仮面様……。」
その男は、前の戦いでセーラー戦士と一緒に戦ったタキシード仮面こと、
地場 衛である。
「一体何があったんだ? 君をつけていたら公園で急に姿を消したから探
していたのだが、まさかこんなことに…」
「ああ…お願いします…。うさぎちゃんと美奈子ちゃんに…伝えてください。
亜美ちゃんとレイちゃんは…ダークサタンというやつに操られています。
そして、2人はものすごく強いです。きっと、次は美奈子ちゃんとうさぎ
ちゃんを狙うと思います。だから…気おつけてと…。」
「まこと君、君はどうするんだ?」
「私はいいから、早く行ってください。ああ……」
「しっかりするんだ! まこと君!!」
「お願いだから……早く行って……。私……さっきからおかしいんです。
衛さんが来てから…体が熱くなって……。
はぁ……だから…早く…私から…離れて。じゃないと…わたし……。」
「くっ……、分かった。君は家に帰って安静にするんだ。
くれぐれも他の人間にその姿を見せちゃダメだよ。」
衛は自分のマントをまことに掛けると、その場から離れることにした。

2009年03月13日
「雷心は届くの? 屈強な心は乙女のポリシー」 part5
そして、その深夜……。
「はああん! あ、アソコが熱い! あついよぉ!!」
あの後まことは自力で自分の家に帰り、人間の姿に戻ったのだが、衰弱
した体だったのですぐにベッドで眠りについた。しかし、深夜に体が燃
えるように熱を発し、目が覚めてしまったのだ。下腹部に急激な熱と疼
きが現れ、一心不乱に自慰を始めるまこと。
「はああん!! アソコ弄るの、気持ちいい!! 
はうぅ…ここいいよお! ここ触るの気持ちいい!」
自分では気付かないのだが、いつの間にか人間の姿から、淫妖花の姿に
変わっていくと、体中から出ている蔦を、自分の体の一部のように操り
始めた。

“この蔦、私の思うように動いてくれる。
           
             もし、私の中にこれを入れたら………。”

試しにその蔦を自分の秘所へと入れていくと。
「ああ…蔦が……あああああ…………」
もはや自分がセーラー戦士ということも忘れ、一人の女として快楽を受
け始めるまこと。さっきまで嫌悪していた亜美やレイのような姿を思い
浮かべるが、なんで嫌っていたのか今になったらまったく分からない。
むしろ、自分もそのような姿にしてもらって今は嬉しく思っているのだ。
正義としての心など完全に忘れてしまったまことに、淫怪人としての邪
悪な心が芽生え始める。

「ダーク…サタン…様…。何ていい名前なんだろう…。
ふふ……ふふふ……あははははは………………そっか、レイちゃん達が
言ってたのはこのことだったのね。うふふふ………………」

不気味な笑いをあげながら喜ぶまこと。これからの自分の未来に、心を
弾ませているのだ。







 「そう、私は淫妖花のイビルジュピター。これからはダーククロスのた
 めに働く美しい花になるの。」
 完全に淫怪人としての自分に目覚めたまことは、明日の亜美とレイの嬉
 しそうな顔を思い浮かべながら、夜の街に出て行くのだった。











そして時間が過ぎていき、朝の登校風景……。

亜美とレイが一緒に登校していると、後ろから誰かの声がした。
「亜美ちゃんにレイちゃん、おはよう…。」
その声はまぎれもなくまことの声なのだが、いつも活発な元気な声では
ない。
「「まこちゃん、おはよう。」」
レイと亜美がまことの変わりようを見て、にやりと微笑む。まことが淫
怪人として目覚めたことが分かったのだ。その後、3人はなにも話さな
いまま登校するのだが、3人の意思は同じである。

“すべてはダークサタン様のために……。”

こうして、木野まことは2人の魔の手に堕ち、心も体もイビルジュピタ
ーとなってしまうのだった。しかし、3人は知らない。残り2人のセー
ラー戦士が、3人の正体を知っていることを。



To Be Continued…



作:ν賢狼ホロν




あとがき
今回もセーラームーンの画像をお借りしました。
何かダラダラと長い文ですみません。やっと3人目ってところですかね。
やっぱりセーラームーンを見ていた時があったから、書きやすいかな?
とは言っても、一週間遅れましたがww
2作目でタキシード仮面を出したのはいいけど、
どこで使おうかいろいろと考えて大変でした。

