ネットビジネス修行中

これからアフィリエイトサイトを作りたいと考えている人が、最初に迷うのが「ジャンル選び」です。

どんなジャンルのサイトを作ろうか決める時に、基準となるのは以下のようなポイントでしょう。

�@広告の報酬額
利益を上げるためにアフィリエイトサイトを作るなら報酬額は非常に重要です。
1個成約したら100円しかもらえないamazonなどの低額な案件より、1個成約したら5000円もらえる案件の方が断然良いです。
前者なら1か月に50個売っても5000円、後者なら1か月に50個売ったら25万円です。
効率が雲泥の差です。

�A競合サイトの強さ
ビッグワードやミドルワードで検索した時に、アフィリエイトサイトばかり出てくるジャンルはキツイです。すでに先行してサイトを完成させているアフィリエイトの猛者たちがウヨウヨいると、検索結果の上位に表示させるには物凄い時間と手間がかかります。相手はお金のためならどんな手も使うアフィリエイターたちです。簡単に新参者が儲ける余地を残してはくれていません。
またブラックハットSEOでいきなり上位表示させてくる新規サイトも絶え間なく生まれては消えていきます。
できるだけライバルがいないジャンルの方が良いですね。

�B自分が興味のあるジャンル
この記事で詳しく解説するのがこれです。
自分が興味のあるジャンルを選ぶと後々めちゃくちゃ有利に働きます。
特に自分が長年好きでたまらないジャンル、マニアと自称できるくらいのジャンルであれば、
どれだけ競合が強くても大丈夫です。勝てます。



なぜ自分が興味のあるジャンルを選ぶのがそれほど重要なのか？
それはGoogleが見据える未来の検索結果と深い関わりがあるからです。


Googleは自社の検索エンジンの未来を以下のようにしたいと考えています。
・利用者を増やし続けて、広告料で儲けたい
・検索エンジンとして最強のシェアを維持し続けたい
・シェアを維持するために、利用者にとって最高の検索エンジンでありたい
・最高の検索エンジンとは利用者が望んでいる検索結果を表示させること
・利用者が打ち込む検索ワードから、利用者の検索意図を読み解き、最適なサイトを表示させたい
・最適なサイトの条件は「利用者の知りたい情報が掲載されているサイト」「信頼できるサイト」「情報が正確なサイト」「安全なサイト」など。一番重要なことは「感情を揺さぶられるサイト」。


Googleは目標へ向かって日々検索エンジンのアップデートを行っています。

となると、Googleの検索エンジンからの流入を基本とするアフィリエイターが作るべきサイトは、最後の項目の条件を満たすサイトということになります。

つまり「利用者の知りたい情報を掲載し、その情報が正しく、安全に利用でき、感情を揺さぶられるサイト」です。

アフィリエイターの目標は広告をクリックしてもらって商品やサービスを購入してもらうことですが、Googleの目標は違います。
アフィリエイターの目標に最適化するためだけにサイトを作っていると、いずれGoogleの検索結果から消えることになります。


では、Googleの目標を満たし、かつ、アフィリエイターの目標を満たすサイトにするには何が必要でしょうか？

そこで重要なポイントとなるのが「自分の興味のあるジャンル」を選ぶことです。

例えば、あなたはギターを弾くことが大好きで、学生時代から10年以上趣味でギターを弾いていたとします。
好きな音楽はロックです。ロックのことなら誰よりも詳しい自信があるとします。

そんなあなたは、ロックギターに関するサイトを作ってみてはいかがでしょうか？
紹介する広告はCDやitunesのような音楽コンテンツ関連や、楽器販売、中古楽器の買取などの広告です。音楽教室なども良いかもしれません。
YouTubeやニコ動にギター演奏の動画を載せて広告料を狙うのもアリですね。サイトへの流入も見込めます。

この人にとって、ギター演奏についての記事を書くことや、ロックミュージシャンの曲を紹介することは造作もないことです。何百記事でも書けるでしょう。10年以上ギターに夢中な人の音楽に関する知識は膨大です。
また、ギター初心者の頃に練習でつまづいたこと、苦労したこと、知っておいた方が良いこと、参考になるギタリスト、バンド練習のこと、スタジオのこと、かかる費用のこと、ギターを始めたら彼女ができたなど、実体験に基づいて何でも書けます。
ロックのどこに興奮するのか、癒されるのか、楽しいのか、ライブの素晴らしさ、ロックに携わったことで生まれた人間関係など、感情があふれた素晴らしい記事を量産できるでしょう。

