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2018年08月13日

書評−花精の舞



久々の書評、しかも全く株式投資には関係の無い本。でも本当は少し
あります。と言いますのは、作者の波多野聖は国内外のファンドマネ
ージャーの経験者で小説家、作品には「銭の戦争シリーズ」「メガバ
ンクシリーズ」等それこそ経験を生かした経済物が沢山あります。
私も実は最初に出会ったのが銭の戦争で、すっかり嵌ってしまいまし
た。時代設定や登場人物に魅力を感じました。

今回の「花精の舞」は大正時代の良き日本を背景とした物語ですが、
特に株や金融に特化した内容ではなく、どちらかというと美を意識し
た作品と言えます。表紙も女性的で波多野氏もこんな乙女チックな作
品も書くのかと一瞬疑いましたが、とんでもありませんでした。美に
対する追求と当時の上流階級の人達の生活、心情、そのようなものが
キラキラと描かれています。正直、何度も胸が詰まりました。

話は比丘尼(主人公の綾)の回想から始まります。能楽家の次女として
生まれ、女性禁制の能楽師を目指し、すさまじい修行の日々の中で、
盟友の重光伊織、高見友則と出会い、青春の日々を過ごす。しかし、
楽しい青春の日々は続かず、重光商会の父伊之助の死去に伴い伊織の
心が不安定になり、友則との付き合いをするようになるが、伊織への
思いは深く、伊織の希望で英国で暮らすようになる。

英国での生活で絵画を通じて、後々の人生の先輩ともいえるパリ在住
の嵯峨野侯爵夫人浪子と知り合い、夫人のホテルで生活を共にするよ
うになる。それからは夫人を通じて、美術品、美術家等、美の世界の
作品や、人脈、鑑識眼等に磨きをかけていく事になる。

その間、浪子夫人と高見友則の恋愛や日本での不況による重光商会の
危機などいろいろな展開が続くが、如何にして上流階級夫人となった
左近綾が、日本に戻り比丘尼となったのかは読んでのお愉しみとしま
しょう。

私がこの本を読んで感動した部分は、大きく分けて2つありました。1
つは比丘尼の法話の後で、自分は子供の頃から不幸の連続で生きていて
、生きる意味が分からないといった質問に対して、比丘尼がそれでも
「心は自由よ」と言ったこと。

それと比丘尼の最後の回想部分で、「この世は歳月というものが主役、
私たちは歳月の中で泡沫のように生まれ流れ消えていく。自分という
一瞬で永遠の美を感じ取る事ができれば、幸せな事ね」
上手く言い表せないが、心に響いた。 それでは又。

花精の舞

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43年勤めた会社を退職し、趣味でやっていた株式投資三昧の毎日。そんなに贅沢し美食したわけでもないのに、50歳から痛風予備軍と高血圧症。長年の医者通いにうんざりし、医療費節約も兼ねて、薬の個人輸入を始める。
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