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あの惨劇の59分後から、物語は始まる・・・・


皆さんこんばんは月
先日、夜帰りが遅かったので、牛丼屋さんで食べて帰ろうと思い「店内」のボタンを押しお店のカウンターに座っていたら、突然店員さんが、「サラダのドレッシングは、フレンチか和風ドレッシングかどちらがよろしいですか?」と良くわからない事を聞いてきたので、「お店で食べるのに何でそんな事を聞くんだろう?」と思いながら待っていると、「お待たせしました」といわんばかりに店のオッちゃんがお持ち帰りの袋を手にさげて僕に渡してくるので一瞬、「あの、店内で食べようと思ったんですけど」と言おうとしたんですけど、オッチッャン店員の「待たせて申し訳ない感」が半端なく感じ取られる笑顔に逆らう事が出来ず、結局寒い夜の中、テイクアウト路線を選んでしまった僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます。



さて、今夜お送りする作品なんですが、実は前回と前々回は、かなり強烈な映画だったので今回は、感動モノか、コメディー関係の作品にしようと思っていたんですケド・・・
以前ご紹介した「死霊のはらわた」の予告編に紹介されていた映画が、どうしても気になってしまったので、今夜はこの気になった映画をお送りしたいと思います。

そうです。ご存知の方はもうお気づきかもしれませんが、アノ手の予告編はホラー映画しかないので
、今夜もホラー映画でございまする・・・・・3週連続ホラーナイトでお送りします。

その作品とは、ホラー映画の金字塔として語り継がれ、続編やリメイクも製作されたトビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」の続編
「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」でございます。

以前、「悪魔のいけにえ」のリメイク版(テキサスチェーンソー)をお送りした時にも書いたんですが、
このオリジナル版は、殺人鬼であるレザーフェイスの真に迫った精神異常の描写や、外面的な行動のみを捕え、同情を誘うような描写を一切廃した内容で、それらの描写が、ホラーという枠を超え芸術性があると判断されニューヨーク近代美術館に永久保存されているんですね。

では、今作をご紹介する前、オリジナル版のストーリーを少しだけご紹介しましょう。

サリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの仲良し5人組は、夏休みを利用してドライブ旅行に
出ることになった。
中西部あたりの砂漠から荒野へ、山を越える。

今日もまた抜けるような青空のもと田舎道を走っていると、一人の若い男が道路脇に立って親指を突き出している姿が見え、ヒッチハイカーだと思い、何の疑いもなしに彼を車に乗せることとなった。
そして、車の中へ入ってきて彼は腰を下ろすなり、いきなりナイフを取りだし、自分の手のひらを
切りつけるのだった。
異様な光景に同様を隠せない5人を尻目に、今度はフランクリンの手に切りつけた。

彼らはやっとのことでその、男を追い払い難を逃れると、気が付けば夕暮れ近くになり、一行は一軒の家を発見するのだった。

はじめにカークとジュリーが扉を叩いたが何の反応も無く、カークがおそるおそる扉を開けて入ると、そこに立っていたのは人間の皮を被ったレザーフェイスの姿であった。

そして、彼らはこの世のものとは思えないほどの地獄を味わう事になる・・・・。

・・・みたいなオリジナル版のあらすじです。

さて、今作は前作の時間から数時間後の話となっているんです。
今回印象的だったのが、今までのシリーズでお馴染みだった演出や流れ・・・例えばオリジナル版のように次々と殺されていくという構成が、覆され意外なストーリー展開や結末など、サブタイトル「レザーフェイス一家の逆襲」というネーミングに沿った内容に上手くまとめられていた所が、個人的には良かったなと思いましたよ。

でも、一番はオリジナル版の数時間後という時間軸という設定や当時のセッティングなども忠実に再現されたソーヤ家(リメイク版ではヒューイット家)や当時のような乾いたテキサスの映像描写など・・・・オリジナルのファンからしたら、これだけでも嬉しい作品ではないでしょうか?

それではここで、74年に公開され、世界中のホラーファンを歓喜させた名作『悪魔のいけにえ』の続編、「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」のストーリーをご紹介しましょう。

1973年8月18日テキサス・・・・

友人達がチェーンソーを振り回し、人間の皮を被った男とその家族に殺されたという若い女性の通報が入る・・・
駆けつけた保安官と暴徒化した町の男達に屋敷に火を放たれ殺人一家は惨殺されてしまう。

