アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog
プロフィール

ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
最新記事
カテゴリ
リンク集
月別アーカイブ
日別アーカイブ
https://fanblogs.jp/adawognbio5/index1_0.rdf
<< 2010年01月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

広告

posted by fanblog
2009年02月16日
『卑劣なる罠! 闇に堕ちた無垢なる魂!!』 part1
 霊弧の親様の新作です。
 今回も、画像付きでSSを
 配布してくださいました。
 ありがとうございます。

 緋風様のサイトで紹介され
 ているキャラクターをご覧
 になられると、より理解す
 ることができます。
 
 ・音無イル
 ・白宮 エリナ

 それではどうぞ♪






注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断でお願いします。)






『卑劣なる罠! 堕ちた無垢なる魂!!』

霊弧の親様作




「エリフェニックスッ!!」
 裂ぱくの気合いを込めた叫び声と共に少女の身体を光が包む。その輝きを纏ったまま、
小柄な身体を弾丸と化し少女は目の前の異形へと突撃する。その神速の動きに敵は全く対
応できず、無防備な胴体に渾身の一撃が深々と突き刺さる。
「ぎゃぁぁあぁあぁぁぁ!!」
断末魔の叫びを上げる怪人を背後に、白いレオタードを身に纏った少女、エリナは剣を収
める。キン、という涼やかな音が鳴ると共に、背後の影はまるで幻のように消え去った。
「ふう、思ったよりたいしたことのない相手だったわね」
 薄い栗色の前髪をなびかせ、背後を振り返り敵の姿が完全に消滅したのを見届けると、
エリナは軽く息をつく。
 透き通った清水のような水色の瞳を油断無くめぐらせ、しばし周囲の気配を探ることに
集中する。
どうやら先ほど倒した怪人が最後の一体であったようだ。すでに彼女以外の気配がなくな
っていることを感じ、辺りに静けさが戻ったことを確かめる。
「……あれで最後かな。それにしても突然、なんだったんだろう……。
ま、いいわ。どうせダーククロスの考えてることなんて、わかりたくもないし」
最後にそう呟くと、少女はその場を後にした。

 先ほどの戦闘、その一部始終を物陰からじっと見つめていた瞳があったことには欠片も
気付かずに……

―――――――――――――


「……以上が我がダーククロスに敵対するものの一人、「白宮エリナ」の戦闘記録です」
 その声と共に、虚空に浮かんでいたスクリーンの映像が暗転し、消える。その映像を撮
影し、つい今しがた彼女らの拠点・ダークキャッスルに帰還した少女、文はすぐさま手に
入れたデータを分析し、自らが所属する親衛軍の軍団長の前で再生を行っていた。
「本作戦において、対象の戦闘能力を測るため、淫魔卵を融合させたロボット兵5体、量
産型の下級淫怪人1体を投入しました。結果はご覧の通り、送り込んだ隊は全滅。その一
方で対象へ与えたダメージは微々たる物。ほぼ、無傷です」
露出の多いコスチュームに包まれた肌は人にはあらざる紫色に染まり、背からは漆黒の翼
が生えている。金色に輝く瞳は虚空に浮かぶ画面に、真剣な眼差しを送っていた。
「さらに、その戦闘から得られた対象の能力分析結果を表示します」
 続けて彼女が手元のパネルのボタンを操作すると、中空に先ほどまで映し出されていた
画面の中で戦っていた少女、エリナの3Dホログラムが浮かび上がった。
「対象の主な戦闘方法は剣技・体術・霊術。単体での通常戦闘力は通常の淫怪人よりやや
上くらいとった所ですが、しかし装備などによっては数値がさらに強化・上昇するかと思
われます」
「へえ、ただの女の子にみえて、その実なかなかやるようね」
 彼女の報告に、頬杖をつき、イスにゆったりと腰掛ける女性、紫が感嘆の声を漏らす。
腰まで伸びた美しい金髪に、文と同じような闇色の翼、金の妖眼。そして人ならざる肌の
色。だが、その身体から発せられる禍々しいオーラは、文の比ではない。
 それも当然、彼女こそがダークサタンの因子をもっとも色濃く受け継いだと言われ、
ダーククロス軍団長の中でも最強の力を持つと噂される存在、淫魔姫・紫なのであった。
豊満な肢体を蟲惑的な赤いボンデージで包んだ彼女は、口元に手をあて、考え込む。
「この子、セイバーズの子達とは違ってスーツを纏ったりはぜず、あくまでも生身で
戦っているのね。
それはつまり、彼女の肉体自身が非常に優れた素質を持っている、と言えるわ。
……いいわねえ、欲しいわ、この子」
 獲物を前にした獣のように、紫はぺろりと舌なめずりをする。その姿にはどこか、敵を
見る視線というにはふさわしくない、淫靡さが漂っていた。
「……しかし、彼女はセイバーズの正式な一員ではないようですが、その隊員や他の抵抗
派とも協力関係にあるようです。拉致、改造を行うにも、あまり大人数での作戦は気付か
れるのではないでしょうか?」
データから得られた情報を分析し、その困難さに文は紫に対し問いかける。
 だが、不安そうな彼女に紫は妖しく微笑んだ。
「ふふ……大丈夫よ。それに彼女に関してはちょっといいことを思いついたの。
その下準備をするのにも丁度いい子をつい先日、手に入れてね。
折角だし、彼女に役に立ってもらいましょう」
 彼女が視線を部屋の隅に向けると、黒い衣装を纏い、長い金髪をポニーテイルに纏めた
少女が無言で一歩、歩み出る。既に淫らに蕩けた顔には真っ赤な目が輝き、紫の命令をい
まかいまかと待っていた。
 紫はそんな彼女を愉快そうに見やると、口を開く。
「聞いたわね。貴方のお友達に素敵なショーを楽しんでもらうために、ちょっとお仕事を
してもらうわよ」








「はい、紫様。この私にお任せください」










興奮を抑えきれないようににやりと歪んだ笑みを浮かべると、少女は再び室内の暗闇に音
も無く消えていった。

―――――――――――――

この記事のURL

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。