最後に、読めば読むほど自分の文章力のなさに orz

2009年02月23日
「天才少女は淫魔なの? 水の口付けは甘い味」 part1

先週の続き、『淫魔奴隷 セーラーイビル!』の第2話です。
先週の「淫略開始! 狙われた亜美」を見てない方は、
この第2話の前に ↑ を読むことをオススメします。

それではどうぞ。



注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断・自己責任でお願いします。)






天才少女淫魔なの? 水の口付け甘い味




 薄暗い室内で、ダークサタンと思われる影と、透き通った肌の持ち主である軍団
長アティが、あるモニターの映像を見ていた。そう、ここはダークキャッスルと呼
ばれる城内の、ある一室である。その映像には、セーラームーンである月野うさぎ
にセーラーマーキュリーの水野亜美と、一匹の黒猫が街中を歩いている様子が映
っていた。
「ダークサタン様、あの者にまかせてもよろしいのでしょうか? 
淫水魔になったといっても、元はセーラー戦士。まだ未知の力が眠っているやもし
れません。それに、ダークサタンの様の旧友であるクイン・メタリア様もその未知
の力でやられたとか。」
「そうだ。クイン・メタリアは愚かなことに本体で戦いに挑みよった。
敗因はそれだけではないが、確かにセーラー戦士はまだ未知の力を隠し持っている
だろう。だが、その時はその時だ。我の力が利かぬ者は、また別の世界に飛ばせば
よいのだ。お前が心配しなくてもよい。」
「は! 承知いたしました。引き続き、セーラー戦士の監視を続けます。」
「うむ、頼んだぞ。後の判断はお前に任す。セーラー戦士を全員淫怪人にしたらま
た報告せよ。」
「分かりました。すべてはダークサタン様の御心のままに。 イーッ!ハイル・ダ
ーククロス!」
室内中の黒いモヤが晴れていくと、敬礼したアティが残されたのだった。


 一方、自分達が監視されていることも知らない亜美は、うさぎの学校であった下
らない話に付き合いながら、カラオケ店へと向かっていた。
“はー…、うさぎちゃんの話、なんでこんなに面白くないんだろ。もっと違うこと
話そうよ。Hな話とか、Hな話とか、Hな話とか…”
「それでね、亜美ちゃん。…………ねえ、亜美ちゃん。聞いてる? 」
「……あ、うん、ごめんね。少し考え事してて。」
「大丈夫? 顔真っ赤だよ。調子が悪いなら帰りなよ。レイちゃん達に言っておくからさ。」
「だ、大丈夫よ。それに今日はなんか歌いたい気分なの。」
「そ、そう? ならいいんだけど。でね、さっきの話なんだけどさ、あの子
が………」
終わりそうのないうさぎの話に、もう心も体も淫怪人になった亜美には、相槌をう
つことしかできなかった。亜美のおかしい様子にルナは疑問に思いながら、小さな
手足で2人の足取り付いていく。そしてその疑問が確信へと変わるのは、もう少し
先の事である。

 学校から出て15分後、街中にあるカラオケ店に着いた2人と1匹は、もう先に
着いていたレイ、まこと、美奈子がいる部屋に、軽い挨拶とともに入っていった。
「やっほー♪ ごめん、待った?」
「もう、おっそーい! もう3人とも1曲ずつ歌い終わっちゃったんだから。って
ルナ!あなたも来たの?」
うさぎの足元にいたルナに驚くレイ。
「久しぶりね。3人とも元気で良かった。
レイちゃん、あなたもってどういう………………………あ、アルテミス!」
美奈子の隣にいた、白猫のアルテミスに気付いたルナ。驚いたのはルナだけではな
く、うさぎと亜美も同様である。
「やあ、ルナ。もしかして君もこの街の邪気に?」
「そう、そうなのよ! でね、さっき学校に反応があって行ってみたんだけど…」
猫同士でこそこそ話をしだした2匹を尻目に、うさぎは空気を読まずにマイクを持
った。
「さーさー、猫は猫で盛り上がっているみたいだから、私達は私達で盛り上がろう!」
うさぎの元気な声に反応した4人は、歌の検索リモコンを操作し、自分達が歌う歌
を入れていく。しかし1人だけ、そのルナとアルテミスの話に耳を傾けているの者
がいた。それは、神社の巫女としていつも凛とした態度のレイだった。

