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時にこの国は無情にも国民を切り捨てる・・・・


みなさん、こんばんは晴れ
最近、靴がボロくなってしまったので、新しい靴を買おうと思いモンキーブーツと呼ばれるものを買ったんですが、実際履いてみると、靴紐を結ぶ所が、金具になっており、変に強度が強く、それに僕も強く締めるので、靴紐が切れてしまい、新しく買った一週間後の昨日に、また切れてしまい人生で、何回も靴紐が、切れてしまうという現象にムカついて切れる以上に、不吉な前兆を予感させられてしまう日々を過ごしている僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます三日月



さて、今夜もあまりない日々の出来事から始まりました独断と偏見でお送りするこのブログなんですが、今回は、邦画をご紹介したいと思います。

ところで、もし皆さんが、あと24時間しか生きる事ができないと言われた時、何をしますか(笑)
今日は、このようなテーマを用いた作品でございます。
それは、政府発行の死亡予告証を受け取った者が、残された24時間をさまざまな思いで生きる姿を描いた作品、「イキガミ」でございます。


この映画は、あらすじを読む限り、今の日本では絶対ありえない?と思える設定なんですが、でも、作品に込められている思いや観客に対してのメッセージ性など、一言とはあまり思えないぐらいリアルな描写で描いているんです。

それでは、ここで国繁法という国の法律で、ランダムに選ばれた18〜24歳の国民に逝紙という紙が配布され、選ばれた人間の壮絶な最期を描いた作品、「イキガミ」のあらすじをご紹介しましょう。

厚生保健省に勤める藤本賢吾の仕事は、政府から発行された死亡予告証を本人に届けることだった。

「国家繁栄維持法」が施行されたその世界では、国民に生命の価値と死の恐怖を植え付けるために、小学校入学以前のすべての児童が「国繁予防接種」を受けることが義務づけられていた。
そして、1000人にひとりの確率で、18歳から24歳に成長した時期、死を迎えるというものだ。

その24時間前に、通称「逝紙(イキガミ)」を配達して、死亡宣告を下すのが国の職員・藤本の役目だった。
かつてはストリートミュージシャンとして森尾とコンビを組みながらも、音楽事務所からスカウトされてメジャーデビューを果たした田辺翼。

「国家繁栄維持法」を支持する女性議員の滝沢和子の息子であり、ひきこもりの直樹。

幼い頃に交通事故で両親を亡くし、その事故で視力を失った妹のさくらを守ろうとする兄のさとし。

そんな若者たちに、藤本は「逝紙」を届けることとなる。

田辺は、初のテレビ出演で自作の曲を歌いながら死亡予告丁度に倒れた。
警官の銃を奪って、選挙演説中の母を撃とうとした直樹は、その計画に失敗して死んでしまう。
そして、自分の生命の終わりを知ったさとしは、さくらに角膜移植することを決意する。
翼の歌は、彼の死後に大ヒットし、選挙戦では敗れた和子だが、夫の信利が新たに出馬を決意したのだった。

兄からの角膜移植を拒否するさくらも、医師の近藤をはじめとする病院中での応援で、さとしの命と引き換えに視力を取り戻す。

厚生保健省の参事官や、上司の石井課長から意義を説かれながらも、藤本は自分の仕事に葛藤と疑問を感じ続ける。
「国家繁栄維持法」は、本当に正しいのか? 
しかし、この政策に反対する者は退廃思想者として国家から厳正な処置を受けてしまう。

そして、今日も藤本は、この法律に疑惑を抱えながら「逝紙」を配達するのだった。

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さて、今夜ご紹介している「イキガミ」なんですが、今作のテーマは「命の尊さ」や「命の大切さ」を描いた作品なんです。

でも、この映画内では、国が考える「命の大切さを教える」という法律と、人間それぞれが思う「命の大切さ」との考え方のズレが、物語を面白くしていると感じたんです。
例えば、藤原達也主演の「バトルロワイヤ」なども国の為に選ばれた中学生達が訳も分からず殺しあうという内容で、この理由も、「よりよい国を作る為に」「命の大切さ」を知る為にという理由なんです。

