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Y.Kitashiro
豊かな観光資源と自然に恵まれた港町・函館。まだ訪れたことのない人も、また行きたいと思っている人も、もっと街を楽しめるディープ?な情報を発信中!
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2018年01月06日

冬の北海道らしい大型野鳥が道南にも!

だいたいにおいてそんなもんです。

何がって?

怪ペースで真冬日を数えていた函館の冬2017-2018、

年内17日は北海道中の観測地点173か所を見渡しても

トップの出現率(平年比)でしたが、年が明けて一転、

気温は平年並みに戻り、現時点で最初の真冬日は1/10の見込み。

積雪もアメダス上は13cmですが、ブログ主自宅の付近では

積雪ゼロで道は乾いています。

もちろん凍結した状態で残雪は見られますが、ほぼ雪のないお正月に

近い状態になりました。

気圧配置って大事ですね。

さて、きょうは函館でもっとも人気の温泉地、湯の川温泉、よりも

5キロほど東にある汐泊川に行ってきたときの話を。

汐泊川は函館市内では大きめの川のひとつですが、川幅20mぐらいの

二級河川です。

170825toiline_shiodomari.JPG

↑以前、未成線・戸井線の痕跡を紹介しました

河口にはかもめがいっぱい!

千羽以上は確実に集まっています。

1年じゅういるオオセグロカモメ、ほぼ1年じゅう居座ってるウミネコのほか、

冬になると北から渡って来るそれ以外のカモメもかなり混じっています。

180103kamome5.JPG

↑カモメの群れ

180104mitsuyubikamome4.JPG

↑ミツユビカモメという小型のカモメも混じっています。真ん中の大きいのがオオセグロカモメ。別の種類です。

また、この川にもそれほど多くはありませんが、鮭が上ってくるので、

北海道らしい大型の野鳥が待機しています。

まずオジロワシ。

180103ojirowashi08.JPG
180103ojirowashi13.JPG

そしてオオワシ。

180103oowashi3.JPG

道東や道北にいけば珍しくない大型の猛禽類ですが、

道南まで餌を求めて南下してくるようです。

オオワシは11月に一度函館山上空を飛んでいるのを見ましたが、

それよりもずっと近い場所にいました。

オジロワシ、オオワシの観察の名所は八雲の遊楽部川ですが、

それよりもまだ小さな汐泊川でもこの時期、出会うことが

できるようです。

おっと、ワシを見に行く途中で、こんな出会いも。

180104fox1.JPG

JR函館駅から約10kmの場所は意外と「北海道」みたいです。



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2017年12月21日

冬の五稜郭をライトアップ→五稜星の夢(ほしのゆめ)

厳寒が続いています。

その中でも函館市の積雪は12/21時点で30cm。

札幌が27cmでここのところ上回り続けています。

真冬日(1日の最高気温が零下)も

12/20までで13日。

12月の20日間で12日も!

過去5シーズンの真冬日日数は

2016-2017→19日、2015-2016→25日、2014-2015→20日、

2013-2014→32日、2012-2013→45日…

5年前のシーズンに迫る怪ペースのようです。

いったい本来「真冬」の1月下旬はどうなっているのでしょうか?