2009年02月23日
「天才少女は淫魔なの? 水の口付けは甘い味」 part2
 数時間後、自分達の好きな歌を半分くらい歌いつくしところで、急にレイが席を
立った。
「お手洗いに行ってくるね。」
「あ、私も。」
レイのあとに付いて行くのは亜美だった。待ってましたと言わんばかりに部屋を出
て行くと、亜美の顔が妖しい顔つきへと変わり、秘部に湿り気がおびる。亜美の頭
の中では、もはや誰でもいいので犯すことしか考えられなかったのだ。トイレにつ
いた2人は個室へと入り、用を足そうとする。
「ねえ、亜美ちゃん?」
「どうしたの、レイちゃん?」
「ルナとアルテミスが話してた時に学校って言葉があったけど、学校で何かあった
の?」
急に亜美の声が変わる。それは普段の亜美とは思えない暗く冷たい声だった。
「その話なんだけど……、私が図書室にいた時にね、急にルナが現れたの。なんだ
か大変な様子だったわ。その後に、図書室にもう1人女の子が現れたの。その子が
ね…、急に変身して、人じゃない別のモノに変わって私を襲ったの。」
“!”
レイはそれを聞いて驚いた。なぜそんな大事なことを今まで話さなかったのか、そ
してさっきから気付いていた禍々しい邪悪な気配。それは部屋を出てからすぐの事
なのだが、紛れもなく亜美の方向からしており、レイにはそれが信じられなかっ
た。
「ど、どうしてそんな大事な話を早くしてくれないの? そのあと亜美ちゃんはど
うしたの?」
レイの声が震えだす。まさかと思うが、亜美ちゃんが妖魔? いやそんなはずはな
いと、心を落ち着かせようとするレイ。それに、昔戦った妖魔の邪気とはまた少し
異なるモノになっており、未知の恐怖も味わった。
「その後はね……………」
「そ、その後は………」
レイは隣の個室から感じる邪気が膨らんでいくのを感じ、亜美に気付かれずにゆっ
くりと個室から出て行く。



「私も、ダークサタン様に同じ姿にしてもらったの。」



レイは自分がいた個室を眺め、不安が確信へと変わっていく。
「だから、あなた達にもそれを分かってほしいから、大人しく………………あ
れ?」
自分がいた個室に目をやっていたレイは、その光景に声が出なかった。レイがいた
隣の個室の隙間から水が染み出し、それが空中で手の形となっていたのだ。もちろ
んその水が染み出している個室は、亜美がいる個室だ。空中で手の形となっている
水がレイのいる方向へ向くと、
「なーんだ、そこにいたのね。いつから気付いてたの?」
ようやく心の落ち着いたレイは、その問いかけに答えた。
「あなたと一緒に部屋を出てからよ。あなた、いったい何者なの? 
亜美ちゃんをどこへやったのよ!!」
レイは信じたくない一心で、亜美の姿をした化け物に言い放つ。
「やーねレイちゃん。私が亜美よ。」
下にたまった水がせり上がり、それが徐々に水野亜美の姿へと形を作っていく。
肌だと思われる露出した部分は、水のように透き通っており、セーラー戦士のコス
チュームである正義の象徴とされる白い部分は黒く染められて、人外ではない様子
をレイの目に焼き付けた。
「ダークサタン様のおかげで、こんなに美しく若々しいお肌にしてもらったの。
そしてこのプルプルな体は、ものすごーく気持ちがいいのよ。
あなたもすぐに分かるようにしてあげるから、抵抗しないでね♪」
亜美と思われるその人外は、にっこりと微笑ましく笑うとレイにゆっくりと近づい
ていった。
「や、やめて! 来ないで!! お願いだから。」
「いまさら無理よ。目の前に獲物がいるのにそれを食べない狩人はいないでしょ。
さあ、究極の快楽にようこそ。」
淫水魔となった亜美が、両手でレイの顔を掴むと強引にキスをした。
「うぷっ! う、ううう………………………………ぷはっ! 
や、やめて亜美ちゃん!! あなたはそのダークサタンとやらに操られて、
うっ!………………」
亜美は、しゃべろうするレイの口を強引に口で塞ぎ、レイの体に自分の唾液を与え
ていく。レイの口いっぱいに広がる甘い唾液は、レイの思考をにぶらし体にも変化
を与えた。レイの顔が真っ赤になり、体中に熱気を帯びていく。そして何を思った
のか、レイは進んで亜美の唾液を飲もうとしたのだ。
“美味しい、美味しいよ! すっごく甘いよ、亜美ちゃんの唾液。飲んでると体が
熱くなってきちゃった。なんだろ? 変な気分にもなってきちゃって…………。
ん、……はぁ……はぁ…。”
亜美の唾液に酔ったレイは、理性の枷が外されていく。物欲しそうに体くねらせ、
空いていた手で秘部に手をやるとゆっくりと擦り始めるのだった。

