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2017年02月17日
photoscanワークフロー その2 photoscanで使う写真の撮り方
今回はphotoscanで使う写真の撮り方です。
何気にここが一番大事かもしれません。いい素材からでないといいモデルは作成されないですし、ここで変なモデルを作ってしまうと後々の修正作業が膨大に増えてしまうことになります。しっかり素材を撮ることで後工程の作業を最低限にしましょう。
まずはカメラを手に入れるところから始まりますが推奨を見てみると結構お値段が高いものが書かれていますが、正直i-phoneでも全然事足ります。その分枚数を撮る必要がありますが。。庶民的にはソニーのアルファ6000あたりが現状だと安くて素材もいいのが撮れるのかと思います。
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カメラが用意できたら品質を最大にして目的のものを撮影するのですが、
ここから気を付けるべきことは以下のこと
@RAWイメージで撮影してそれをtiffに変換したものをphotoscanの素材に使う
A直射日光はできるだけ避ける
Bベストなカメラ設定を心がける
C目的物を回るように10°づつ素材を撮影する
@RAWだと鮮明にフラットなデータが撮れますし、後で色々調整もできます。RAWを調整してtiffに変換したものをphotoscanにもっていくようにすれば画像の劣化も最低限に抑えられ綺麗なデータを作れます。
A直射日光はPBR素材を作る際に消す必要があります。最初から排除しておけば後工程も楽ですのでできるだけフラットなライティングになっている環境で素材を撮影することを心がけましょう。textureもいっしょに撮影しているんだというマインドを常に持って!
Bカメラの設定ですが、一度撮影を始めてからコロコロ変更するのはNGなので最初にベストな設定を決めてしまいます。外光が差す明るい場所だと
fstop 11f
shutterspped 1/125
ISO 800
あたりが良かったです。
私の場合ハンドホールドでどんどん撮影していくスタイルなのでshutterspeedを早めに設定しています。もし三脚で撮られるのであればshutterspeedを更におそくしてもっとISOを減らして鮮明に撮ることをお勧めします。ノイズが増えるのでISOが800以上なるのはやめたほうがいいです。
C写真が何枚必要なのかということですが、360°全面のモデルが必要であれば360°を回りながら10°づつ撮影しそれを必要な高さに応じて2,3周り撮影するのがベストです。
例えば木を撮影する場合なら
こんな感じで高さに応じて3周りを10°づつ計108枚撮影しました。ここまで撮れば完璧にいいものに仕上がるでしょう。でも正直もう少し中引きしても十分いいモデルができると思います。
とにかく大事なのは
ブレないこと!!ピンとがあっていること!!暗すぎず、明るすぎないこと!!
どうしても暗い部屋で撮影しなければいけないときは別途、光を確保できるソフトライトなどを持参してスタジオ風にするのが一番いいでしょう。このあたりはカメラ撮影の資料を探して参考にしてほうがいいです。
タグ:photoscan
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