さて、12/12の大雪の翌日、函館4大イルミネーションの中で、

唯一「有料系」のライトアップイベント。

五稜郭公園の「五稜星の夢」(ほしのゆめ)を見に行ってきました。

「有料系」と書いたのはやはり、五稜郭タワーに登らないと

雰囲気が味わえないからです。

ライトアップは午後5時から。

午後5時になると、展望台の入場料が10%OFFの810円になります。

ここは注意ポイントですね。

もちろん早めに入場して、ライトアップの瞬間にいい場所を取る、

という考え方もありますが、まあそこまでのスーパービューではありません。

昼間の雪の五稜郭もなかなか雰囲気があるので、

昼間に行けなかったらライトアップ時間帯に行っても幻想的…

そのぐらいのインパクトのような気がします。

↓夜景撮影の際はガラスの写りこみに注意。コンデジのズーム広角21mmでこんな感じ。
171213stardream.JPG

↓意外とiPhoneでもけっこう写るので…室内からの夜景撮影達人以外は三脚不要かも…。
171213stardream2.JPG

※ライトアップ時間は17:00〜20:00、期間は2/28まで。

↓昼はこんな感じ。
170113goryokaku3.JPG




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2017年12月12日

駅前ビル、キラリスの「回転寿司 根室花まる」

ことしの寒波は全国的なもののようですね…。

北海道だけではないようです。

北海道の中ではかなり暖かいほうの函館も、

連続真冬日(1日の最高気温がマイナス)という流れの中で、

積もった雪は融けない、なんとなく雪がちらついている日々が

10日近く続きましたが、11日には半日の雨で

ほとんど雪がなくなりました。

が、12日は前夜半からすっかり真冬に逆戻りで

半日で積雪10センチぐらい軽く達成しそうな雪降りと化しています。

津軽海峡は雲の通り道となりやすいので、

ほんとうに天候が変わりやすい街です。

さて、今回はしばらく観察していた件で

ようやくブログに書こうと思う話題です。

函館駅前で夕食を摂る場所が少ない、という声を観光客から

よく聞きます。

いや、海鮮居酒屋は多いんですよ。

それ以外となったときに、ラーメン屋さんぐらいしかありません。

函館市民の多くは飲みにいくとしても、駅前、松風町、よりは

本町へいく人たちが多いようで。

せっかく駅前に新しくたった「函館キラリス」にも1年以上

チェーンの「プロント」だけで、さっぱり人が寄り付かない時期が

長く続いていました。

171110logo.JPG

ところが10月なかばにビルの地下に

「回転寿司 根室花まる」がオープンして、

少しだけ人の流れが変わりました。

171020hanamaru2.JPG

根室が本店の回転寿司チェーンですが、

東京・丸の内や札幌駅前の店舗はかなり人気のようです。

171020hanamaru4.JPG
↑他では見かけないメニュー、タラバのふんどし(腹肉)というのがあります。

何より営業時間が夜の10時まで、というのがポイント高いんじゃないでしょうか。

朝市の海鮮丼はもう夕方には閉まっていますから、

選択肢の少なさを補う意味ではありがたいオープンなのでは?と思います。

171020hanamaru1.JPG

あくまでジャンルは回転寿司ですが、北海道近海のネタを意識しているぶんだけ、

お値打ち感がありますから、このチェーンを体験したことのない人には、

オススメです。

最初はどちらかというと函館直結ではなくて道東の食材が主力なので、

地元的にはどうなのかと思いましたが、市民の評価も低くはないようです。

函館のお店は地元志向と観光客志向が割とはっきり分かれているだけに

地元ではないけど北海道なお店がどこまで人気を博すか、

個人的にもちょっと注目しています。

171201pronto.JPG

ちなみに全国チェーン展開のプロントは夜23時まで営業。帰りの足を気にして楽しんでくださいな。

171211pronto.JPG

↑根室花まる、とは5%OFFのコラボ、だそうです



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2017年11月30日

寒さ厳しいだけに夜景観賞は情報収集をお忘れなく!

うーん。寒い。

函館、寒い。

北海道全体で寒い。

11月なのに一時は積雪26cmまで行きました。

171125snow.JPG

1日2日気温は平年並みに戻り、雪は融けましたが

11/30は再び真冬日(1日の最高気温が零度以下)に。

最高気温がマイナス1℃。雪がちらついていますが、

気温が低すぎて積雪には至りません。

マジで最初だけだと思いたいんですが。

また次の日曜から火曜まで少しだけ緩んで、

真冬並みに戻るとか。

そんな中、気になったのが旅行の素人さんたち。

なにしろ北海道の中では温かいとはいえ、初冬の北海道です。

↓次の写真は函館山ロープウェイ山麓駅へ向かうバスを待つ行列。

171125bus4stop.JPG

夜景を見に行くわけですよね?

ある雪の日、並んでいる人に聞いてみました。

「夜景、見れそうですか?」

すると若い女性のグループでしたが、

「わかんなぁい」

つまり。

せっかく函館に来たんだから、行くだけ行ってみようか。

そういうことなんですね。

幸いにもこの日は雪が降っていましたが、夜景はまったく見えない

ということはなく、ぎりぎりセーフ?という夜でした。

それがどうしてわかるかというと

↓ライブカメラの画像が送信されているからです。

函館山ロープウェイの公式サイト→ライブカメラ

ただし、これは自分で確認しないといけません。

(駅前にいるなら函館駅の横から山頂展望台が見えるかどうか確認するほうが手っ取り早い、とも言いますが)

