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ネット社会に潜む無慈悲な好奇心が凶器と変貌し、 身近に存在する「ありそうで無い」恐怖の罠に今日も一人死んでいく・・・

皆さんこんばんは月
先日、友達と会う約束をしたんですが、ちょうど家を出るとき、この世のものとは思えないぐらいのゲリラ豪雨に見舞われてしまい、持っていた傘の無力さを実感しながら、道を歩いていると、通りすがりの車の水しぶきに思いっきり被ってしまい、今から友達と会うまでの長い道のりがとても憂鬱に感じてしまった僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます



さて、今夜ご紹介する映画は、ネット上で殺人を公開する異常者とFBIの女性捜査官が、火花散る頭脳戦&心理戦を繰り広げるサスペンス・スリラー「ブラックサイト」でございます。

最初、レンタル屋さんで見かけた時は、久々にB級の匂いがプンプンするな・・・と思いつつ見てみたら、内 容はともかくコンセプトが凄くリアリティーがあって面白かったんです。

また後で、書いてみようと思っているんですけど今作の設定は、ある一人の男が人間を拉致して、その死にゆく姿をネットを通して公開するものなんです。
ま、ここまでは今まででもよくある設定なんですが、今回ご紹介している「ブラックサイト」は、閲覧していく人が増えれば増えるほど、映し出されている人間の死期が早まるという設定なんです。
例えば、今ネット中継で水風呂に入っている男性がいるとしたら、もしこの時点であまりアクセスがなければ、ただの水風呂なんですが、逆にアクセスが増えれば増える程、水風呂がお湯風呂に変わっていくみたいな・・・

なので、興味本位 でネット中継を見ていた人も言い方を変えれば、犯罪者の一人になってしまうんですね。
とまぁ、こんな設定なんですが、それではここで残酷な殺人映像を中継するウェブサイトとFBIネット犯罪捜査官の攻防を描く、緊迫感あふれる作品、「ブラックサイト」のストーリーをご紹介しましょう。

FBI特別捜査官ジェニファー・マーシュは、オレゴン州ポートランドの事務所で若い相棒グリフィンとともに、インターネット上の犯罪を取り締まっていた。
警官だった夫が殉職し、母親ステラ、8歳になる娘アニーと暮らしているジェニファーは、育児のために夜勤シフトに入っている毎日・・・

ある日、彼女のもとに「killwithme.com」という不審なサイトの情 報が舞い込む。

そこにアクセスすると、身動きがとれなくなった猫が衰弱していく様子がライヴ中継されており、発信源が地元であることは判明したが、それ以上の情報はつかめず、ジェニファーはサイトの強制閉鎖を試みるのだったが、このサイトは、閉鎖した瞬間に同じサイトのコピーが現れる手の込んだ仕掛けが施されていた。

一週間後、そのサイトに、縛り付けられた裸の胸に血文字が刻まれている中年男の映像が映し出される。
しかも、彼には出血を早める薬物が投与されており、サイトへのアクセス数が上がるほど投与量も増える仕掛けになっていた。

ジェニファーは地元の刑事ボックスと協力して捜査を進 めるが、噂が噂を呼びアクセスは飛躍的に増加、男は息絶えてしまう。

その後、再びサイトに新たな映像がアップされ、FBIはサイトを見ないように訴えるが、警察の必死の捜査も虚しく、ケーブルテレビ局のレポーターが数時間で命を絶たれてしまうのだった。

数日後、ジェニファーの家の前の車の中からレポーターの遺体が見つかり、さらに、ジェニファーの自宅のPCがハッキングされていたことが発覚。
嫌な予感を感じたジェニファーは母と娘を安全な場所に避難させるのだが、しかし、犯人の次なる標的はジェニファーの同僚でもあるグリフィンであった。

水槽の中で縛り付けられたグリフィンの映像がアップされ、今まで以上にアク セス数が上昇、やがて水槽が血に染まってしまい・・・・

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さて、今回ご紹介している「ブラックサイト」なんですが、今作の見どころとなるのはやはり、今では当たり前となっているインターネットを使用しての犯罪なんです。
しかも、この設定を上手く利用した「人間の中に潜む抑えきれない好奇心」というテーマも描かれているんですね。

他にも、出会い系やメル友等のネット社会に潜む恐怖や悪意や一度配信されたらあっと言う間に世界を
駆け巡る情報拡散の実態、 好奇心がネットを介在し自分以外の不幸を娯楽化してしまう不気味さなど、今現在のネット社会にある多くの問題も取り入れられているのも特徴なんです。

劇中でも、殺人動画が公開され、その動画を閲覧した人が増えれば増えるほど、動画内の人間の死期が早まってしまうというものなんですが、ここで動画を見ている人間側の立場から考えてみると、動画を見るという行為は「ただの好奇心」でしか無いんですね。

勿論、自分達が動画を見れば見る 程、悲惨な状況に変わってはいくんですけど、でも可哀そうという感情を殺して「好奇心」という感情が勝ってしまい動画を見る事を決してやめない・・・・なぜなら、動画を見ている人間は「自分は絶対的に安全」と心の中で思い込んでいるからなんです。

皆さんもこんな経験はありませんか?
例えば、絶対見てはいけない動画とか、絶対探してはいけないワードなど・・・今作の軸と多少ずれるんですが、僕の場合「絶対」と言われると見てみたくもなるし、探してみたくもなる・・・
勿論、検索したその先に、何かしら不気味で不快なモノがあると、気づいていても、それ以上に、見てみたい、探してみたい・・・という「好奇心」が先に来てしまうんです。
なので、今作は人間が持ち合わせている本質的な感情、抑えきれない「好奇心」を上手く取り入れ、今のネット社会の背景も描かれている・・・この世の中で生きている僕達に対しての一種の警告的な作品なのかもしれません。

そして、上記で書いた内容と少し被る所もあるんですが、今作の軸は、ネット投票、つまりサイトの閲覧数によって殺人が実行される・・・という内容なんです。
この手の作品は設定ばかりに力を入れ過ぎて、登場人物の背景描写や細かい部分などあまり描かれていない事が多く、僕もその辺りは期待はしていなかったんですが、以外にも犯人の殺人動機などもちゃんと語られていたので以外(笑)だったんですね。

なぜ、犯人がこの ような残虐な犯行を行ってしまったのか、なぜ、ネット中継による殺人計画を思いついたのか・・・?
あまり、詳しく書いてしまうとネタばれになっちゃうんであまり、多くは書かないんですが一言で言ったら、犯人もこのネット社会によって傷つけられた被害者の一人なんです。

今まで、無慈悲な好奇心で第三者側として見ていたネットの恐怖が、ちょっとした事で、自分に降りかかり、その自分に降りかかった不幸を見て、また違う人間が好奇心で見に来るリアルな現実・・・・
自分は大丈夫と思い込んでいても、何かのキッカケで人生が便利なはずのネットによりメチャクチャにされてしまう・・・この誰にでも起こりえる恐怖もまた作品に取り込むことで便利となった現実の裏に潜む、身近な恐怖も描いているんですね。

ネット上で殺人を公開する異常者とFBIの女性捜査官が、火花散る頭脳戦&心理戦を繰り広げるサスペンス映画、「ブラックサイト」

興味のある方は是非ご覧下され。






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