今回は森高千里さんの「私がオバさんになっても」を取り上げてみたいと思います。森高千里さん。今でも現役バリバリで音楽活動をしてますね。
今回紹介するのは「私がオバさんになっても」
知っている方も多いでしょう。
非常に明るく元気になる歌で、アップテンポで聴いていて気持ちの良い歌です。
まさに90年代を代表する曲。当時の世相を表した歌だと思います。
サビの部分の歌詞なんて、本当に印象的ですね。

ここまで開けっ広げに恋愛の歌、女性の気持ちを歌った歌もそうないのではないでしょうか?
おばさんになっても好きでいてくれるのか、という女心。
「私のことを永遠に愛してくれますか?」なんていう、遠回しな表現の歌はたくさんあるのですが、
「私がおばさんになっても好きでいて!」とハッキリ言うところが、すごいというか何というか。
当時の時代、バブルの影響が残っていた時代だからこそ出せた歌だと思うんですが、
今の時代にこんなに露骨な歌は受けないかもしれません。
当時のエネルギーを感じずにはいられません。

この歌の作りはやっぱり、サビまでの構成が素晴らしいなあということ。
全体としてアップテンポで非常に気持ちのいい歌です。
Aメロも疾走感にあふれていて、すぐに恋人に対する歌だとわかります。直球です。

そこでノリはアップテンポのまま、Bメロで少しマイナー調になります。

この部分があるからこそ、「私がオバサンになっても」というサビが引き立ってくるんですねえ。
よく考えられていると思います。
世間でもよく言われていることですが、森高千里さんはいつになったらオバサンになるのでしょうか?(笑)
どうみても、現在もオバサンとは言えない若さとエネルギーで活躍されています。
本当にエネルギッシュな人だと思います。
いつまでも彼女には、この歌を歌い続けてほしいです。

やっぱり時代背景として、90年代には、社会に盛り上がりがありました。
この歌はそんな90年代の社会の勢いを、モロに表現していると言ってもいいでしょう。
最近僕がまだ幼かった80年代の歌も聴いているんですが、日本の歌って本当に素晴らしいと思います。
ただ単に「昔の歌はよかった」と振り返るのは簡単ですが、これからの世代もいい歌を作ってほしい。
「私がオバサンになっても」のような、誰の心にもインパクトを与えられるような歌が、これからも出てきてほしい。
そう思ったのでした。
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