170605nightviewornot.JPG

バス代を払って、わずかな可能性に賭けて、往復1280円のロープウェイ料金を払って、

「なんだ、がっかり」を函館のせいにされても困るわけです(笑)。

夜景を見に向かう前に天候の確認はお忘れなく。

ときどき気にして見ていますが夜景ニーズは平日と週末で雲泥のようで、

月曜夜のロープウェイ行バスはガラガラでした。せっかくですからね。

171127bustorpwy.JPG

さてさてロープウェイの点検が終了して2回ほどロープウェイを利用して

昼の函館山に登ってみました。

珍しく10時の始発に乗ろうとしたらガラガラでした。

171127ropeway.JPG
171116AM0958.JPG
171116ropeway.JPG
171127snowcityfrm.JPG

積雪がある日の昼の函館市街はこーんな感じ。函館山から見る冬景色も

いいもんです。

ぜひぜひ天候をしっかり確認して、楽しんでいただきたいと思います。

おっと、明日からクリスマスファンタジーが始まるんでした。(12/25まで)

171120hkdt_cfan.JPG

ま、恒例のでっかいクリスマスツリーの点灯も見てやってください。




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2017年11月21日

参った参った1月下旬並みの寒さ…

いやあ、案の定。

別にことしは暖冬だ、と書いたわけでなく、

暖冬予報が出ている、と書いただけなんですが。

積雪もないのに函館山登山道路はスケジュール通り閉鎖になった、

というそういう内容を書いたつもりでした。

すでにニュースになっているように全国的に寒波が到来し、

北海道以外でも降雪・積雪が見られたようです。

11/20の公式観測データでは、函館の最高気温0.3℃。最低気温-4.8℃。

11/21は正午時点で最高気温-0.6℃、最低気温-2.8℃。

ほぼ真冬です。積雪は11/20午前8時時点で10cmで、翌日は積雪0cmとなって

いますが、この気温では融けません。

11月なのにキク〜!という感じの寒さになりました。

あわてて詳細な函館の平年気象データを調べてみたのですが…。

あくまで平均値で最低気温が0℃を下回るのは11/24が平年。

最深積雪が10cmに達するのは12/25、最高気温が0.3℃まで下がるのは1/24となって

ます。1月下旬並みの寒さ。平均値ベースで函館の1日の最高気温

がもっとも低いのは例年1/24-31で0.3℃。

最低気温は例年1/26-2/2で-6.8℃。最深積雪の平均値は2/7-2/19で

28cm。最深で平均というのがクセモノですが。

それにしてもこの寒波によけい「ことしは暖冬なんじゃないの?」

と思うのですが(笑)。

17年の夏も7月からこんなに暑くて…と言っていたら、

知らないうちに夏は終わりました。

そんなもんです。タフに過ごしましょう。

冬景色な写真ってなかなか撮りづらいですよね。

これは11/20午前の函館山。

171120mth.JPG

これで、吹雪で視界不良では写真になりません。晴れてから撮影。

積雪10cmならこんなものでしょう。

さて、前からある理由で「雪が降ったら一度、大沼に行っておく」

と心に決めていたので天気予報を睨みつつ、行ってきました。

171121oonuma1.JPG

気温は上がらないが「晴れ」ということだったので。

さっぱり晴れていません。そんなもんです。

171121oonuma2.JPG

晴れても駒ケ岳には雪雲がかかっていてさっぱり。

観光客はまばらですが、アジア系の人たちが雪で喜んでいました。

171121oonuma3.JPG
171121oonuma4.JPG

観光案内所の温度計は11/21午前10時半。いやあ11月はまさに閑散期です。



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2017年11月15日

ことしは暖冬予報が出ていますが、どうなるでしょう?

しかし、函館は天気が読めない街です。

風も強くてころころ天気が変わります。

前回更新のあと、自分のシナリオだと紅葉が終わり、

遅い初雪が降って、寒いながらも小康状態…というのが予想でしたが、

結局初雪は平年より10日遅い11/13。

しかも未明のみぞれが初雪認定でその日の最低気温が

ブログ主最寄りのアメダスで0.5℃。

なんやそれ。誰も気づかない初雪でした。

遠くの山にうっすらと白いものが見えた程度の雪。

でもって、翌日の最高気温が15℃、最低気温が8.5℃。

まるで夢の中の初雪。

平年の積雪(降ってもすぐに融けない)が11/12ですから、

すっかり過ぎています。

この時期の話題は「タイヤの履き替え、済んだ?」

さすがに今週の後半は雪マークが出ていますが、

途中で雨が雪に変わるかも的な

東京の雪みたい。

北海道の雪は降るときはきっちり降るもんですけどね。

それが「暖冬」なのでしょうか。

171114tozandourostop.JPG

函館山の登山道路も初雪・積雪を待たずして閉鎖になりました。

そのかわりロープウェーは無事復活しています。

なんか寒いだけで中途半端な季節、11月です。

観光客も北海道全般では11月がもっとも少なく

12か月中最下位。まあ函館の11月は12か月中8位なので、

それでも北海道の中では暖かい、ということらしいです。

紅葉が終わると特にイベントがなく、

12月になると始まる観光名所のイルミネーションイベントを

待つばかり。

(恒例のはこだてクリスマスファンタジーは12/1から)