根本的には「正しい考え方」なんですが、でも「やり方」が一つ違うだけで、いくら正しい事でも「誰かが絶望的な悲しみ」に陥ってしまう・・・
なので、同じテーマや理想を目指しても、どこかが食い違うだけで全く別の「何か」に変わってしまう・・・それが、この作品のテーマなのかな?とも思えたんです。

そして、劇中の中でも「国家」という存在が、法律にもとづいて義務的に役割を果たし、無機質な光景として描かれている場面がところ所で見られるんです。
例えば、映画の冒頭にある、小学校の入学式でのシーンで、その日に「国のために死ぬことが良いこと、立派なこと」という理念と18〜24歳に無条件で死んでしまうという事が告げられるんです。

個人的に印象的だったのが、何も分からない子どもに対して、冷静な口調で淡々と説明する学校の先生や死亡予告書を
届ける職員、国の担当窓口の受付の女性など、一般の業務のようにこなしていく姿や劇中で監視カメラが感情の無い眼差しで人間を見続けている描写が印象的でしたね。
これらの描写から、国家がこの法律に対して「他の法律と同じ守るべきルール」としての位置ずけになっている事が伺えるんです。
あと、死亡予告書が届けられた人間が死んだ次の日には「ご冥福をお祈りします」という内容が伝えられるんですが国がその人間を殺しておいて、ご冥福〜というのは少しおかしいですよね。
ここでも、人を殺すという行為に対して何も感情が無く、立派な事、名誉な事として伝えられているという何ともやるせない気持ちにさせてくれるシーンもあるんです。

そして、この作品に登場する配達人の藤本がこの法律に対する疑問や葛藤も上手く描かれているんです。
例えば、国の職員という設定にする事で、自分の気持ちの中で「絶対に間違っているという」意見を突き通したいが、国という大きな組織に対して何も出来ず無力な自分を感じ、最後は国のいいなりになってしまっている・・・
この辺りの感情は、僕達でも経験した事があるのではないのでしょうか?
会社や組織の一員で働いている人達はよく分かると思うんですが、「このやり方は絶対に間違っているからこっちにした方が利益もあがるし、お客さんにも喜んで貰える・・」という対策案をだしても同僚は賛成してくれたが、社長は「これは無しで」と言われたら、そこで終わり・・・みたいな・・・このような社会の組織には有り得る理不尽なテーマを映画内に取入れることで国の手足として働いている藤本に対し、自然と感情移入ができてしまうのではないのでしょうか?


さらに予告書が届けられた人間に対しても「最後に自分で出来る事をしてあげたい」という彼の「本心」で行動する事で、国の代わりに藤本自身が彼らに「償い」をしているという見方もできるんです。
しかし、藤本自身が誠心誠意、尽くしてあげても死亡予告時間は無情にも訪れ、そこで彼はまた絶望感に陥ってしまう・・・これらの仕事を国が「エリートしか出来ない国の重要な仕事」と言ってくれても、あまり嬉しくないですよね(笑)

でも一番は、ある日突然「あなたの人生はあと24時間です」と告げられたら何をするのか?という思いがまず最初にでる映画ではないでしょうか?
もし、自分がそんな状況になってしまったら、何をするんだろう・・・?と観終わった後に考えました(笑)
そして、僕らの知らない所で本当にこんな事が起こっていたらという「もしも」の可能性も考えてしまい、今は日本でも全てを把握できないのが現状でもある訳で、もしかしたら「裏の顔を持つ日本」では実際、やり方は違えでも映画のようなこと事が実際起きているのかもしれない・・など少し妄想をさせられた作品でもありましたね。

政府より発行される死亡予告証は通称「逝紙(イキガミ)」を受け取った者は24時間以内に死ぬという近未来的な発想の中で、死を目前にした若者達が必死に生きる姿を描いた人間ドラマ「イキガミ」。

是非、ご覧下され。





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