 時々ベッドでやってるように自慰を始めるレイ。もはやそこには、常に凛とした
態度を保っているレイはいなかった。段々と上り詰めていくレイを見て、亜美は自
分の体を変化させレイを全身で取り込んでいく。
“レイちゃん、レイちゃん、聞こえる?”
レイを取り込んだ亜美は、自分の意思をレイに伝えていく。これは、亜美がレイの
取り込むことで、心と心がリンクされた状態だ。
“………ん? あ、あみちゃん……なんのよう? いま、オナニーしてていそがし
いからまたあとでね。”
“いいのよ、そのまま続けてて。でもね、もっと気持ちよくなりたくない?”

ピクッ

その言葉に反応したレイは、欲情した顔で、
“もっときもちよく…………もっときもちよく…………もっと…………
はい、お願いします! もっと私を気持ちよくしてください!”
亜美の内なる顔が妖しく微笑むと、レイの秘部に自分の体液を入れていく。
“ハアアアァ……、いい、すっごくいいです、それ。”
生暖かい液体が自分の体を満たしていき、体を震わせるレイ。今までにない未知の
快楽に全てをゆだねてしまいそうになる。もはや、理性のカケラも残っていないレ
イは、眠るように意識を失った。自分の体に入った亜美の魔因子が、自分の細胞を
淫隷人のモノへと少しずつ変化させているとも知らず。

「レイちゃんったら、こんなに早く堕ちてくれちゃって。全然はごたえがないわ。
まあ、私も言えないんだけどね。じゃあ、レイちゃんの仕上げをしにいきましょう
か。」
亜美がレイを取り込んだまま目を閉じ念じると、亜美の周りに黒い霧が発生し、そ
して2人を包み隠す。数十秒後、黒い霧が晴れていくと、いたはずの2人の姿は消
えていた。

2009年02月23日
「天才少女は淫魔なの? 水の口付けは甘い味」 part3
 場所は変わり、ここは魔城のある一室。亜美によって運ばれたレイが、床にセー
ラーマーズの姿で眠っていた。レイがゆっくりと目を開けると、
「…………………………あ、ここは?」
自分達がいたカラオケ店から一転、急に見知らぬ部屋に運ばれたレイは、トイレに
行った後の記憶を思い出そうとする。
“あの後、私が亜美ちゃんとトイレに入って、そして…………、あれ? その後ど
うなったんだっけ。思い出せ私。……………………なんだろ、大事な事を忘れてる
気がする。それに、どうして私セーラー戦士のかっこうしてるんだろ。”
考えば考えるほど、余計に混乱していくレイ。しかしそこに希望の光が現れた。レ
イがいた部屋のドアが急に開くと、そこにはセーラーマーキュリーの格好をした水
野亜美が立っていたのだ。
「レイちゃん、大丈夫!」
「あ、亜美ちゃん! 私、カラオケ店にいたのに気がつくと急にこんなところ
に、もしかして亜美ちゃんも?」
「そうなの。どうやらここは悪魔の城みたい。人ではないものが一杯いたわ。見張
り役は何とか倒せたけど、早くここから出ないと…。さあ、私の手を掴んで。」
レイが差し伸べられた亜美の手を掴もうとした瞬間、レイの頭に忘れていた記憶が
よみがえる。それはさっきいたトイレで亜美が人外となり、自分が犯されいる映像
だった。途端にレイが、亜美の手を払い除ける。

