2009年05月05日
母の日に
母の日に、何をしたかって、あんまり覚えていない。
ウチは典型的な女系家族だったので、
皆がそれって父をゴキゲンにさせるのは得意だが、
母とは、それぞれ微妙な敵対関係にあるのだ。
そんなもんだったが、
なにをトチ狂ったか、「今年は母の日になんかしよう」
妹が言い出した。
私は、妹がお小遣いを使い切って、ひーひー言ってるのは知っている。
「アンタ金は?」「ない」「じゃどうするよ」「どうしようかね」
建設的な意見が全くでないまま、日にちばかりが経つ。
もう、どうしょうもない、母の日は本日だ。
日にちが経っても、お小遣いが勝手に増えるわけでもなく、
「仕方ない、そこの河川敷から花でも摘んで来よう。」
そういう話に貧乏娘達は、落ち着いた。
手当り次第に花を摘んで、輪ゴムで止めて、
これまた貧乏臭い花束を作った。
「母の日、ありがとう」
母は、思わぬプレゼントに、「ありがとう」と泣きそうだ。
「いいにおいね」そういって花の香りを嗅いで、
顔を花からはなすと、緑の何かが付いてた。動いてる。
母は寄り目にして、それを見る。
「ぎゃあああああああああ」
母は、青虫がだいきっらいだ。
取って、取って!と騒ぐけど、ごめんね、私たちも触れないの。
ただただ、逃げ惑うばかりよ。
かわいそうに、そんな仕打ちをウケる為に、育てたんじゃなかろうになぁ。
もちろんワザとじゃないんだけどな。
私は中学一年生、妹は小学三年生、そんな母の日。
ウチは典型的な女系家族だったので、
皆がそれって父をゴキゲンにさせるのは得意だが、
母とは、それぞれ微妙な敵対関係にあるのだ。
そんなもんだったが、
なにをトチ狂ったか、「今年は母の日になんかしよう」
妹が言い出した。
私は、妹がお小遣いを使い切って、ひーひー言ってるのは知っている。
「アンタ金は?」「ない」「じゃどうするよ」「どうしようかね」
建設的な意見が全くでないまま、日にちばかりが経つ。
もう、どうしょうもない、母の日は本日だ。
日にちが経っても、お小遣いが勝手に増えるわけでもなく、
「仕方ない、そこの河川敷から花でも摘んで来よう。」
そういう話に貧乏娘達は、落ち着いた。
手当り次第に花を摘んで、輪ゴムで止めて、
これまた貧乏臭い花束を作った。
「母の日、ありがとう」
母は、思わぬプレゼントに、「ありがとう」と泣きそうだ。
「いいにおいね」そういって花の香りを嗅いで、
顔を花からはなすと、緑の何かが付いてた。動いてる。
母は寄り目にして、それを見る。
「ぎゃあああああああああ」
母は、青虫がだいきっらいだ。
取って、取って!と騒ぐけど、ごめんね、私たちも触れないの。
ただただ、逃げ惑うばかりよ。
かわいそうに、そんな仕打ちをウケる為に、育てたんじゃなかろうになぁ。
もちろんワザとじゃないんだけどな。
私は中学一年生、妹は小学三年生、そんな母の日。
投稿者:KINACO|19:56