2021年06月30日
勝率に重きを置いている
keiさんシリーズ第6弾です。これもよく言われる金言の一つですが、
私も含め初心者の頃はよく勘違いする概念です。相場を単なる勝負事と
勘違いして勝率さえ上げれば、相場で利益を上げる事が出来ると考える
ところから間違いがスタートします。
前のコラムでも書きましたが、相場の世界では全勝することは絶対にあ
りません。よく勝率8割とか謳っている株やFX関係のネット商材を目に
しますが、瞬間的にはあったとしても、長期に勝率8割はあり得ないと思
います。現実の世界では3−4割が良いところではないでしょうか。
ですから本来は、この3−4割の勝率の中で、どうすれば利益を生み出せ
るのかを考えるべきなのですが、特に初心者の場合は精神的にロスカット
を嫌う為、どうしても勝率に目が行き易いという事になります。
又、利益についても、どうしても毎日の勝ち負けに(特にディトレの場合)
こだわってしまいがちですが、利益は毎日でもなく、毎月でもなく、年間
で利益になればOKくらいに考えるべきでしょう。その方が毎回の取引に
余裕が生まれて、つまらない手を打たなくて済むようになります。
ここでしつこいくらいに繰り返しますが、相場は勝率ではなく、一連の取
引の中で如何に利益を上げるかが大切で、1回1回の取引に余りこだわる
必要は無いという事です。手法的には一連の取引が損小利大になっている
事が、一番重要という事です。
勝率にこだわる初心者の段階から、経験を積んで多少利益の出る中級者の
段階になると、余り勝率にこだわっていない自分に気付くと思います。無
意識に体が反応してロスカットできるプロの領域になると、勝率はほとん
ど意識されなくなります。プロの世界は、一連の取引の最後に利益が出た
か出なかったかという結果が全てで、取引過程は反省の材料にはなります
がそれだけの事です。
勝率にこだわっている内はまだまだ初心者で、自分のトレード手法の精度
と広がりを自ら狭めていると、反省すべきと思います。
それでは又。
【相場師朗】のショットガン投資法
紫垣デイトレード塾
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