パシッ

「え?」
「亜美ちゃん……………あなた、亜美ちゃんじゃない。」
「れ、レイちゃん? 一体何を…」
レイの行動に困惑する亜美。
「あんた、さっきトイレで何かしたんでしょ! この化け物!」
「ば、化け物? レイちゃんどうしちゃったの? なんで私が化け物なの?」
「いい加減ばれてるのよ。正体を現せ! この妖魔め。」
「妖魔なんて………、そんな…私……
ただレイちゃんのことを助けようと思って………」
「まだ亜美ちゃんのマネをするか! 
それならこっちだって。ファイヤー・ソウル!」
レイは両手で印を結んで集中力を高め、両人差し指の先から火の玉を創造し、亜美
に放つ。亜美はその火の玉を避けることなく真正面から受けた。
「きゃああああ!! あ、熱いよレイちゃん。やめて……」
亜美がうずくまり苦しむ姿が、熱くなったレイの頭を急激に冷やしていく。もしか
して本当に目の前にいるのが本当の亜美ちゃんじゃないのか?
そんな不安がレイの頭をよぎる。
「ちょ、ちょっと、何もそんなに苦しまなくても。
も、もしかして本当の亜美ちゃん?」
「うう………、本当って…どういう意味なの? 
私はあなたが知ってる水野亜美よ……」
レイはとんでもないことをしたといまさら気付き、急いで亜美の方へと走りよっ
た。
「ごめん! ごめんなさい。
私てっきりあなたが妖魔だと思って……。本当にごめん……」
すると、うつむいていた亜美がレイに顔を向ける。
「レイちゃん……。
私あなたを攻めてなんていないわ。だからそんなに謝らないで。」
亜美は口で許してあげると言っているが、顔を見ればその目は涙で溢れていた。
それに痛々しい体中の火傷を見てしまったレイは、自分は何て事をしまったのか
と、自己嫌悪に陥いる。
「あ、ああ………………
私……ごめ、本当に私、とんでもないことを…………。
ごめん、ごめんね。う、うう……うわーん……」
とうとう自分の押しとどめていた気持ちが涙となって溢れ出すと、亜美はそっとレ
イの顔を抱き寄せ、自分の柔らかな胸にレイを挟み込んだ。
「いいの、いいのよ。レイちゃんはただ怖かっただけなのね。
私を妖魔と見間違えるほど怖かったんだもんね。だから泣かないで。
綺麗な顔が台無しよ。でね、レイちゃん。私に協力してくれない?」
「ひ、ひぐ……うう………………きょう…りょく……?
………………する……するから何でも言ってちょうだい。」
レイの純粋な目に曇りがかかり亜美はかかっとばかりに、にっこりと微笑む。
「私は今ある人に仕えているの。
そしてあなたも一緒にその人を手伝って欲しいの。
無理強いはしないからレイちゃん自身で決めて。」
完全に警戒心を解いたレイは考えるまでもなく、答えは決まっていた。
しかしそれは、計画された亜美の罠だとも知るよしもない。
「…………亜美ちゃんに…協力するわ。」

“♪”

「ふふ、ありがとう、レイちゃん。
まずここから出なきゃなんないんだけど、それには力が必要なの。
だからレイちゃんを今からパワーアップさせるね。」
亜美がそう言った瞬間に、座り込んでいたレイの周りに気味の悪い触手が何本もで
てきたのだ。
「え!? あ、亜美ちゃん? これって………」
「大丈夫よ。すぐに済むから。」
レイの周りを這い回る触手が獲物に狙うかのように蠢きだす。
そして次の瞬間……
「ひゃあ! いや、きもちわるいよー」
つぎつぎとレイの体に絡みつく触手。
「レイちゃん、我慢して。すぐに気持ちよくなるから。
それにレイちゃんは私に協力してくれるんでしょ?」