音楽好きな人なら何度も訪れたくなるようなサイトですね。
Googleもこのようなサイトを高く評価するようになるでしょう。

何故なら、Google検索経由でやってきた読者にとって素晴らしいサイトとは「感情を揺さぶられる」サイトであるからです。

感情を揺さぶられるサイトがGoogleに評価される？？
疑問に思われた方もいると思います。

感情を揺さぶられるサイトとは、記事を読んだことによって何らかの感情が沸き上がるサイトのことです。

「記事を読んで楽しい気持ちになる」
「分かる分かる！！と共感する」
「マジかよ！！知らなかった！！というような驚きがある」
「笑える」
「これ良いな私もやってみようと行動意欲がわく」
「これは許せない。私も絶対に反対だ。と反感の感情を強く持つ」

読んでいるうちに何らかの感情が湧いてくる記事こそが本当の意味で「良質な記事」です。

なぜ感情が揺さぶられるサイトがGoogleの検索上位に表示される未来が来るのかというと、
このようなサイトは読者が夢中になって読むので滞在時間が長くなります。
ブックマークして再訪問する人も多いですし、SNSなどにシェアする人も多いです。
リンクもたくさん付きます。

つまり、感情が揺さぶられるサイトはGoogleから見ると、数字上の客観的な評価が高いのです。

先ほどの例だと、
ギター好きな人が作ったサイトには、様々な理由でギターに興味のある人がやってきます。
ギターを始めたいと思っている人が読めば、ギターを始めたらこんなに楽しいことがあると分かってやる気が湧きます。ワクワクして今日にでもギターを買いに行こうとするでしょう。
ロック好きな人が読めば、記事を読むまで知らなかった名曲と出会い、視聴したら感動してすぐにその曲をダウンロードするかもしれません。
すでにギターをやっている人が読めば、ギタリストのあるあるネタで笑ったり、練習方法を参考にしたり、記事内で紹介していた機材や便利グッズなどの購買意欲がわくかもしれません。

サイトを作ったあなたは本物のギター好きです。
ギター好きにしか書けない言葉、ギタリストが知りたい情報をそのサイトには掲載できます。
読者にはそれが無意識に伝わるので強い共感を得ることができるし、読者にとってサイトの信頼性や利便性が高まります。

通常「ライターが伝えたいこと」と「読者に伝わっていること」は違います。人の価値観は多様だからです。
しかし、ライターが本物のギター好きで、読者もギター好きならば、感情レベルでしっかりと伝わります。
読者にとって感情レベルで価値のある記事は、本物のライターにしか書けません。
いくら読者の気持ちに寄り添った記事を書こうとしても、興味のない人には絶対に越えられない感情の壁があるのです。

ギターのことを知らない人がネット情報や想像力をもとに同じサイトを作ろうとしても、読者の共感を得ることは難しいでしょう。本当にギターが好きな人なら言わない表現をしたり、ありきたりな音楽情報ばかりを書きます。ギターに興味のある人たちにとって、そんなサイトはどこにでもあるただのゴミ情報の集まりでしかありません。
巧妙な自演リンクをたくさんつけて一時的に上位表示させても、本物のギター好きが本気で作ったサイトが出てくれば、いずれ評価が逆転して消えていきます。

アフィリエイトを本業にしている人は、自分の興味がないジャンルのサイトもたくさん作ってます。蓄積された経験を活かしたSEOで上位表示させることができていることも多いですが、読む人が読めば、内容は薄っぺらです。
今のGoogle検索の結果を見ると、そのように玄人ぶった素人アフィリエイターが作ったサイトがたくさん上位表示されていますが、時間の経過と共に消えていくことは確実です。
そんなサイトを読者は望んでいないし、Googleも望んでいないからです。
Googleはそんなサイトを検索結果から消し去るために日々試行錯誤しているのです。


以上のような理由から、
自分が興味のあるジャンルを選ぶことが、アフィリエイトサイトを作る上で益々重要な時代になっていくでしょう。


また、自分の興味のあるジャンルを選ぶことは他にもたくさんのメリットがあります。

・好きなことなのですでに知っている情報が多く、調べずにどんどん書ける
・記事を書くために調べたり、新しく勉強することが苦にならない。むしろ楽しい。
・コメント欄などで読者と交流すれば、同じ感性を持つ人と仲良くなれるチャンスがある
・好きなことなら長期に渡って更新できるので、評価が持続、あるいは高まりやすい
・広告主にとっては上質な客を誘導してもらえるので、承認率の高止まり、特単などの交渉時に優位になる
・本気で好きな人にしか思いつかないワードで記事を書けるので、ロングテールSEOの集客が圧倒的に有利


今から新サイトを立ち上げようと思っている方は、ぜひ好きなことをテーマにしたサイトを作ってください。
本当に価値のあるサイトとはテーマに対する熱意から生まれると思います。
Googleもそのようなサイトを評価していく方針を出しています。