151224kaiko1.JPG

そんな函館の晩秋・初冬ですが、実は一般的ではありませんが、

ことしは自分にとって隠れたお楽しみがあったんですね。

まあ、時間のない観光客には不向きなお楽しみですが、

時期が来たら紹介してみようかなと思っています。




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2017年10月30日

函館にも緩やかに冬の足音…

函館もとうとう1日の最高気温が2桁にとどかない季節がやってきましたね。

季節の移り変わりも意識していないと、

「寒くなったなァ」止まりで。

紅葉に雪、なんてシーンも光の入り方によっては、

ファンタジーですけど、だいたいにおいて雪は

鉛色の空から落ちてくるので、なかなかそういう場面には出会いません。

171025mth348.JPG

さて、函館山登山道路の閉鎖ですが

例年11/12とされています。

これも格別深く考えないわけですが、気温の低下をきっかけに

気象的な平年データを調べてみました。

函館のデータは

初霜10/19(ことしは10/14)

初氷10/28(ことしは10/30時点で未結氷)

初雪11/3(ことしは10/30時点で未降雪)

初冠雪=横津岳10/25(ことしは10/24)

初積雪11/12

初長期積雪=根雪12/16

こんな感じです。

つまり登山道路の閉鎖は平年の積雪時期にあわせてあるわけですね。

可能性としては初雪=初積雪も否定しませんが、だいたいにおいて

初雪は降っても積もりません。

また積もってもそれが融けなくなるまでは1か月以上かかることがわかります。

ちなみに札幌の平年データは、初霜10/25、初氷10/27、初雪10/28、

初冠雪=手稲山10/16、初積雪11/8、初長期積雪12/4で

函館のデータとはかなり差があります。

主要都市の中で冬になるのがもっとも早いのは旭川市。

函館は室蘭と並んで北海道の中でも冬の厳しさはかなり穏やかだと言えます。

ちなみに長期積雪=根雪が消える平年データは、

室蘭3/6、釧路3/12、函館3/13、帯広3/21、網走・札幌4/3、稚内4/4、旭川4/8

という順番です。

↓函館公園の紅葉(17/10/25)
171025contrasthp2.JPG
↓見晴公園の紅葉(16/11/17)
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2017年10月20日

函館山ロープウェイただいま休止中


函館山の山頂を目指す観光客ならその7〜8割?は利用する

函館山ロープウェイが法定点検のため、ここ1か月ほど

休止中です。

171016rp_maintanance.JPG
171020ropeway_tenken.JPG

その情報を知らずにロープウェイ山麓駅まで行ってしまうと

登山バス待ちになりがっかりです。

大部分の人たちは夜景が目的と思いますが、

昼間の函館山登山バスは午後1時過ぎからの運行。

(始発は函館駅前)

ちょっと不便ですね。

171020tozankisei.JPG

自家用車も夜景の時間帯はNGなので、

柔軟なスケジュールを組んでおかないと、天候以外の要素で

あの絶景を見ることができなかった、ということになりますから

事前の情報収集は怠らないようにしてください。

(登山道路自体が降雪のため早めに通行止めになる可能性アリ)

あくまで自分のアンテナが基準ですが、あまり告知はじゅうぶんでないような

気がします。

ちなみにこの季節、昼間の徒歩登山もオススメですが、

最高気温がやっと2桁な日々も多いので、こちらは防寒対策を万全に。

紅葉のほうは函館山、あんまり紅くなる樹々が多くないので、

(その前に雪が降ります)