ピクッ

亜美の言葉に反応し、それが頭の中で何度も響き渡る。
“そう、私は亜美ちゃんにひどいことをしてしまった……。
だからこれからはずっと亜美ちゃんに協力してあげるの……。
こんなの亜美ちゃんの火傷に比べたら軽いもの……。”
曇りがかった虚ろな目をさせながら、自分で自分の心に暗示をかけていく。抵抗の
意思のないレイは、なにがきても受けとめられるように、触手が入りやすいような
態勢をとる。いや淫隷人となった体が本能で欲しがっているのかもしれない。
まあ、今のレイにとってはそんなことどうでもいいのだが。
「さあ来て! 私を犯すんでしょ? ここよ、ここ。」
レイに挑発された触手は、言わなくてもと言わんばかりにレイの秘部へと入り込ん
でいく。
「はああぁん!! ああん! そう、そこです! ひゃああー……」
触手はレイの膣を擦り上げ、何度も何度も上下運動を繰り返す。トイレで亜美に犯
された時と同じように欲情していくレイ。その痴態を見ていた亜美は、我慢できな
い体に自分の指を秘部へと這わせる。
「レイちゃん……あなたがそんなに気持ちよさそうな顔するから、私も湿ってきち
ゃった。あうん………はぁ……はうん…」

2009年02月23日
「天才少女は淫魔なの? 水の口付けは甘い味」 part4
 2人の喘ぎ声が部屋中へと響き、その声を聞いてしまった者も自慰をしてしまう
ほどいやらしい狂宴が繰り広げられる。
「ああん! ああ、私の中に入ってるモノが膨らんでる。
そう、出るのね、出すのね。さあ、私の中にぶちまけて! 
そして私に力をちょーだい! ………はぁ……もう………だめ………」
それを見ていた亜美も…
「レイちゃんもイクのね。なら私もイクから、一緒にイキましょ。
………はぁ……はぁ…」
次第に触手の動きが早まり、亜美の手も早くなっていく。
そして……

「「い、い、イクううううううううぅぅー…………………………」」

レイの子宮に到達していた触手が勢いよく薄紫色の粘液を吐き出す。もちろん魔因
子と魔精をたっぷりと含んだ物だ。亜美の股間からも勢いよく潮を吹き、亜美の人
間だった姿がイビルマーキュリーへと変貌する。しかし、変わったのは亜美だけで
はなかった。



レイの子宮に急激に浸透していく魔精は、淫隷人であるレイの細胞を、淫怪人の物
へと書き換える。肌は血のように真っ赤に染まり、瞳はイビルマーキュリーのよう
に縦長の瞳孔に変化し、そして最後には悪魔を思わせる角と尻尾が伸び、完全に淫
怪人へと変身を遂げたレイがいた。
「ダーク…………サタン…………。
それが…………わたしの…………仕える…………」
淫怪人となったレイは、夢遊病者のようにダークサタンのことを呟く。これは、レ
イの淫怪人となった体に、思考も淫怪人の物へと合わせるために、知りもしない情
報と忠誠心を植えつけていっているのだ。

「ふふふ…………。亜美ちゃん、こういうことだったのね。」
レイの顔が、淫怪人なら誰でもする怪しい笑みへと変わっていく。
「そういうことなの、レイちゃん。いや、イビルマーズ。
これからはダークサタン様のために頑張りましょうね。」






「もちろんよ。こんな美しい体を貰って、誰も従わないはずないじゃない。
みんなにもこの快楽、平等に分けてあげなきゃね。
ふふ……うふふ……あはははははh……」








2人はゆっくりと立ち上がり、おぼつかない足取りでその部屋から出て行くのだった。

 一方カラオケ店の方では…
「三日月のシャーレに、星のピアスはずしてー♪」
      ・
      ・
      ・
「ねえ、レイちゃん達遅くない?」
レイ達がお手洗いに行って、あれから1時間は立っていた。
少しおかしいと思ったルナが不安そうな顔でうさぎに聞いたのだ。
「う〜ん、何か悪い物でも食べちゃったのかな? 
それか、2人で禁断の愛を育んで……きゃー♪」
「もう、うさぎちゃん! ふざけてないで様子見に行ってよ。」
「分かった分かった。
ちょっと2人の様子見に行ってくるから、私が入れた歌飛ばしてていいよ。」
その話を聞いていたまことが、
「わかった。何かあったらすぐ知らせてね。」
うさぎとまことが言葉を交わすと、うさぎは早歩きでトイレに向かった。
そして、トイレに着いたうさぎがドアのノブを回そうと手に掛けた瞬間、

