今の薄型ハイビジョン(16:9)が主流になる前にリリースされたDVDはブラウン管テレビの規格に合わせて作られたSD画像(4:3)のDVDですがこのSD画質ソースのDVDを今主流のハイビジョンテレビで再生すると画質が非常に荒くなります。
それは何故かと言うとそれぞれの規格の画素数に問題がありました。
SD画質の画素数はおよそ34万画素。対してハイビジョンの画素数は210万画素ですのでSD画質をハイビジョンで再生すると画像が引き伸ばされ細かい隙間が空き画質が荒く見えるという訳です。

SD画像を一番綺麗に見る方法はブラウン管テレビで見ることになります。中でもブラウン管テレビの後期に発売されたフラットタイプのものの画質非常に秀逸で綺麗です。SD画質ソースのDVDを綺麗な画質で楽しみたい方はハイビジョンテレビへ乗り換えない事をお薦めします。

次に既に乗り換えてしまって画質の劣化に悲しまれている皆さんへ。私もその一人でした。微々たる対策になってしまいますがご紹介します。
ハイビジョンテレビでSD画質ソースのDVDを再生する際再生画面の設定を通常通り16:9の設定にしておくと画像の劣化は凄まじいものになります。今までブラウン管で綺麗な画質で鑑賞することに慣れている人にとっては非常にストレスを感じるレベルになってしまうと思います。
そこでどうするかというとSD画質ソースDVDを鑑賞する際には再生画面の設定を4:3に変更してあげるのです。私の所有しているテレビはソニーのブラビアになりますが、他のメーカーのテレビでも変更は出来るはずです。
画面の設定を変えてやるだけで画質は非常に向上します。是非試してみて下さい＾＾

またテレビのメーカーで比較すると相対的ではありますが東芝のレグザが綺麗なようです。ブルーレイ市場を活性化させたいソニーと違いブルーレイ市場が活性化することに対しメリットの無い東芝はDVDの再生画質に力を入れているようです。
ちなみにソニーブラビアでも画面設定を変更してあげれば十分に見れるレベルにはなります。

最後に現在最も綺麗にハイビジョンでSD画像ソースを見る方法はPS3で再生することです。PS3で再生してもブラウン管テレビには及びませんが他のどのメーカーのプレイヤーで再生するよりも綺麗だと言われています。(実際に見てみましたが綺麗だと思います)

SD画質ソースDVD愛好家の皆さんは是非試してみてくださいね！