わんこの日常

肛門腺癌を取ってから一年

末期癌と宣告されて、毎日薬と皮下点滴をする日々



る〜も分かってるのか？点滴セットを持ってくると

自ら側に来る

元気はあるけど、食欲と体力がない。

好きな物なら食べるけど、それだけじゃ栄養にならん

療法食を食べる時もあれば、臭いだけかいでプイッとすることも

食べなきゃどんどん老衰してくるから、なるべく食べてもらいたい

食欲が落ちてから数日、仕事から帰ると

る〜の様子が少しおかしい。。。

貧血だ！すぐ病院に連れていき、点滴をしてもらう

立ち上がる事もできないくらいぐったりしていた。

朝から夕方まで点滴をしてもらって、家に帰る。

仕事が夜勤の私は、る〜の介護の為に休みをもらう

いつもの場所で横になる、る〜

呼吸が少し苦しそうだった。

鼻を見ると少しゴミが詰まっていた。

それを取り除いたら、少しは楽になったのか、落ち着いてすやすや寝ている。

病院から帰って２時間後、すやすや寝ていたる〜

突然大きく息を吸い込み、動かない。

る〜！る〜！る〜！っと呼びかけながら心肺蘇生するも

一度だけ呼吸をして、そのまま虹の橋を渡ってしまった。



１２歳、まだ若い、もう少し早く発見できてれば。。。

考えるとキリがない。

でも、初めて自分で飼ったわんこ。

思い入れは誰より強い！

涙が止まらなかった。

末期癌と言われてから約一年、る〜は頑張った！偉かった！

そう、自分に言い聞かせ、翌日、火葬の予約をした。

私の両親、旦那の両親も来てくれることになり。

悲しんでる暇がないくらいだった。

火葬場はこじんまりとしていて、る〜に花を添えて

大好きだったボールやおやつも入れて

火葬の扉が閉じた。私はタオルで顔を覆いながら号泣した。

火葬を待ってる間、お昼ご飯を食べに外に出た！

その時、晴れてたはずなのに、雨がパラパラ降ったのだ

それも数秒！る〜がお別れをしてくれたのかな？

そして、戻ると、る〜はキレイな骨になって

骨壺へとおさめられた。

火葬場の人曰く、癌だと骨はもろく、あまり形になってないそうだ。

それでもる〜の骨はキレイに残ってる！

癌は骨までいかなかったんだね！良かったね！る〜！

家に帰り、る〜の写真を飾って、花を添えて



る〜との想い出を振り返り、また涙する。

ありがとう♡る〜♡
る〜のおかげでいろんな出会いがあり
る〜のおかげでいろんな思い出ができたよ！
お空で元気にすごしてね！