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愛知県で3代目の墓石職人、字彫りと手磨き施工をとくいとしてます。
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2018年02月23日

日本の三大産地 茨木の真壁石

茨木県の真壁石

6,000万年前に日本の地で誕生した銘石
真壁石は、筑波山からその北に連なる足尾山・加波山の山腹から産出する、石英・長石・黒雲母などからなる白系の花崗岩です。およそ6,000万年も前に生成されたと言われています。世に広くその名を知られるようになったのは、フランスの技師ラリーによって真壁の花崗岩の良質さ(美しさ・丈夫さ)が認められ、墓相でも最も良い石とされるようになりました。近年では、外国産の石材が出回るようになり「変色、艶とび、むら、さび」といった変化や欠点が出ているものが多く見られます。品質的にも、伝統的にも日本の風土には日本の石が相応しいと考えています。

「日本の三大石材産地」中でも最高級の庵治石

香川県高松市の東に隣接する石の里は、山全体が花崗岩の層からなる八栗五剣山にいだかれた牟礼町・庵治町にまたがり、そこから庵治石は産出されています。

庵治石は、日本三大花崗岩の一つとしても知られ、今では、世界でも花崗岩のダイヤと呼ばれて高く評価されている石材です。きめ細かな地肌であるがゆえに風化に強く、磨けば磨くほど艶を増していきます。正式名称は「黒雲母細粒花崗閃緑岩」で、主成分は石英と長石、そこに少しの黒雲母が含まれているため、庵治石には「フ(斑)」と呼ばれる珍しい表情が現れてきます。石材という観点から花崗岩は細目(こまめ)、中目(ちゅうめ)、荒目(あらめ)と分類され、庵治石は細目と中目に分類されており、きめ細かな模様の細目(こまめ)になるほど貴重品として扱われています。また、水晶に近い硬度を持つことも庵治石の特徴です。二百年は彫られた字が崩れたり、赤茶色に変色したり、艶が無くなったりしないといわれているのもこの硬さのおかげです。
ひとつ一つの結晶が小さく、緻密であることから他の花崗岩とは比較にならないほど細かな細工を施すことが可能です。故に、庵治石は丈夫で美しく、文字や模様がいつまでも崩れたり変質したりしないのです。

【斑が浮く】
「斑」とは、よく研磨した石表面に黒雲母が特に緻密に入り、「指先で押さえたような湿り気または潤いを与えたような」まだら模様に濃淡が出ることで、斑が浮くとは石の表面が二重の絣模様(かすりもよう)のように見えることをいいます。この現象は世界の石材の中でも他に類がないとされており、庵治石特有の現象とされています。この希少性、特質から、石材の単価としては世界一と評価されています。

日本の三大石材産地

茨城県真壁町、愛知県岡崎市、そして、庵治石を産出する香川県高松市庵治町が日本の三大石材産地です。 それぞれの産地には特徴があります。

○茨城県真壁町
真壁は稲田御影をはじめ良質な花崗岩を産出し、豊富な石種と産出量を誇っています。

○愛知県岡崎市
千年以上前から石彫品が売られていたといわれる岡崎は、花沢石や足助御影が有名で石目に特徴があります。

○香川県高松市庵治町
そんな有数の産地の中でも、特に最高級石材・庵治石の産地として別格とされるのが、ここ庵治産地です。庵治石は優れた耐久性だけでなく、“斑”という独特の美しい模様を宿した世界に類を見ない唯一の銘石です。日本に留まらず世界に誇る最高級の石材が採掘できる産地です。

石の3大産地 なぜ岡崎は「石の都」なのか

岡崎の石の歴史は古く、豊臣秀吉が城主に任命した田中吉政が、城下町を整備するさいに泉、河内(現在の大阪)から石工(石の職人)を移住させたのが始まりとされています。
(岡崎石製品協同組合連合会編から参照)

戦前の最盛期には、350軒を超える石屋があったそうです。
岡崎は「岡崎みかげ石」の産地で知られ、茨城県真壁町、香川県庵治町と並んで全国三大産地に数えられます。
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