ガチャ

「ふ〜、生理きっつ〜」
「レイちゃん大丈夫? あ、うさぎちゃん」
うさぎの目の前に現れたのはもちろん制服姿のレイと亜美で、どうやらレイの生理
に心配した亜美が、そのお手伝いをしていた様子だった。
「2人とも戻るの遅いから見に来ちゃった。で、レイちゃんは大丈夫?」
「なんとかねー。よーし、歌えなかった分歌うわよ! ささ、どいたどいた。」
元気そうなレイに付いて行く2人。しかし亜美とレイの口が、うっすらと笑みを浮
かべているのに、うさぎは気付くことはなかった。


こうして2人目のセーラー戦士が堕ち、それに気付かない他のセーラー戦士達。
しかしその異変を影から見ていた男がいた。
「セーラーマーズが堕ちたか。しかし奴らは何者なんだ? 
もう少し調べる必要があるな。」
月を背にして黒いマントを翻すその男は、夜の街へと消えていった。

To Be Continued…



作:ν賢狼ホロν



あとがき
今回もセーラームーンの画像をお借りしました。
さて、今回は火野レイを堕として見ましたがいかがでしたでしょうか?
予想より時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。
最後に出てきた黒いマントは、もう分かりますよねww

あとよくよく読むと、いろいろと変な文があったので修正させてもらいました。
うpロダには修正版をもう1回UPしておきます。

2009年02月18日
『淫魔奴隷 セーラーイビル!』 part1

いつも、もらってばかりで悪いので頂いたセーラー戦士の画像で、
SSを書いてみました。セーラームーンについては、不確かな記憶
が多くて、本家の設定とあってるかどうか分かりませんが、脳内変
換でおねがいします。できれば続きを書いて、5人全員堕としてい
きたいです。

セーラー戦士の悪堕ちを作った3Dあき様、勝手に画像をお借りし
てすみません。これからも3Dあき様や他の作者様を応援している
ので、頑張ってください。

皆様のおかげで5万アクセス達成となりました。ありがとうござい
ます。これからも、どんどん盛り上げていきたいと思うので末永く
よろしくおねがいいたします。

それではどうぞ。



注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断・自己責任でお願いします。)




淫魔奴隷 セーラーイビル!』





プロローグ「悲壮なる最終戦」




妖魔達の猛攻で仲間を失ったうさぎは単身クインベリルに挑んだ。
しかしセーラームーンの前に現れたのはクインベリルと暗黒のエナジーに支配されたエンディミオンこと衛(まもる)であった。
「お願い! 正気に戻って衛さん!」
「もはやエンディミオンには以前の記憶は残っておらぬ。お前達のしていたこともすべて無意味だったのだ。」
「そんな…」
そして衛が両手で剣を持ち、うさぎに襲い掛かった。
「死ねー! セーラームーン!!」
「やめて、衛さん!」
とうとうティアラを放ったうさぎだったが、暗黒のエナジーを取り込んでいる衛はそのぐらいでは倒れない。その後、なんとかうさぎの説得で正気に返った衛だったが…。
怒りに狂ったクインベリルの攻撃で、うさぎをかばう衛。
「普通の女の子に戻って、かっこいい彼氏でも見つけろ・・。」
「衛さんが一番かっこいい・・。」
正気に返った衛であるが、クインベリルの攻撃から、うさぎをかばって力尽きてしまう。
 ・
 ・
 ・
「ごめん、キスできない・・。」
うさぎは倒れた衛を残して、戦いに行く決意を固める。
「この世は私が支配する。」
圧倒的な力で攻撃をしてくるクインベリルにうさぎはプリンセスとして銀水晶の力で最後の戦いに挑む。
「私は信じてる。みんなが守ろうとしたこの世界を、しんじてる!」
「みんな、私に力を貸して!」
うさぎの呼びかけにセーラー戦士達の魂が結集し、そして…
「うわーー!」
セーラー戦士達と銀水晶のパワーの前に、クインベリルも最後の時を迎えていくのであった。こうしてこの世界は、5人の戦士によって救われたのである。


しかし、その戦いを遠くの世界から一部始終見ていた者がいた。

「ほほう、この世界にはこういう戦士もいるのか。
しかし、クイン・メタリア(ベリルに取り憑いた暗黒の生命体)も馬鹿なやつだ。本体で人間に取り憑くからこういうことになる。ふふふ、待っておれよセーラー戦士ども。今に我の配下にしてやろうぞ。」
セーラー戦士がいる世界に、ダークサタンの侵略が始まったのは、ベリルを倒して数年後の話である。

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