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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
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2009年02月01日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 飛天龍華編 part7
「は、早くぅ…はやくくれ……。このままじゃ私、狂ってしまう………」
ひぃひぃとよがりながら懇願する龍華に、歩美と圭はさも困ったような笑みを浮かべていた。








「早く……と申されましても、ねえ歩美さん……」























「うんうん。先輩は凛々しい翔儀天使様だもん。これ以上注いじゃうと天使辞めちゃうことになっちゃんだもんね〜〜〜」










ああ残念だ残念だと、二人は龍華を申し訳なさそうに見ている。もっとも、その目は笑っておりちっとも申し訳ないようには見えないが。
「そ、そんなぁ……ああぁ……」
陰部を手で弄りながら、龍華は絶望的な叫び声を上げた。この心に燃え上がった肉欲の飢餓感は龍華の肉体を焼き焦がさんばかりに膨らんでいる。
それを静めるには、歩美と圭の持つ触手を埋めてもらうしかないと龍華の雌の本能が訴えかけていた。
自分のすぐ横には、毎日握っていた竹刀が転がり落ちている。が、竹刀は何もしてくれない。
毎日のように鍛えあげた肉体は、官能の火を消すどころか燎原の炎のようにますます火勢を強めている。
(自分は何を……毎日何をしていたんだ…)
龍華は今まで剣の道に生きていた自分は何だったのかと思っていた。剣を嗜むことで、自分は龍華という人間を構成することが出来た。それは否定しない。
が、いつの間にか自分は剣を介在しなければ自己を映せなくなっていたのではないか。一体自分から剣を取れば何が残るのであろうか。
龍華は自己を武の道に追い込むことで、周りにも自分にも『厳しく凛々しい飛天龍華』という人間を見せていた。それが自分の本質であると自分に言い聞かせていたのだ。
だからこそ、剣がなんら意味をなさない今の状況はある意味受け入れがたいものだった。『剣』という仮面を被った皆に慕われる龍華ではなく、素の弱い飛天龍華という存在を嫌と言うほど実感させられる。それに耐えられるほど、龍華の精神は強くはなかった。
「ああぁっ…気持ちいい……。気持ちいいけど、けどぉ……イケない。イケないのぉ……」
自分がイクにはどうすればいいか。もう龍華は答えを知っている。
だから自慰に耽りながらも、圭の乳首触手と歩美の舌触手を濡れた瞳でじぃっと眺めている。
「お願い、挿れて。挿れてよぉ……。どうなっても、いいからぁ……」
おねだりの言葉づかいまで変わってきた龍華を、歩美と圭はニヤニヤと眺めていた。

「そんなにこれが欲しいのですかぁ…?これを先輩に挿れてしまいますと……、先輩は天使でなくなってしまいますわよぉ……」
「玉王様に全てを捧げ、玉王様のために働く性戯使徒に成ってしまうんですよ。それでもいいんですかぁ先輩?」
歩美と圭の声が殆ど思考力を失った龍華の頭にがんがんと響いてくる。そんな僅かな思考力の中でも、二人の言いたいことは龍華には理解できた。
(あれを挿れたら……、私はあの二人と同じ使徒に成ってしまう……)
それはわかる。
(でも挿れたら……、あの気持ちよい粘液をたっぷりと味わうことが出来る……)
それも理解できる。
(使徒に成ると……成ると……なんだっけ……?)
使徒に成るとなにか不都合な事があったのか。それがいまいち思い出せない。自分にとって致命的な事があるのか、それに思い至らない。
「でも、使徒の体ってとぉっても気持ちいいですよね、歩美さぁん」
「うん。自分たちであんなことやこぉんなこともできるんだもんね」
霞む視界で二人が触手を絡ませながら何かしているのが見える。二人ともとても気持ちよさそうな顔をしているのが分かる。
(あぁ……。使徒に成ると、あんなに気持ちよい思いが味わえるんだ……羨ましいな……えっ?!)
羨ましい。羨ましいと自分は思ったのか?あの体になっている二人に嫉妬を覚えているのか?
だったら、答えはもう決まっているのではないか。いま自分は、あの体を手に入れる機会を手に握っているのではないか。
「……かまわなぃ……」
それは最初、蚊が飛ぶような小さな声だった。
「いい……、いい!使徒に成っても構わない!いや、むしろ使徒に成りたい!!
使徒に成って、その気持ちよい思いを思い切り味わいたい!!歩美!圭!私も使徒にしてくれぇ!!
そのぶっとい触手を私の体に突き刺して、気が済むまで蹂躙してくれぇ!!」
龍華の慟哭は最後は道場中に響くような大声になっていた。








「うふふ。それでいいんですよ龍華先輩……」














圭の乳首触手がざわざわとそれぞれが意思をもつように蠢いている。
「天使のことも…人間のことも思い出せないくらい、ガンガンに犯し抜いてあげますよぉ……」
歩美が舌なめずりをするように舌触手で唇を舐め回した。








「あ……。あはは……」















無数の触手が自分に纏わりつこうとしている様を、龍華は悦びに満ちた目で見つめていた。

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