怖い話。Aw
はい!!介護福祉士だけど失業中のおっさんです。
やはり夏ですね以前に私が書いた「怖い話」が微妙に読まれています。w
「祝。w1000記事目。怖い話w」
https://fanblogs.jp/864/archive/1007/0↑の記事です。
ちなみに現在の記事数はこの記事を含めると、1031記事になります。
今回は私が見てきた利用者の中で、不思議な力を持つ「おばぁちゃん」の話を書いてみたいと思います。
訪問者
それは私が介護職をしていた時の話になります。
ワンフロア―に介護の必要な高齢者が50名いる施設での話になります。
ある時職員の間でとある噂が流れました。
ある利用者のおばあちゃんが、他の利用者の部屋に入るとその部屋の利用者は死ぬ!!という話でした。
そのおばあちゃん(利用者)は、半身麻痺で介助してようやく歩行できる方でしたが、認知症がかなり進んでいて意思の疎通はほとんどできないような方でした。
そんなおばあちゃんが介助無しでたまに一人で徘徊する事があったのですが、その時に入った部屋の利用者が死ぬという事でした。
私はまぁそんな事もあるかもね偶然だろうと考えていたのですが、、、、
あるとき利用者の一人が、自分の家に外泊することになりました。
ちょうど私はその時、夜勤業務に入っていたのですが、朝の起床介助の時になり、そのおばあちゃんが部屋にいなく相方と探すことになったのですが、、
探していると、ある部屋からお経を唱える声が聞こえてきました。
それは外泊しているはずの利用者の部屋から聞こえてきました。
私が部屋の扉を開けるとベッドの上で正座をして、普段喋ることもほとんどないおばあちゃんが、片手で合掌しお経を唱えていました。
私「○○さん!!」
私はとっさにおばあちゃんに声をかけました。
するとビクッ!!として
おばあちゃん「ああああああ!!!」
と奇声を発しました。
そして我に返った表情を見せると、いつもの介助の必要なおばあちゃんに戻りました。
そして朝食の介助やら夜勤業務がほぼ終わり、すっかりおばあちゃんがお経を唱えていた事など忘れ、全体の申し送りの時間になりました。
するとケアマネからの報告で、昨夜外泊していた利用者が自宅で亡くなった事を聞かされました。
この時私は背筋が寒くなったのを覚えています。
またある時は、日勤帯でおばあちゃんを介助しながら歩行していると、他の利用者の部屋の前で急に止まり小窓から部屋の中を覗きながら突然お経を唱え始めました。
すると次の日、夜勤者からその部屋の利用者が昨夜亡くなったと申し送りがありました。
その他にも毎回のように似たような事が起こり、色々と状況を考えてみると、どうやらおばあちゃんが入った部屋の利用者が死ぬのではなくて
死ぬ直前の利用者がわかるような感じでした、本人にも聞いたことがあるのですが、意思の疎通が難しいので何を言っているのかわからない様子で、自分がお経を唱えているのもわからないようでした。
利用者が急変し、救急車で運ばれた後などに、その利用者の部屋に職員がわからない間に入って正座してお経を唱えているのですからかなりビックリします。
その場合は皆さん亡くなられていました。
そんな状況が続きいつしか、そのおばあちゃんが訪問してお経を唱えると、その部屋の利用者が亡くなるというのは職員間では次第に普通のことになって行きました。
怖い話ではありませんでしたが、にわかには信じられない方もいると思います。
でも医療福祉関係で働いているとこういった不思議な事に遭遇する確率が上がります。
やはり人の生き死にに関わる仕事というのは、不思議な事が本当に多いです。
短いですが、ご覧頂き有難うございます。これからもよろしくお願いいたします。