2020年09月08日

GRAPEVINE(グレイプバイン)「光について」 光について、叫んだっていい

90年代の名曲を紹介するブログ。

今回はGRAPEVINE(グレイプバイン)の「光について」を取り上げたいと思います。



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GRAPEVINE(グレイプバイン)と聞いて、知っている人はごくわずかだと思います。




僕はバンドマンをしていたので、このバンドを知る機会がありましたが、



テレビに多く出たりするようなバンドではなかったので、



コアなファン以外は知らないかもしれません。





1993年に大阪で結成された、3人組のロックバンド。




メンバーは以下の通り。

ボーカル・ギター・田中和将、

ギター・西川弘剛、

ドラムス・亀井亨






ボーカルの田中さんの書く詞が、文学的でかなり難解なものが多く、少しとっつきづらいバンドかもしれません。




でも、メンバーそれぞれが作曲し、とてもいい歌を聴かせてくれます。





ボーカルの田中さんの好きな作家は、坂口安吾や安部公房、阿佐田哲也など。




かなりの読書家らしいです。




僕も坂口安吾、安部公房が大好きなので、よっぽどの文学少年なのだと思います。



(僕は、大学の英文学科を卒業しています)


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「光について」はグレイプバインの5枚目のシングル。




1999年の作品です。





デビューから6年が経過していますが、この曲が一番大衆に近かった作品なのかなあと思います。





メロディも口ずさみやすいし、難解な歌詞もさほど使われていません。




作詞はもちろんボーカルの田中さんですが、作曲はなんとドラムの亀井さん。




ドラマーが意外といい歌を作るケースってかなり多いんです。




僕の思いつくところでは、ジュディアンドマリーのドラマーの方。(五十嵐さん)




彼は「散歩道」など、ジュディマリの肝となる曲をたくさん作っています。





ドラマーというのは、打楽器専門、リズム専門で、メロディ制作にはかかわらない人が多いのですが、



バンドマンだった僕からすると、




ドラマーが作曲をして売れているという事実を知ったときは、うれしくなります。




リズムパートを極めながら、メロディにも精通している。






音楽的に素晴らしい人なんだろうなあという想像が膨らみます。





「光について」の冒頭は印象的なギターのテーマから始まります。




そして歌が始まります。





少しはこの場所に慣れた
余計なものまで手に入れた
イメージの違いに気付かなかった






聴き手の想像を掻き立てるような歌詞です。




特に「イメージの違いに気付かなかった」という点。



どんなイメージを描いていたのだろう。




イメージとは何に対するイメージだったんだろう。




そして歌は続きます。




人の流れ眺めながら
時計をこの目で確かめるが
季節は変わり始めていた
いつのまにか





このあたりは、ボーカルの田中さんがわざとわかりやすくしてくれたのかなあ、といった印象です。




ここからBメロにうつります。



少しばかりボーカルのテンションが上がっていきます。




そうきっと 急ぎ疲れたんだ ほんの少し
情熱を 抱えたままで立ってたのさ






季節は変わっていく中で、少し疲れていた。



自分の中で、自分の理想と違うものになっていた。



一体何が?




サビの歌詞が気になります。





そしてサビで一気に、ボーカルが感情的になり、田中さんの高音がきれいな歌声が響き渡ります。





何もかも全て受止められるなら 誰を見ていられた?
涙に流れて使えなかった言葉を 空に浮かべていた
いつも いつも
心はただここにあった





難しいですね〜(笑)



「涙に流れて使えなかった言葉」は誰に向けられたものだったのでしょうか?




愛する人。



それとも自分に対する気持ち?




やっぱり、僕の考えでは、「理想と違ってきている自分に対する怒り」




のようなものを、この歌から感じます。




理想とかけ離れていく自分がいて、言葉にできない想いがあって。





それでも、自分はまだ生きているということ。





まあ、あまり深く考える必要はないんですけれどね(笑)





とにかく、この「光について」のメロディが本当に素晴らしいです。




この歌以前のグレイプバインも知っている僕からしてみれば、グレイプバインに一体何があったのだろうと


思えるくらいの変化。





たいがい若いうちは、世間に反抗して、大衆的に受ける作品を作ることに抵抗を覚えるアーティストが多いのは理解できます。




グレイプバインはそれがもう大きくて、反抗精神の塊のようなグループで(笑)






それが、ふと「光について」で、人々に寄り添った。





作曲者の、ドラム、亀井さんの中で何か心境の変化があったのかもしれません。




このまま売れなかったらまずいと思ったのか。




ただ単に、彼が大人で、反抗精神をすでに乗り越えていたのか(笑)





とにかく、名曲です。




グレイプバインのファン投票の中でも、常に上位を取る作品。




グレイプバインの存在をしらない人はぜひ聴いてほしいです。





そして、グレイプバインは、ライブハウスなどでツアーを回ることが多いので、




チケットが安い!(笑)




生で見るのに、距離の近いバンドです。




僕の弟がグレイプバインのファンで、ライブによく足を運んでいました。




「へえ。なかなか渋いバンドを知っているじゃないか」





兄である僕は、音楽人として、弟の趣味嗜好を、うれしく思ったのでした。



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posted by takeki777 at 14:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他
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