2017年04月06日
「バス運転手が車いす客をバス乗車拒否」について思うこと。
「バス運転手が車いす客をバス乗車拒否」について思うこと。
ヤフーニュースでこんな記事がありました。
千葉県成田市で昨年12月、千葉交通(同市花崎町)が運行するバスに乗ろうとした男性が、車椅子利用者であることを理由に乗車を断られ差別を受けたとして、「千葉県障害のある人の相談に関する調整委員会」に、県条例に基づく助言(あっせん)を申し立てていたことが5日、関係者への取材で分かった。同委は審理の結果、同社の対応が「障害のある人に対する不利益取り扱いに該当する」と判断、同社へ社員教育の実施などの助言を通知した。先月24日付。
県は2007年、全国に先駆けて「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」を施行。同委は障害をめぐる差別などで申し立てを受けた場合、審理を経て解決への助言等を通知する。
男性の申し立て書によると、電動車椅子を利用する男性は昨年12月11日、成田空港第2ターミナルから同社の路線バスに乗ろうとした際、運転手から「(車椅子用の)リフトの操作方法が分からない」と乗車を拒否された。バスはそのまま出発、後続便の運転手も応対しなかった。
その後、同社の成田営業所員がバス停にいる男性の元を訪れ、車で目的地まで送ると申し出たが、車は車椅子の乗車に未対応だったことなどから男性が断った。所員は、バスに搭載されたリフトが利用できない理由として「手動車椅子向けで、電動は乗せられない」と説明したという。
男性は申し立て書で、バスに車椅子マークが表示されていることなどから「車椅子でも乗車できると思ってしまう。リフトの操作方法も早急に教育すべき」としている。
同委は通知で、同社の「障害のある人への配慮の認識不足」を指摘。全社員への研修の実施や、リフト操作や接遇のマニュアル整備などを助言した。千葉日報社は5日、千葉交通の親会社を通じて取材を申し入れたが、回答がなかった。
なんだか難しいようで簡単な問題だと思うのですが、じっくりと記事を読んでみるとバス会社は最善の努力はしていると思うんですよね、バス会社の社員が目的地まで送るといってるのですから、、
「手動車椅子向けで、電動は乗せられない」とも説明しています。
車椅子マークが表示されていたので全く落ち度がないかといえば、違うと思いますが何だか腑に落ちないニュースです。
車椅子の種類も沢山ありますし、介護職の人ですら戸惑うほど大変な時もあります。
「車椅子でも乗車できると思ってしまう。リフトの操作方法も早急に教育すべき」
「障害のある人への配慮の認識不足」を指摘。全社員への研修の実施や、リフト操作や接遇のマニュアル整備などを助言。
う〜ん、単純に「手動車椅子向け」ですよと表示すればよいだけだと思いますが、、、、
ダメなんでしょうか?もう一言付け加えるのならば「介助者必須」でしょうかね?
教育や研修、マニュアルの整備にいったいどれだけの労力と時間とお金がかかると思っているのでしょうか?
今の世の中「介護タクシー」とか色々なサービスもありますし、車椅子を使用しているのならばそういう情報はわかると思うんですけどね、、
私だったら入念に下調べして事前にバス会社にも確認すると思います。
不安であれば介助者の力も借ります。
私は高齢者介護ばかりでしたが、利用する場所に行くときは事前に連絡して確認してから利用してましたし、連絡することで相手側も準備できますからお互いに安心して利用できます。
連絡を入れる。。たったこれだけでお互い幸せに解決する問題だと思うんです。
連絡してどのようなタイプの車椅子なのか教えてくれていれば、乗ろうとしているバスには対応していないけれど、対応する車両があれば簡単に対応できていたと思います。
バス会社ですから「介護タクシー」の部署がある可能性も大いにあると思いますから、専門職員が適切な助言も出来たと思います。
バスの問題だけではなく「車椅子を押す」という介助もある程度理解して経験がないと、難しいです。
親切心で車椅子を押して体を痛めることもあります。事故にもつながります。
車椅子を4人で階段を上るとか、もはや相当慣れていないと体を壊します。
おんぶなんて腰をやられますw
障害者にしろ健常者にしろ、普通は下調べをしていると思うし、専門職でもない限り健常者が介助者になるなんて思わないでほしいなと思うニュースでした。
ご覧頂き有難うございます。これからもよろしくお願いします。
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