これで悪夢は終わったかに思われた・・・が・・・・

それから、20年後・・・

ヘザー・ミラーの元に一通の手紙が届く。
その手紙には財産を相続するよう書いてあり、覚えのないヘザーは両親を問い質すと彼女は実の娘でないことを打ち明けられる。

突然の告白に呆然とするヘザーであったが、自身の出生の秘密が隠されたテキサス州ニュートへと
向かう決意をするのだった。

もともと友達とバカンスを予定していたこともあり、友人たちは皆その旅に付き合うことになる。
途中、ガソリンスタンドでヒッチハイクをする男を同乗させ、5人の男女一行は相続される大豪邸へと辿りつき、その大豪邸を見て歓喜する5人は早速パーティを始めるが、誰もそれが地獄への入口と気付く者はいなかった……。


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さて、今夜お送りしている、「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」なんですが、前置きでも書いたように、シリーズの流れや根本的な構成など、他のシリーズで無い演出で、物語が進んでいく所が、一つの見所でもあるんです。

オリジナル版も含めた他の作品は、レザーフェイスという「絶対的な悪」が、存在し若者達を襲うという
設定なんですが、今作ではレザーフェイス以外でも、「悪」という存在が登場するんです。

その「悪」というのが「人間の心の中にある悪」なんです。

あらすじでも、書いたんですがオリジナル版の生存者サリーの通報により、ソーヤ一家の殺人が明らかになり、それを知った村人が激怒し彼らを皆殺しにするんです。
勿論、映画を観ている僕達からすれば、「ざまぁ」みたいな感じかもしれませんが、そのシーンの一つに、赤ん坊を抱えたお母さんが、皆殺しに来た村人の一人に、命乞いをする場面があるんです。

その行為に対して、村人は赤ん坊を彼女から優しく手渡された瞬間、何のためらいも無く殺してしまうんですね。
彼らからしたら、同じ殺人一家だから同罪という理由とみなして殺したと思うんですが、この光景を見ている第三者、つまり僕達からしたら「そこまで、しなくてもいいんじゃない?」と思えてしまうんです。

このシーンの中にソーヤ一家の「悪」を制裁する演出を描写しながらも、一家側にも「母と子」という「善」の対象を取り入れることで、第三者に感情移入を促せたうえでの虐殺シーンとして成り立っているんです。
この効果により、今まで他のシリーズでは感じられなかったソーヤ一家側の感情移入も出来る状態となり、物語の今後の展開としてもこの「伏線的な演出」が、大きなテーマにもなってくるんですね。

そして、これらの内容をもっと具体的に描写しているのが、物語の中盤以降でヘザーがソーヤ一家の生き残りと知った瞬間、市長を含めすべての人間が、彼女を追い詰めていくんです。
なぜ、彼らは彼女を追い詰めるのかというと、20年前ソーヤ一家を皆殺しにしたのが彼らでもあり、自分達の街を守りたい、昔あった凄惨な事件の痕跡を全て消したいという自分達のエゴに操られ、ヘザーとジェド(レザーフェイス)を排除しようとするんですね。

この時点で、レザーフェイスに襲われていたへザーの立場が、逆転して村人達に襲われる位置に置かれるんです。
勿論、レザーフェイスも同じ立場でもあり、へザーに対して感情移入していたのであれば、同じ状況に
あるジェドにも自然と感情移入してしまい、ここでレザーフェイスという「絶対的な悪」の対象が村人達に移り変わるんです。
さらに、ジェドが精神障害でもあり精神年齢が8歳という事も語られ、「家族を大切にする純粋な子ども」として、恐怖の残虐な殺人鬼と思っていた思い込みから多少、彼に対して「親しみ?・可愛そう」という感情も植えつけられてしまうんですね。

個人的には、村人達に襲われるレザーフェイスとへザーを応援してしまいましたよ(笑)

なので、今作の「悪魔のいけにえ」というタイトルの意味は、レザーフェイスという悪魔に無差別に殺される側、若者達が生贄にされる作品ではなく、一般的な人間の心の中にも、レザーフェイスとは違う「悪」の心が潜んでいる・・・という意味も込められていたのかな?と思えたんですね。

あと、今作は全てが家の中ではなく、家の外に飛び出して街のパレードの中をチェーンソーを振り回してへザーを襲う姿も、また斬新でもあり、そのシーンの一つに、警察官に向かってレザーフェイスが
チェーンソーを投げるんです。
彼の唯一の武器でもあるティーンソーを放棄するという意味は、今までのシリーズの演出から新しい「悪魔のいけにえ」というジャンルを確立させたいという意図も感じられる事もできるかもしれません。

オリジナル作のラストから1時間後に起きた惨劇を幕開けに、その惨劇からひそかに生き延びていたレザーフェイスが、20年後現地を訪れた若者たちを血祭りに上げていく正統派続編、
「飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」

本当は、タイトルに「飛びだす」という文字が追加されていて、少しダサいなと思ったんですが、内容はなかなか面白かったと思いますよ。

是非ご覧下され。






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