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とても美しく・容赦なく恐ろしい・・・解かなければ殺される 謎の立体空間に閉じ込められた世界にあるのは絶望か・・・それとも

皆さんこんばんは
先日、コンビニでお菓子を買った時に、100円だと思って財布から取り出したら50円だったので、財布にしまおうとした瞬間、財布の角にあたり、50円玉が落ちてしまい、拾おうとしたら、何処にも無くて、しかも後ろは3人程待っていたので諦めてしまい、50円に対するもったいなさと、あたたかも「拾いましたよ」という意味不明なリアクションを店員さんにしてしまった、僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます。



さて、今夜ご紹介する作品は、なかなかストレスが溜る?映画でございます。
それは、謎の立方体空間から脱出を図る男女の姿を描いたソリッド・シチュエーション・ホラー
(限られた状況下にある人間の極限の状態をスリリングに描いた作品)、「CUBE」でございます。

この作品 の舞台は、ワンセットしかない正方形の立体空間のみなんですね。
「それだけで、話がちゃんと進むのかしら?」と思いきや、この空間に閉じ込められた人々の醜い感情や、ワンセットならではの演出、同じ景色を常に見せ続ける事で、彼らが精神的に追い込まれていく様子がリアルに伝わってくるんです。

そして、今作のテーマとして一番感じられるのが、「極限状態における登場人物の深層心理描写」
「スプラッター映画等とは異なる恐怖の演出」なんですね。
この辺りは、またあとで書いてみたいな・・と思います。

それでは、ここで理由も分からず芸術とも呼べる立体空間に閉じ込められた6人の脱出劇を描く「CUBE」の ストーリーをご紹介しましょう。

ふと目覚めると正方形の部屋にいた。

立方体の部屋の集合体である異空間に、理由も不明なまま閉じ込められた人々。
なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。

警察官のクエンティンをリーダーに、数学を専攻する少女レヴン、中年の女医ハロウェイ、この建造物の実体を知らされぬまま外壁だけを設計させられたという
ワースらが脱出を図る。

彼らは各部屋の面ごとに6つあるハッチを通って移動しながら出口を探すが、まず有名な刑務所脱獄犯レンが仕掛けられた殺人トラップの餌食になってしまう。

途中、精神障害者の青年カザンが加わり、レヴンが安全な部 屋を確認する法則を発見するのだが・・・。

彼らはようやく外壁まで到達するが出口は無く、絶望感に包まれてしまう。

空間の外側に「何か」あると思い彼らは、着ていた服をロープにし、ハロウェイが外の様子を伺いにいくのだが、バランスを崩し、今にも落ちそうな彼女を、以前から仲たがいしていたクエンティンが、
わざとロープから手を離すのだった・・・。

その後、彼は、レヴンだけを連れて行こうとしてワースと争ってしまい、しかも移動している内に彼らは、いつの間に、出発地点の部屋に戻ってしまっていた。

戦慄する彼らだが、ここでようやく安全な部屋を示す真実の“暗号”に気づくのだが・・・


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さて本日ご紹介している「CUBE」という作品なんですが、僕が今まで様々な映画を見て感想を書いてきた「人間の心に潜む醜い感情」というテーマを、とてもシンプルで分かりやすく描いている作品だと思ったんです。

とにかく、視覚的にも閉ざされた立体空間という逃げ道のない場所での演出に「人間は何処まで平常心を保つ事が出来るのか?」という極限の中に生まれる本質的な「感情」も見どころなんですね。

この作品は、上記でも書いたように、立体空間を演出するワンセットのみなので、映画自体も低予算で制作されたんです。
でも、この手の作品・・・例えば「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」「パラノーマ ル・アクテビティー」なども低予算で制作されているんですが、この3作品に共通しているのが、視覚的に恐怖を演出する事を、あまり派手にせずに登場人物の人間関係に潜む「負の感情」を徹底的に描いているんです。

僕自身思ったのが、勿論、殺人鬼が登場して若者が襲われていく作品も、演出の仕掛けなどで恐怖心を煽られるんですが・・・映画が終わればその作品で感じた「恐怖心」というのは薄れてしまうんです。

でも、上記で上げた3作品は、映画の世界なんだけど、今ままで生きてきた中で一度は同じ感覚を味わった事のある自分たちの身近な「恐怖」をテーマにして描かれているんですね。
例えば、「人間の醜い感情」「誰もいないのに、何処となく誰かいそうな雰囲気が漂っている」 など・・・

なので、そのテーマと自分の経験や感情が思っている以上に作品とシンクロしてしまう為、低予算でもインパクトの強い映画になっているんです。

シンプル イズ ベスト
まさに今回お送りしている「CUBE」は、この言葉どおりの作品なんですね。


そして、この「CUBE」という作品を見て思ったのが、立体空間という場所が、僕たちが今生きている世の中とも考えられたんです。
劇中の中でも、先程、書いたように「人間の身勝手な欲」や「人間が人間を支配したがる独占欲」などの醜い部分もあるんですが、それ以外にも、この空間から脱出する為に協力しあうお互いの善の姿勢や、この状況を乗り越える為に、助け合う精神も描かれていたり・・・映画の設定自体も「ゲーム」という内容で描かれているんですが、今僕たちが存在している世のなかのルールも視点を少し変えてみれば、「ゲーム」のようにも考えられますよね。

なので、今作に登場するシンプルな立体空間「CUBE」という存在は、その空間の中で演出される人間模様なども含め僕たちが今存在しているリアルな世界をストレートかつコンパクトに描いている映画とも感じたんです。

そして、僕が個人的に「こんなの嫌だな!!」と思ったのが、この作品に登場する人間は、「なぜ、ここに連れて来られたのか?」「なぜ、私なのか?」など訳が分からない状態で物語がスタートするんです。
この状況の中で皆が口を揃えて言う言葉が、「確か・・寝ている間・・・」とか、「ベッドに入った所までは覚えている・・・」とかなんですね。
このシーンを自分自身に置き換えて考えたら、物凄く嫌じゃないですか(笑)

だって、布団に入っていつものように一日が終わり、あしたも予想が出来そうで出来ない未来が待っている・・・と思っていたのに、その予想とは180度かけ離れた現実が待ち受けているんですよ。

しかも、何も無い立体空間の中で、周りにいる人間も自分と同じように全く今の状況が理解できなくて戸惑っている・・・だから、確実で自分が欲しい「状況の答え」がないんですね。

これほど、精神的に追い詰められ恐怖に陥る設定程、怖いものはありません。
僕は、この連れ去られる設定が印象的でしたよ。

それと同時にこの設定自体が、「人生、いつ何が起こるか分からない」という意味も含まれていたようにも思えましたね。

まぁ、連れ去るんだったら、ちゃんと「理由」ぐらいは教えてもらいたいものですよ(笑)

理由もなく同じ立体空間に閉じ込めれた人間が、内なる感情をむき出しにしながら脱出を図る6人の男女の姿を描いたソリッド・シチュエーション・ホラー「CUBE」。

是非、ご覧下され。




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