そっちの期待はあまりしないほうがいいかも。

171019senjojikitsukimidai.JPG
10/20千畳敷より市街地を撮影。手前の樹々が微妙に色づいたこの感じで雪の季節に突入します。



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2017年10月14日

戸井線遺構…古きをたずねて〇〇を知る…

遺構はある程度整備された史跡とは違い、

観光には適していないわけですが、廃墟ファンは

逆にその部分に魅力を感じるわけです。

有名になって上陸も可能になった長崎県の軍艦島などはその代表例でしょう。

070727gunkan.jpg
長崎県の軍艦島遠景

その道には特には詳しくありませんが、同じように見える廃墟でも

単に古くて朽ち果てただけじゃないそれぞれの魅力が

あるような気がします。

函館山の軍要塞は終戦後、進駐軍に破壊されたせいもあり、

接近できる場所もありますが、崩落の危険性があり、

内部の観覧はできず、立ち入り禁止となっています。

171013senjojikihoudai.JPG
↑函館山の千畳敷砲台跡。立ち入り禁止の表示がずいぶん奥にあると思って見たら「野生動物にエサをやらないでください」キタキツネが出入りするのかも

こういった構造物を整備するのは自治体としても

難しいからです。

170825toiarchbridge.JPG

戸井線としては前回紹介したこの汐首付近の

アーチ橋が有名ですが、その先に他に2か所ほど

同じようなアーチ橋が存在しています。

170905toiline_setarai.JPG

どうやら戦後補強の手が加えられたようで、

風格の面では最初に紹介したもっとも西寄りのものには

劣ります。

それよりも

「え?まだあったんだ」と思ったのが、戸井へ向かう汐泊川

にかかるこの橋脚です。

170825toiline_shiodomari.JPG

1970年代には同じような遺構が湯の川温泉を流れる

松倉川にもまだ存在していましたが、いまではその名残すら

見つかりません。同じような橋脚がいまだに健在なことに

少し驚きました。住民生活に危険を及ぼさないということで

放置されているのでしょう。

汐首灯台の登り口にも戸井線の遺構が残っていますね。

170825shiokubitodai.JPG

トンネルも残っています。

170825toiline_1.JPG

戸井線の建設は多くの強制労働の犠牲の上に成り立っていた

と聞きます。歴史ロマンだけが観光資源ではないとすれば、

函館山の要塞跡同様、こうした未成線の遺構にも

もう少し光が当たってもいいような気がしました。

明治維新から来年で150年。それと比べれば

たかだか70年前の歴史ですからね。

171010toi_map1.JPG

↑戸井線で予定されていた駅は(五稜郭)→東五稜郭→湯の川→

銭亀沢→渡島古川→石崎→小安→汐首→×→(弁財)→(戸井)

×印の瀬多来付近で工事は中断。再開されることはありませんでした。



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2017年10月04日

函館市内に残る「未成線」の遺構

過去の歴史を振り返って、たらればを言うなら

キリがないかもしれません。

函館市内から国道278号線を恵山方面に進むと、

山が海に迫っている場所が多くあります。

これが海岸段丘という程度ならよいのですが、

急傾斜地でガケ崩れのリスクのあるとすれば、

住宅地としての発展性はありません。

実際ところどころに傾斜地の危険を表示する看板が立っています。

その海岸沿いに戦時中、鉄道を引く計画がありました。

戸井線です。

170825toiarchbridge.JPG
↑いちばん有名なのは戸井地区汐首付近のアーチ橋の遺構

青函航路が危険にさらされた場合の回避ルートとして

函館港から五稜郭〜湯の川〜戸井、そして青森県の大間へと

輸送路を確保しようと計画されたものの、戸井まで

あと一歩のところまで進んで、結局は物資不足で

完成しなかった未成線の痕跡です。

実は北海道と本州がもっとも近い場所が、この戸井地区の

汐首岬と下北半島の大間なんですね。

170825shiokubi1.JPG

戸井線は完成しませんでしたが、のちの青函トンネルを

計画するにあたり、龍飛(青森県外ヶ浜町)〜吉岡(北海道吉岡町)ルートと、

この汐首〜大間ルートが比較検討され、地質など工事の難易度を比較して、

龍飛〜吉岡ルートが選択された、経緯があるぐらいです。

もしも青函トンネルがこっちを通っていたら、函館市内のど真ん中を

北海道新幹線が走っていたかもしれません。

ただ、この戸井線には強制連行などの暗い歴史もあり、

国道沿いの高台にひっそり残るその残骸は、崩落のリスクと天秤に

かけながら、少しずつ消えていく運命にあるようです。

なお、戸井線の市内中心部ルートは道路(本通冨岡線)や

サイクリングロードに転用されていて、

遺構の名残が見られる場所はほとんど残っていないようです。

171002ryokuenst.JPG
↑緑園通り(サイクリングロード)の終点、湯川3丁目付近。けっこう劣化して凸凹で走りにくいです。


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